先日、某モノマネ番組を見ていたら、中居正広のそっくりさんが出ていました。
奇妙だったのは、彼らが二人組だったということ。
ひとりは顔だけ中居正広。もうひとりは声だけ中居正広。
ふたり合わせて中居正広の完璧なモノマネをしていたのです。
お互いの弱点を補うような二人の関係性に、ある種の感動を覚えました。
ところで、この話に登場するふたりの小説家も、お互いの欠点を補い合い、ひとつの作品を生み出していきます。
佐藤大樹と橋本環奈のW主演で話題の映画『小説の神様』。今回はこの作品のあらすじやキャスト、公開日についてご紹介します。
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『小説の神様』はどんな映画?
映画『小説の神様』は、相沢沙呼の小説を原作としています。
相沢沙呼といえば、最新作『medium 霊媒探偵城塚翡翠』が「このミステリーがすごい!」で一位を獲得するなど、新進気鋭の作家。
ちなみに『小説の神様』の原作が発表されたのは2016年のこと。SNSや書店員のあいだで話題となり、一躍ベストセラーとなりました。
その映画化にあたってメガホンを握るのは、『HiGH&LOW』シリーズで知られる久保茂昭。
もともと映像ディレクターとしてMVを撮っていた経歴があり、圧倒的な映像美には定評があります。
また、W主演となる二人には、佐藤大樹と橋本環奈がキャスティング。
佐藤大樹といえば、EXILEのダンサーとしても活躍する好青年です。
彼は久保監督の『HiGH&LOW』シリーズにもチハル役で出演しており、スクリーンで見たことがある人も多いのではないでしょうか。
一方の橋本環奈は、いまや引っ張りだこの人気女優。「千年に一人の逸材」と呼ばれた彼女も、今年で20歳を迎えました。
最近では『午前0時、キスしに来てよ』の主演を務めていましたね。
この二人が高校生役を演じるわけですから、恋愛シーンもあるのか気になるところです。
『小説の神様』のあらすじは?
高校生の千谷一也は、学生にしてデビューを果たした小説家。
しかし、発表した作品は思うように売れず、すっかり自信を失いかけていました。
そんななか、担当編集者から他の作家と合作をしないかと提案されます。
そのパートナーとして彼の前にあらわれたのは、同級生の美少女である小余綾詩凪でした。
実は、彼女もまた筆名を用いて小説を発表していたのです。
売れない千谷と違い、彼女は人気作家。しかも根暗の千谷と違い、彼女は才色兼備の明るい性格。
お互い正反対の二人でしたが、ときに反目しながらも、協力して小説を執筆していくのでした。
『小説の神様』原作ネタバレは?
さて、あらすじを紹介しましたが、なかには早く結末を知りたいという人もいるかもしれません。
そんな方のために、ここでは原作のネタバレを載せておきます。あくまでも小説のあらすじなので、映画版とは異なる可能性があることをご理解ください。
編集者の勧めで合作することになった二人。しかし、その小説に対する考え方は正反対でした。
何よりも売り上げを第一に考え、簡潔で時流に乗った文体にしようとする千谷に対し、小余綾は怒りをあらわにします。
それもそのはず。本来、千谷のデビュー作は美しい文体で書かれており、それが彼女の心をとらえていたからです。
妹が重い病気を患っていることもあり、いつしか千谷は作品が売れることばかりを考えるようになっていたのでした。
もはや物語を紡ぐ意味を見失っていた彼でしたが、小余綾に言われるがまま、彼女の考えたプロットを文章にしていきます。
執筆が進むにつれ、少しづつ自信を取り戻していく千谷。しかし、そんな彼に厳しい現実が突き付けられます。シリーズ化を予定していた作品が、打ち切りになってしまったのです。
自暴自棄になった千谷は、自分に物語を書く力はないと小余綾に向かって叫び、二人の合作は中断されてしまいます。
互いに顔も合わせることがなくなった二人。しかし、親友から教えられ、千谷は小余綾の秘密を知ることになるのでした。
実は、彼女は根拠のない誹謗中傷を受けており、それが原因で執筆しようとするとパニック状態に陥るようになっていたのです。
もはや簡単な文章すら打つことができなくなっていた小余綾は、執筆のパートナーとして千谷を選んだのでした。
そのことを知った千谷は、ふたたび小余綾と会います。彼女の思いを聞き、合作を再開する二人。
いま、千谷は小説を書くことの意味を取り戻していました。言葉では説明できないものを人々に届けるため、自分は物語を綴り続けるのだと。
こうして千谷は「小説の神様」を見つけ出し、二人の物語は完成するのでした。
『小説の神様』のキャストは?
ここでは『小説の神様』のキャストをご紹介します。
佐藤大樹(千谷一也役)
高校生小説家、千谷一也を演じるのは佐藤大樹。
1995年生まれの24歳。EXILEのダンサーとしても活動している俳優です。
お馴染み『HiGH&LOW』シリーズのほか、2019年に公開された映画『4月の君、スピカ。』でも主演を務めました。
2020年1月には、初の写真集『STEP BY STEP』の発売も予定されており、甘美な肉体に注目が集まります。
そんな彼が演じることになるのは、学生にして小説家デビューを果たすも、作品が売れず創作意欲を失っている高校生。
原作ではかなり陰のある雰囲気で登場するので、演技力が試される役どころです。
橋本環奈(小余綾詩凪役)
同じく高校生小説家、小余綾詩凪を演じるのは橋本環奈。
1999年生まれ。20歳を迎えた今年は、本当に引っ張りだこの存在でした。
映画だけでも『十二人の死にたい子どもたち』、『キングダム』、『かぐや様は告らせたい』、『午前0時、キスしに来てよ』と、これだけの作品に出演しています。
その甲斐もあって、Twitter Japanによる2019年「世界で話題になった役者」では8位に選出されました。
かつて「奇跡の一枚」で名を広めた彼女ですが、映画デビューはそれ以前の2011年まで遡ります(ちなみに是枝裕和監督『奇跡』)。
幼い頃から女優を目指していたそうですし、ますますスクリーンで活躍していくことは間違いないでしょう。
まとめ(公開日は?)
いかがでしたでしょうか?
今回は佐藤大樹&橋本環奈主演による『小説の神様』をご紹介しました。
「何のために小説を書くのか」という普遍的なテーマを描いた物語で、きっと観る人の心に残るはず。
そんな『小説の神様』ですが、気になる公開予定日は2020年5月22日です。
初夏になる頃に、劇場へ足を運びましょう。
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