石橋蓮司さんが18年ぶりに主演をつとめるということで話題の映画「一度も撃ってません」。
石橋蓮司さんといえば、コワモテな外見を活かした悪役など、名バイプレーヤーのイメージが強いですよね。
そんな石橋蓮司さん主演の「一度も撃ってません」、一体どんな作品なのでしょうか?
Contents
映画「一度も撃ってません」はどんな映画?
阪本順治監督と脚本の丸山昇一さんが9年ぶりにタッグを組んで制作した本作。
阪本順治監督は、「どついたるねん」「半世界」「エルネスト」など、一人の男の生きる姿を描いた作品に定評があります。
丸山昇一さんはテレビドラマ「探偵物語」の脚本家として知られています。
ハードボイルドな世界観を描かせたら右に出るものはないと言われているほどの作家です。
この二人がタッグを組み作られた「一度も撃ってません」、邦画ファンにはたまらない作品になる予感がします!
新作「一度も撃ってません」
キャストだけ見ると、さしずめ
「日本のアイリッシュマン」
字に起こすと、自分でも何言ってるのか分からなくなってしまいますが。#痛快J太郎— 香西 季樹 (@IconTakeshi) December 4, 2019
丸山昇一さん脚本でこのテイストはめちゃくちゃ楽しみ。https://t.co/mTotZVs6Z4
— 足立紳 (@shin_adachi_) December 4, 2019
この作品は、阪本監督が原田芳雄さんの遺作となった「大鹿村騒動記」を撮ったあとに「原田さんの次は、石橋さん主演の映画を撮ろう」と盛り上がったのがきっかけで作られたそう。
そして、石橋さんが主演なら、ということで大物俳優たちが名乗りを上げ、豪華キャストが集結することとなりました。
制作側の愛と熱意が感じられるエピソードに期待が高まります。
映画「一度も撃ってません」あらすじは?
主人公は市川進、74歳。
ハードボイルド気取りの、今となっては時代遅れな作家です。
昼間は奥さんに尻に敷かれタジタジ…。
しかしこの市川には、作家とは別の裏の顔があるのです。
それは、殺し屋。
市川の旧友・石田和行からの依頼で殺しを請け負う伝説の殺し屋《サイレントキラー》として暗躍しているのでした。
でも本当は、市川自身はターゲットの行動をリサーチするだけ。
実際に手を下しているのは、仲間の今西友也という男でした。
そんなある日、石田は中国系の殺し屋に命を狙われてしまい、つながりのある市川にも危険が迫ります。
一方、市川の妻・弥生は、市川行きつけのバー「Y」へ向かいます。
そこで市川と昔からの知り合いである女性・玉淀ひかるに、市川との仲について問い詰めます。
弥生は、夫・市川の浮気を疑っていたのです…
市川に迫る危機、自分は本当は殺していないという秘密、不倫を疑われるような関係の女性の出現…これらが複雑に絡み合い、シリアスなのに笑えるハードボイルドコメディとなっています。
タイトルが主人公の秘密のネタバレとなっている本作。
市川が「一度も撃ってません!」と秘密を打ち明ける瞬間があるのでしょうか?
お話とタイトルがどんなふうにつながるのか、楽しみですね。
映画「一度も撃ってません」キャストは?
石橋蓮司さん 市川進役
#阪本順治 監督最新作
映画『#一度も撃ってません 』
情報でましたね!#石橋蓮司 #岸部一徳 #大楠道代 #桃井かおり #佐藤浩市 他、役者の皆さんの芝居や想いが凄かった、、、今後、色んな裏話をしていこうと思います!劇場公開がたのしみです!https://t.co/FShxCePogR pic.twitter.com/pIRxtfHJT5— 原田満生@映画美術監督 (@smoke_web) December 4, 2019
主人公・市川進を演じるのは、石橋蓮司さん。
日本映画界に欠かすことのできない名バイプレーヤーです。
芸歴は長く、中学生の頃劇団若草に所属してから数多くの舞台作品に参加しています。
蜷川幸雄さんらと劇団を旗揚げし精力的に活動されていました。
映像では、深作欣二監督、市川崑監督、三池崇史監督など、著名な監督に多数起用されています。
岸部一徳さん 石田和行役
友人である市川に殺しの依頼をする石田和行を演じているのは、岸部一徳さん。
現在では石橋さんと同じく名バイプレーヤーのイメージが強い岸部一徳さんですが、もともとは「ザ・タイガース」のメンバーで、ミュージシャンとして芸能界デビューしています。
俳優の岸部四郎さんは弟、息子の岸部大輔さんも俳優・ミュージシャンとして活躍しています。
大楠道代さん 市川弥生役
この季節にみたい「ツィゴイネルワイゼン」人工美の極致である。野生的でつかみどころのない原田芳雄と、周子役の大楠道代の怪しげな魅力も光る、映画作家鈴木清順の美学が凝縮されたような作品。https://t.co/QqQT0tdDku pic.twitter.com/ScwlLjD452
— VOGUE JAPAN (@voguejp) April 2, 2016
市川をタジタジにさせてしまう気の強い妻・弥生役を演じるのは大楠道代さん。
日活にスカウトされ、その後大映と契約し数々の映画に出演してきた昭和のスター女優です。
「一度も撃ってません」の監督である阪本順治監督作品の常連でもあり、「団地」「大鹿村騒動記」など近年の阪本作品にも重要な役で参加しています。
桃井かおりさん 玉淀ひかる役
市川と旧知の女性で元ミュージカル女優の玉淀ひかるを演じるのは、桃井かおりさん。
阪本順治監督作品にははじめての参加となるそう。
舞台やテレビドラマで活躍してきた女優さんですが、映画監督や、近年ではジュエリーデザイン、雑誌の創刊など、多方面で活動しています。
SK-IIなど、化粧品のCMも印象的ですね。
まとめ
映画「一度も撃ってません」は、2020年4月からTOHOシネマズシャンテなどで全国公開されます。
予告動画の公開も待ち遠しい作品ですね!
重厚なキャスト・スタッフが繰り広げる「笑えるフィルム・ノワール」をお楽しみに!
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