「風の電話」という実在の電話ボックスを知っていますか?
2019年夏の24時間テレビでも紹介され、話題となりました。
映画「風の電話」は、「天国につながる電話」として一躍有名になった、岩手県に実際に設置されている電話ボックスをモチーフにした作品です。
2020年1月24日に公開される「風の電話」。
一体どんなお話なのでしょうか?
実際の風の電話にまつわるエピソードもご紹介していきます。
Contents
映画「風の電話」ってどんな話?
「風の電話」とは?
ガンで亡くなった従兄弟と、その奥さんやお子さんがつながりを持てる場所を作れないだろうか、との思いで生まれたという「風の電話」。
設置したのは、岩手県大槌町在住でガーデンデザイナーとして活躍されている佐々木格さん。
佐々木氏の自宅の庭に、白い電話ボックスを設置し、その中に線の繋がっていない黒電話がひとつ置いてあります。
この「風の電話」が設置されたのは2011年の4月。
東日本大震災の翌月のことでした。
新聞で紹介されるやいなや、「風の電話」の話は急速に知られていきます。
そうして、全国から愛する人との予期せぬ別れを経験した人たちが訪れるようになりました。
電話は線が繋がっていないので、どこにもかかることはありません。
でも、狭い電話ボックスに立ち、受話器をそっと耳に当てると、その向こう側で誰かが聞いてくれているかのような不思議な気持ちになってくる…という声も多く聞こえてきます。
個人の敷地内にある場所なので、あたりはとても静か。
受話器から声は聞こえないけれど、風が吹く音や、葉を揺らす音が耳に届くことでしょう。
それも相まって、本当に聞こえた…!思いが届いた!という感動に繋がっているのだと思います。
「風の電話」どこにあるの?
「風の電話」は、岩手県大槌町にある佐々木格さんの自宅の庭の敷地内に設置されています。
ベルガーディア鯨山として開放されている敷地の中には、図書館やカフェ、鍛冶工房も併設されています。
音楽祭やトークイベントなど、定期的にイベントも開催されています。
ベルガーディア鯨山
〒028-1101 岩手県上閉伊郡大槌町浪板9-36-9
映画「風の電話」あらすじは?
東日本大震災で家族を失ったハル。
広島の親戚に引き取られ過ごしていましたが、故郷の大槌町を目指し旅することに。
途中様々な人と出会いながら、ハルは旅を続けます。
傷ついたハルの心の救済を描く物語です。
映画「風の電話」のキャスト・監督は?
ハル役 モトーラ世理奈さん
震災で家族を失い、心に深い傷を負ってしまった少女・ハルを演じるのは、モトーラ世理奈さん。
最近では「ブラック校則」「おいしい家族」など多数の作品に出演している、今注目の女優さんです。
雑誌「装苑」の専属モデルや、RADWIMPSのアルバム「人間開花」のジャケットに起用されるなど、モデルとしても注目を集めています。
守尾約 役 西島秀俊さん
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本日取材日でした!
\\#モトーラ世理奈 #西島秀俊 #三浦友和 #諏訪敦彦映画「#風の電話」は2020年1月24日(金)全国ロードショー
🔻上映劇場は下記よりご覧くださいhttps://t.co/1FNz8lYZHL pic.twitter.com/DiBPks9pcF
— 映画「風の電話」公式アカウント (@kazemovie) November 19, 2019
ハルとともに行動する男・守尾約を演じるのは、西島秀俊さん。
2019年は「空母いぶき」「任侠学園」と二本の主演映画が公開されています。
テレビドラマでも「MOZU」シリーズや「きのう何食べた?」など人気作品で主演を務めています。
シリアスからコメディ路線まで、様々なキャラクターを演じ分ける実力派の俳優です。
監督 諏訪敦彦さん
深谷で #モトーラ世理奈 さん主演、 #西島秀俊 さん出演の映画「風の電話」の撮影が行われたよ♪
#諏訪敦彦 監督と #モトーラ世理奈 さんにねぎらいの意味を込めて、ねぎ束を渡したよぉY(o0ω0o)Y pic.twitter.com/7eFUG07Lpe— ふっかちゃん (@fukkachan) May 13, 2019
映画「風の電話」でメガホンをとるのは諏訪敦彦監督。
大学在学中から映画の製作に関わり、1996年「2/デュオ」で長編映画の監督としてデビューします。
2002年には、文化庁新進芸術家在外研修員として、パリへ留学。
それからは「不完全なふたり」「ライオンは今夜死ぬ」など、フランスを舞台にフランスの俳優を起用した作品を製作しています。
「風の電話」は監督にとって久々の、日本を舞台にした作品となっています。
まとめ
映画「風の電話」は、実在の電話ボックスをモチーフにしたオリジナルストーリーの作品です。
主演の二人のほかに、キーパーソンとして西田敏行さんや三浦友和さん、山本未來さんなど豪華な俳優陣がキャスティングされています。
主人公・ハルの心の傷に優しく触れるような、あたたかな交流が見られるのではないかと想像してしまいます!
モトーラ世理奈さんの代表作となること間違いなしとの呼声も高い今作。
ぜひ劇場でご覧ください。
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