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『カランコエの花』(映画)ネタバレやあらすじは?キャストや花言葉・タイトルの意味は?

映画「カランコエの花」は2018年7月14日から20日までの
一週間限定で「新宿K’s cinema」にて公開されます。

高校生の心の葛藤がとても繊細で、せつない映画です。

「カランコエの花」のあらすじやネタバレ、そしてキャストの紹介、
カランコエの花言葉、そのタイトルに込められた意味を紹介していきます。

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Contents

「カランコエの花」ってどんな映画?

https://twitter.com/nishiharasatsuk/status/992270154959536128

ある高校2年生のクラスで、ある日いきなり「LGBTについて」の授業が行われました。

他のクラスではその授業は行われず、生徒たちに疑問がわいてきます。

「うちのクラスにLGBTの人がいるんじゃないか?」

何気ないその一言から、それぞれの心の中にいろいろな思いが浮かび、
日常生活にその波紋が徐々に広がっていきます。

思春期ならではの心の葛藤が、どんな結末を迎えるのか。

ネタバレ

LGBTという言葉は日本でも定着してきましたね。

「性的マイノリティ」などとも言われましたが、「LGBT」のほうが
「マイノリティ」「少数者」なんてついてないので、より意義にそってる気がします。

海外でも大きく取り上げられたり、日本でも多くのドラマや映画のテーマとなっていますが
「LGBT」の当事者ではなく、今作のように周りの目線で描かれている作品は珍しいです。

いきなり高校の授業で行われたLGBTの授業に疑問を抱く生徒、
教師は「良かれと思って」した授業だったのですが、
結局大きな問題定義を投げつけてしまうことになります。

この「良かれと思って」は、映画の中にも出てきて、
「良かれと思って」言った言葉が人を傷つけてしまうことにもなります。

また、「いないように振る舞うほうが差別」という意見も現れ
それぞれの考え方や捉え方が何度も否定されたり、共感されたりと
本当に心が何度も揺さぶられる映画になっています。

当事者目線でないからこそ、まるでドキュメンタリーのようにも感じられて、
見ている人も一緒に「ああでもない、こうでもない」と悩み始めるかもしれません。

そして、「先生の癖」「花言葉」「英語のつづり」など
様々なモチーフが伏線となり、ラストに集約されていきます。

そして最後のエンドロールで語られるナレーション、確実に胸に響きます。

きっと人にそっと勧めたくなる映画になりますよ。

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「カランコエ」の花言葉とそしてタイトル意味とは

タイトルになっている「カランコエ」とは、最近流行りの多肉植物で
肉厚な葉っぱが特徴的で美しく色の花を咲かせます。
オレンジや黄色、赤、白など品種によって様々な色を楽しめますことができます。

「カランコエ」の花言葉は、「あなたを守る」です。

他にも「幸福を告げる」「たくさんの小さな思い出」などありますが、
映画のコピーが「ただあなたを守りたかった」なので、「あなたを守る」が一番ですね。

「カランコエの花」タイトルの意味は

花言葉は「あなたを守る」なのですが、
コピーにある「守りたかった」にあるように、
願いは「叶わなかった」、もしくは「叶えたかった」かもしれません。

もしかすると「たくさんの小さな思い出」も隠されたキーかもしれませんね。

鮮やかな赤い花が咲き誇る姿を映画のモチーフにされてますが
こんな風に立派な花を咲かせるには「あまり光をあてないこと」が条件だそうです。

多くの光を嫌う花なんですね。

それも、この映画のキーワードではないでしょうか。

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キャスト紹介

多くのキャストが登場し、それぞれの価値観で発言し、行動を起こしていきます。

近くの高校で起こっているような雰囲気を作った、素敵なキャストを紹介していきます。

今田美桜(一ノ瀬月乃役)

1997年3月生まれの現在21才、福岡県出身の俳優さんです。

高校2年生の時に福岡でスカウトされ、福岡のローカルテレビ局で芸能界デビュー。

福岡で人気を集めている時、さらにスカウトされ、女優になりたいと上京しました。

映画デビューは2015年公開の「罪の余白」で、
それ以前には福岡県のローカルドラマ「私は父が嫌いです」に出演しています。

映画やドラマの経験を重ねながら、2017年にはグラビアデビューもはたしました。

現在は「花のち晴れ〜花男 Next Season〜」に出演していて、
今作とはちがうキャラクターを見事に演じ分けています。

永瀬千裕(葛城沙奈役)

1993年5月生まれの現在25才、東京都出身の俳優さんです。

特技に「クラシックバレエ」、「ジャズダンス」、「歌」と、
まさしく舞台で活躍できそうな俳優さんですね。

2008年ミュージカル「銀河鉄道の夜~ベガ公演~」などに出演していて
テレビドラマは2011年放送の「あっこと僕らが生きた夏」、2007年「介助犬ムサシ」など。

映画も2014年公開の「百瀬、こっちを向いて」に出演しています。

仲良し4人組の一人として揺れ動く女子高生を演じています。

笠松将(新木裕也役)

1992年11月生まれの現在25才、愛知県出身の俳優さんです。

2014年公開の「生贄のジレンマ」で映画デビュー、
同じ年に「弱くても勝てます〜青志先生とへっぽこ高校球児の野望〜」でドラマデビューも。

その後も映画、ドラマともにかなり多くの出演を果たしています。
4年間で出演した映画は10作品、そしてドラマは30作品近くあります。

積極的に活動をされているので、今後も色々なところでその演技を見ることになりそうです。

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「カランコエの花」まとめ

「第26回レインボー・リール東京~東京国際レズビアン&ゲイ映画祭~」でも
グランプリを受賞した「カランコエの花」は、数々のLGBTのイベントに参加しています。

同性婚をテーマにしたイベントや、映画イベントなど
その趣旨を大切に活動されているようです。

中川駿監督は、「time」「尊く厳かな死」など、
社会問題を問いかけるような作品を手がけてきました。

今回の「カランコエの花」も、なかなかスタートに立てなかった監督。

「センシティブな題材なので気軽に手をつけられない」と話をしたところ、
「その考え方がそもそも差別的だよね」と仲間から指摘を受け、なるほど、と思いました。
http://beinspiredglobal.com/

まさしく、これこそがこの映画の問いなのでしょうね。

敏感に反応して腫れ物のように扱う、それはLGBTの人も望んではいないこと。

思春期という多感な時、まだまだ浸透しきっていないLGBTに
学生たちがどうやって向き合っていくのか、
それはそのまま大人でも同じ対応、同じ問題になりえます。

繊細に揺れる高校生の心に、そっと自分の思いも乗せてみるのはいかがでしょう。

大きな問いかけに、答えが出せるかもしれませんよ。

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