映画「星の子」が2020年に公開されることになりました。
原作者は「むらさきのスカートの女」で第161回芥川賞を受賞した今村夏子さんです。
今回映画化となった「星の子」も第157回芥川賞の候補で第39回野間文芸人賞の受賞もしています。
さらに、本屋大賞にもランクインしていて大変人気のある作品です!
ここでは原作のネタバレ・あらすじ、キャストのことなど色々と探ってみたいと思います。
Contents
原作のネタバレ・あらすじは?映画「星の子」のキャストは?
まずは「星の子」のネタバレ・あらすじをかんたんにご紹介します。
映画『星の子』本日よりクランクイン!キャスト、スタッフ一同、寒さに負けずがんばって参ります。#星の子#芦田愛菜#大森立嗣#今村夏子 pic.twitter.com/XMmWA87Xt5
— 映画『星の子』公式 (@hoshi_no_ko_jp) December 21, 2019
ネタバレ・あらすじ
主人公のちひろは中学校3年生の女の子です。
優しいお父さんお母さんの愛情に包まれて育てられてきましたが、ちひろの両親は、ちひろが生まれた時に患った病気を奇跡的になおしてしまったあやしげな「宗教」にハマってしまっていました。
思春期に突入していたちひろは今まで何も疑問を感じていなかった自分と両親を取り巻く世界に初めて疑問を感じ始めていました。
そしてその「宗教」が原因となり、ちひろと家族の絆は次第に壊れていきますが…。
主人公・ちひろ役 芦田愛菜さん
いわずとしれた天才子役の芦田愛菜さん。
名前 | 芦田愛菜 |
出身 | 兵庫県西宮市 |
生年月日 | 2004年6月23日 |
代表作 | マルモのおきて |
本作の主人公・ちひろと同い年とのことなのでもう15歳なのですね!
時が経つのは早いです…。
芦田愛菜さんは5歳の時に出演したドラマ「Mother」での名演技で注目され、その後「マルモのおきて」で鈴木福君とともに連続ドラマの初主演を飾りました。
まだ小さいのに抜群の演技力でしたよね!
第34回日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞した「ゴースト もういちど抱きしめたい」をはじめ、最年少で第54回ブルーリボン賞にて新人賞を受賞するなど、数々の賞を受賞されています。
2013年公開の「パシフィック・リム」ではついにハリウッドデビューも果たしています。
また、最近では声優としても活躍されるようになりNHKの連続テレビ小説「まんぷく」では、史上最年少で「語り」を担当されています。
アニメ「海獣の子供」では主役の声を演じ、ハリウッド映画「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」の吹替などにも挑戦されています。
「星の子」の考察や解釈は?みんなの感想は?
「星の子」の考察・解釈
ちひろの両親が宗教にハマってしまった根本の原因が愛する子供の病気を治すためだったというのがなんとも複雑な思いですよね。
人は心が弱っているときに手を差し伸べてくれるものに対して心理的に「信頼」を持ってしまいます。
ましてや本作では、たまたまちひろの病気も治ってしまったわけですからその「信頼」は絶対的なものに変わったのではないでしょうか。
愛情が深いならなおさらですよね。
そうして宗教にハマり、力を注ぎ始めた両親の姿はハタから見れば異常な光景だったと思います。
でも、物心つく前からその環境のちひろにとってはあたりまえの日常風景だと信じていて何も感じないのですよね。
それでも思春期に入り成長したちひろはそれがおかしいと気づいてしまう。
愛情をいっぱい注いでくれる大好きな両親の信じているもの。
大好きな人たちが信じているものは信じたい。
でもちひろの状況では難しいですよね…。
「信じる」ということについて今一度考えさせられる作品だと思います。
「星の子」の感想
「星の子」は宗教というなかなか難しい題材を用いていますが、それを真正面から取り扱うのではなくあくまで一人の少女の成長を通して、少女の視点から描かれていて興味深いです。
みなさんはどんな感想を持っているのでしょうか。
調べてみました。
今村夏子さん著『星の子』を読みました。
子供の視点で語られる、大人が書いた物語。でうまれる、語られないことで語られる、余白。
今村さんの小説はどこか不穏で暴力的で残酷で、ざわざわするから好き。— 375 (@mnkishr) December 25, 2019
今村夏子さんの『星の子』読みました。
『むらさきのスカートの女』も読みたかったのですが、単行本だったので💦不思議な世界観に引き込まれて、一気に読み終わりました。
すごく映像が頭に浮かびやすい文章でした。
ラストシーンのざわざわする感じがなんとも、、#星の子 #今村夏子 #芥川賞作家 pic.twitter.com/nLCYi5IWqa— 木村 夏子 (@Natsuko_Kimura) December 25, 2019
今村夏子の『星の子』読了。独特のリズム感と居心地の悪さ、ザワザワする感じやはり最高に好き。これで全ての今村作品を読んでしまった……
— ふじはや (@Sbsoyokaze) December 26, 2019
いい意味でのようですが「ざわざわする」という意見をいくつか見つけました。
確かにファンタジーな世界ではなく「隣近所で実際に起こっていてもおかしくない」と思えるような現実味を帯びたあらすじですので、そういった意味では他人事と思えないようなこの「ざわざわする」という表現は私も同意見ですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本作は芦田愛菜さんにとっては実に5年ぶりとなる実写映画での主演作とのことです。
彼女は「ちひろ」の役作りのため、髪をバッサリと30㎝以上もカットして臨んでいます。
主人公ちひろ役の芦田愛菜さん、バッサリ髪を切ってクランクイン!撮影現場からホヤホヤの写真をお届けします‼️#芦田愛菜#星の子
監督 #大森立嗣
原作 #今村夏子 pic.twitter.com/hkyoeNIk8Y— 映画『星の子』公式 (@hoshi_no_ko_jp) December 22, 2019
並々ならぬ気合が感じられますね!
公開日はまだ未定のようですが、今からとても楽しみですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。
コメントを残す