映画マニア、管理人です。
皆さんは最近感動系の映画は見ますか?
あんまり泣けていないのでストレスもたまってきています。
管理人のおススメは新参者シリーズ「麒麟の翼」がいいなと思いますね。
こちらは原作が非常に有名で大人気だったんですよ。
東野圭吾さんというといろんなジャンル書ける小説家だなっていつも思います。
実写映画化された作品は数知れず。
話題作ではラプラスの魔女でしょうか。
非常に楽しみですね。
そして今回はその新参者シリーズの完結編についてご紹介します。
Contents
『新参者』シリーズについてのおさらい
2010年に連続ドラマ化され、その後2本のスペシャルドラマと、映画『麒麟の翼』が制作された『新参者』シリーズ。
その完結編として、映画『祈りの幕が下りる時』が2018年1月27日に公開されます。
原作は大人気ミステリー作家・東野圭吾さんの『加賀恭一郎シリーズ』で、累計発行部数はなんと1100万部を突破。
また、映画化第1弾の『麒麟の翼』は、興行収入が16億8000万円を記録し、大ヒットしました。
今は有名になっている新垣結衣さん、松坂桃李さん
小説『祈りの幕が下りる時』は、シリーズ10作目にして吉川英治文学賞を受賞しており、過去最高に泣けるとしてファンからも名高い作品です。
その映画化ともあって、情報が公開されるやいなや大変注目されていますね。
それではまずここで、『新参者』シリーズについて簡単におさらいしてみたいと思います。
主人公は、阿部寛さん演じる加賀恭一郎という刑事です。
日本橋署に赴任してきた「新参者」の加賀刑事が、人形町を舞台に起こる殺人事件を解き明かしていきます。
ミステリーの謎解きのハラハラ感と、ヒューマンドラマとしての温かさの絶妙なバランスで人気を博しました。
2010年の連続ドラマののち、2011年の『赤い指』、2014年の『眠りの森』のスペシャルドラマと、2012年の映画『麒麟の翼』が制作されています。
人気小説およびドラマの映画化で、大ヒットしましたね。
映画『麒麟の翼』はここ数年で私的に最高傑作だと思っています。
今も思い出すだけで泣きそうです。
そして、今回のシリーズ完結編の映画『祈りの幕が下がる時』では、これまでのシリーズの最大の謎が明かされることとなっているのです。
映画『祈りの幕が下りる時』のあらすじ、そして最大の謎とは?
それでは、ここであらすじをご紹介していきますね。
東京都葛飾区小菅のアパートで女性の絞殺死体が発見される。被害者は滋賀県在住の押谷道子。
殺害現場となったアパートの住人・越川睦夫も行方不明になっていた。やがて捜査線上に浮かびあがる美しき舞台演出家・
浅居博美。しかし彼女には確かなアリバイがあり、捜査は進展しない。
松宮脩平は捜査を進めるうちに遺品に日本橋を囲む12の橋の名が書き込まれていることを発見する。
その事実を知った加賀恭一郎は激しく動揺する。それは失踪した加賀の母に繋がっていた―。
引用元
『新参者』シリーズの謎として、
- 加賀が日本橋署に来た理由
- 加賀の母親の蒸発の謎
が挙げられます。
『祈りの幕が下りる時』の最初の事件で見つかった遺品から、加賀の母親に繋がるものが発見されます。
それをきっかけに、事件の謎解きと、シリーズの謎解きが同時に並行して明らかにされていくのです。
浅居博美は犯人なのか?
そして、失踪した加賀の母とどう繋がっていくのか?
散りばめられた布石と、その回収の仕方が見事なんですね。
最後の真相にたどり着いた時の胸を打つ感動は、東野圭吾さん原作の中でも屈指だと思います。
早く映画を見たくなりますよ。
原作ネタバレ、タイトルの意味は?
