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祈りの幕が下りる時|博美の母に最後言った地獄とは?映画と小説の違いはあるの?

映画「祈りの幕が下りる時」は2018年1月27日に公開されました。

同名の原作は東野圭吾さんの推理小説「加賀恭一郎シリーズ」の1つです。

主人公は阿部寛さんが演じる日本橋署に勤務する加賀恭一郎です。

また、恭一郎と思わぬ関係がある松嶋菜々子さんが演じる浅居博美は地獄のような人生を歩んでいます。

その地獄の原因は博美が14才の時に不倫相手と家を出た母親・厚子です。

そこで、大人になった博美が年老いた厚子に言った地獄をご紹介します。

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Contents

浅井家の人々を紹介しながら地獄をご紹介

地獄とは何の事だろう?

大人になった博美は老人ホームにいる厚子に会います。

博美は母親に「あんただけは地獄に落ちてもらう、お父ちゃんが味わった以上の地獄にな」と、言葉を投げ捨て、博美は積年の恨みを込めて自分と父親が経験した地獄を話します。

話を聞いた厚子は動くこともできず、ただベットの横の床に座り込んで動けずにいました

それでは、どんな地獄か浅居家の3人をご紹介しながらご説明します。

博美が憎む母・厚子はこんな人

博美の母親・厚子は博美が14才の時に夫・忠雄の名義で借金をして、不倫相手に貢ぎ、家を出ていきました。

そして現在、無銭飲食で逃げようとした時に足を骨折して治療があ終わると、老人ホームに引き渡され、それから強引に住んでいます

名前も明かさず、老人ホームの職員からは部屋の番号である「201さん」と呼ばれています。

見たるからに、どうしようもない初老の女です。

博美が大好きな父・忠雄はこんな人

厚子が家を出てから、忠雄には多額な借金最愛なる娘・博美が残りました。

毎日のように借金の取り立てが家に来て忠雄は殴る蹴るの暴力を受けます。

ある日、借金の肩代わりに娘・博美がとられそうになったことをきっかけに博美を連れて夜逃げします

自殺を決心していた忠雄は横山一俊という男に出会います。

横山はお金がない忠雄たちを見て、博美の体を買おうと、忠雄が離れたすきに博美に声をかけます。

その夜、自殺をしようとしていた忠雄のために博美は横山の誘いに乗りますが、博美は横山を殺してしまいう

そこで、忠雄は自分が横山一俊となり、人生を歩み、自分は死んだと博美に言い聞かせます。

忠雄は博美のためにもその方が良いと、博美と別れ横山一俊として生きる道を選びます。

博美はこの後、父親は自殺したという事で養護施設で育てられます。

時がたち、忠雄は、加賀恭一郎の母親と出会い、後に恭一郎が知らないうちに、恭一郎と博美に接点が出来ます

忠雄は博美のために、博美と付き合っていた苗村誠三、博美の中学生時代の友人・押谷道子を殺害します。

忠雄は博美のために、自分と博美の関係を世に知られない様にします。

苗村と押谷は自殺したはずの忠雄が生きていることを知って、忠雄に殺されました。

忠雄は博美のために生きる父親です

博美はこんな人

博美は暗い過去を持ちながらも、舞台女優を経て、舞台演出家という華やかな舞台で活躍する女性です。

過去に別れた父親とは手紙を通じて、会うことになります。

博美は父親が大好きで、父親・忠雄が好きになった田島百合子の息子・恭一郎がどんな人か見たくなり、恭一郎に会いに行た事があります。

博美は父親が大好きで、毎月橋で待ち合わせします。

しかし、忠雄は博美に迷惑が掛かるので、直接話をせずにお互いの顔を見ながらスマホで話をします。

博美は父親の事が大好きで、父親がもう生きるのに疲れたと話し焼身自殺しようとすると、昔、忠雄が焼身自殺だけはしたくないと、言っていたことを思い出し、忠雄の首を絞めます。

博美は父親・忠雄が大好きな女性です

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恭一郎と博美の関係

浅居家の事をご紹介しましたが、忘れてはいけません!この映画の主人公は加賀恭一郎です。

ここでは、加賀恭一郎と博美の関係をご紹介しましょう。

恭一郎の母と博美の父の関係

恭一郎の母・百合子は、夫や夫の親戚とも上手くいっていませんでした。

恭一郎も幼く百合子は一所懸命に恭一郎を育てますが、自殺を考えるほど鬱(うつ)になります。

百合子は恭一郎と心中することを避けるために家を出ます

一方、忠雄は名前を変え、綿部俊一と名乗って、百合子と出会い親しくなります。

忠雄は百合子から剣道で優勝した恭一郎が表紙に載ってある恭一郎の事を聞いていました。

その後、家を出て18年経ったころに、百合子は病でアパートで亡くなります

博美は恭一郎と会う

博美は父から百合子や恭一郎の事を聞いていました。

博美は父が愛した女性の子供を見たくて、剣道の演出をするという理由で、恭一郎がいる剣道場に現れます

物語中で、博美は大好きな父が愛した女性の子供が立派な人でうれしかったと恭一郎に話しています。

恭一郎と博美は親同士が愛し合った子供たちでした

博美の方から恭一郎に近づいたんですね。

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今さらですが、チョー簡単にネタバレ紹介

映画のネタバレ

東京都葛飾にあるアパートの越川睦夫の部屋で発見された腐乱死体から物語は展開します。

その遺体は女性、部屋には5月に柳橋、6月は常盤橋と橋の名前が手書きされたカレンダーがあった。

警視庁捜査一課の松宮(演:溝端淳平)はその事を日本橋署の恭一郎に話すと、恭一郎はそのカレンダーに見覚えがあった

捜査が進むとその遺体は押谷道子(演:中島ひろこ)であることが判明し、最近道子に会った博美が捜査線上に浮上します。

カレンダーの件があり捜査一課の捜査に参加した恭一郎は博美と出会います。

そして、恭一郎は博美から博美の過去や博美の父と恭一郎の母の事を聞きます。

道子殺害の事件とは別にの河原での首を絞めた後に放火した事件が発生していました。

博美はその河原の殺人は自分がやったと話し、そこで殺したのは大好きな父親だと自供し、越川睦夫の部屋で見つかった腐乱死体は忠雄が殺した押谷道子だと話して事件は解決すします。

越川睦夫は浅居忠雄がいくつか名前を変えた1つでした

映画と小説の違いはあるのか

原作と映画では違いは見当たりませんでした

やはり、原作がある映画は原作通りなんですかね。

博美が最後に言った地獄とは

この記事の前半でご紹介したように、博美は母親に「父親以上の地獄を見せてやる」と言っていましたが、博美と父親が味わった地獄を聞かすだけでは”以上の地獄”とは言えないでしょうね。

博美が母親に味わす”以上の地獄”とは犯罪者の母親にすることだったのでしょうか。

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まとめ

映画『祈りの幕が下りる時』の博美の母に最後に言った地獄とはなにか、映画の内容をご紹介しながらまとめました。

博美が最後に母親に言った地獄は、憎い母親に自分たちが味わってきたこと以上の地獄を見せる事でした。

そして、この内容は映画と小説で違いはありませんでした。

活字が苦手な人は、映画を見れば十分という事ですね。

博美と忠雄の地獄の様な過去の話は一見の価値ありです

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