原作小説は大変複雑な作りになっており、ここでのネタバレは最小限にとどめたいと思います。
今回の『祈りの幕が下りる時』は、「親子の愛情」が大きなテーマとなっています。
スペシャルドラマ『赤い指』でも、加賀と、加賀の父親との関係についての描写がありました。
『祈りの幕が下りる時』では、加賀と失踪した母、そして、もう一つの親子の関係が事件に大きく関わっています。
実は、殺人に手を染めた犯人を、家族がその手にかけるのです。
犯人が殺人を犯したのも、その家族が犯人を殺めたのも、全て「相手への愛情」から来るものでした。
タイトルの『祈りの幕が下りる時』は、物語の中心人物である美しき舞台演出家・浅居博美が演出している『異聞・曽根崎心中』の内容とかけられています。
『曽根崎心中』では、愛し合う二人が愛ゆえに心中を果たします。
「愛しているからこそ、苦痛に満ちた愛する人の人生の幕を、この手で下ろしてやりたい」
タイトルには、その意味が込められているんですね。
そして、加賀の母の失踪も、親子の愛情が絡んでくるのです。
原作は、涙なしには読めない結末となっています。
映画『祈りの幕が下りる時』キャスト
やはりキャストも今までのキャラから新しいキャラまで。
しかも豪華ですよね。
加賀恭一郎:阿部寛
過去シリーズで加賀恭一郎を演じてきた阿部寛さんが、もちろん今回も続投します。
ドラマ『トリック』シリーズ、『下町ロケット』、映画『テルマエ・ロマエ』など、代表作品は数多くあり、日本が誇る俳優さんです。
コメディもシリアスもいける演技力には定評がありますね。
3年ぶりに加賀恭一郎を演じることになりました。
このシリーズは人形町から始まりました。今回は人形町でも撮影をしているのですが、ここに帰ってくると気持ちが引き締まり、「新参者」をやっていた当時の思いがよみがえります。
加賀は父親との間に確執があるんですが、今回の話では母親のことも初めて描かれ、さらにそのことが捜査にも絡んでくるという展開です。
また松嶋菜々子さんが事件の鍵を握る人物・博美を演じますが、共演は初めてです。どんな博美を目の前で見れるのか楽しみにしています。
引用元
今回は加賀が自身と、そして家族とどう向き合うのか見どころです。
浅居博美:松嶋菜々子
『新参者』シリーズは初参加となる松嶋菜々子さんも、知らない人はいない人気女優ですね。
ドラマ『救命病棟24時シリーズ』『魔女の条件』『やまとなでしこ』など、数々の主演ドラマが大ヒットとなっています。
現在はCMなどで見かけることが多いですね。
2001年に俳優の反町隆史さんと結婚しています。
阿部さんとは初めてご一緒させて頂きますし、長年の人気シリーズに参加させていただくことをとても光栄に思っております。
私が演じる浅居博美という役は、悲しい過去を背負った陰のある女性という印象です。
レギュラーの出演者の皆さんと共に素敵な作品にできたらと思っております。
引用元
予告で見る松嶋菜々子さんの凄みのある演技にぞくっとしました。
悲しい過去を背負った美しき舞台演出家を、切なくも艶やかに演じ切ってくれそうです。
キャスト公開から予想する、映画の結末
そのほかに発表されているキャストは、前作までのシリーズに引き続いての溝端淳平さん、田中麗奈さん、山崎努さん。
今回新たなキャストとして及川光博さん、伊藤蘭さん、小日向文世さん、キムラ緑子さんなどが名前を連ねています。
実は、シリーズを通して出ているキャストの方のほかは、どの俳優さんが誰を演じるかということが、公開前月となった今でもはっきりと発表されていません。
というか予告に及川さんいましたか?(笑)
いろんな映画の情報を見ていますが、これは異例のことなのではないかと思います。おそらく、意図的なことでしょう。
役名を明らかにしてしまうことで、事件の真相がわかってしまう可能性があるからとも言えるのです。
もしかしたら、原作と映画の結末を変えているからなのではないか?ということも推測できます。
原作を知っている人でも予告を見て推察するしかないのですが(加賀の母は伊藤蘭さん…など)、予告映像のコマ割りが速すぎて。
誰が何をしているのか朧げにしかわからないようにしているのもそのためでは?
原作とは殺人の過程やトリックが違うとか。
うがった見方でしょうか。
そう考えると、予告自体も謎の伏線の一つとして見えてきますね。
これは映画を観にいくしかありません。
主題歌はJUJUさんの『東京』に決定
映画『祈りの幕が下りる時』の主題歌は、前作の映画『麒麟の翼』に引き続き、JUJUさんが歌っています。
タイトルは『東京』。
「新参者」完結編主題歌はJUJUの新曲、阿部寛「とても心強い味方を得た」 #新参者 https://t.co/FZB2dyRTl7 pic.twitter.com/R1yX0DLmlr
— 映画ナタリー (@eiga_natalie) November 1, 2017
これまで数々の素晴らしい映画作品の主題歌、挿入歌、テーマソングに携わらせていただきましたが、
再びこの新参者のしかも完結編の主題歌を担当出来ることを非常に嬉しく思っております。
東野圭吾さんの原作にとても心を打たれましたが、
映画化でさらにどのような作品になるのかイチファンとしても楽しみで仕方がありません。
新参者完結編主題歌、精一杯心をこめて歌わせていただきます。
引用元
予告でも物語の切なさにリンクするように流れていますね。
というかすでにこのMVの話で泣いてしまいました。
ちなみに麒麟の翼では「サイン」が主題歌でした。
新参者シリーズは多くをJUJUさんの楽曲を使ってきました。
バラード系だと日本一と言っても良い。
これ物語を見て、知っている人がまたこの予告を見てしまうと泣いてしまいます。
結末を知っているがゆえにです。
音楽もあっている、そして中井貴一さんのはまり役がすばらしいと思います。
まとめ
今回は映画『祈りの幕が下りる時』をご紹介しました。
今作ではシリーズ史上最大の謎が明かされます。
誰も知らなかった本当の加賀恭一郎の人生。それを劇場で観れば、誰もが涙を流すことは想像に難くありません。
また今回がシリーズ初参加となる松嶋菜々子さんの演技も見どころです。
映画『祈りの幕が下りる時』は、2018年1月27日公開です。
完結編として、映画のタイトル通り素晴らしい「幕の下ろし」ができるのか大注目です!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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