しっとりと雨が降る・・静かな夜に・・静かに雨が降る。
そんな、静かな雨の夜に読むぴったりな本もあります・・宮下奈都の「静かな雨」。
日常の静かでゆったりとした、優しい世界が広がっていくのを感じます・・
本作は第98回文學界新人賞佳作に入選した小説を、注目俳優「大賀」と、元アイドルグループ“乃木坂46”を卒業した「衛藤美彩」のダブル主演により映画化されました!
映画「静かな雨」のネタバレや原作あらすじ!主演の衛藤美彩ってどんな人?演技評価もまとめてみました。
Contents
あらすじとネタバレ
<ざっくりあらすじ>
クリスマスの日に、突然会社の倒産を知らされたユキスケ(大賀)。
ユキスケは会社を出た後、偶然パチンコ屋の裏の駐車場で「たい焼き屋」を見つける。
そこは可愛い女の子(衛藤美彩)が、一人で経営するたい焼きだった。
とても美味しいたいやきにユキスケは感動し、店の女の子に「これ美味しい」と伝えてしまう。
それ以来、新しい仕事が決まってからもユキスケはたい焼き屋に通う様になる。
たい焼き屋の女の子は地域の人から慕われていて、「こよみちゃん」「こよみさん」と呼ばれていた。
ユキスケもこよみさんと呼び、少しずつ親しくなっていきデートを繰り返す様になる。
<ネタバレ>
4月のある日・・こよみさんは事故に合って入院する。
外傷は無いものの、意識不明のまま3ヵ月が過ぎ、7月のある日突然目を覚ます。
身体はいたって健康だったが、記憶に障害があることが分かる。
事故の後遺症で、高次脳機能障害になってしまった・・
事故以前の記憶は残っているが、目覚めてからの記憶は一日経つと消えてしまう。
二人は一緒に住むようになるが、こよみさんは、その日の出来事を覚えていられない。
忘れても忘れても、二人の中には何かが育ち、ふたつの世界は少しずつ重なっていく。
それで、ふたりは十分だったが・・外は静かな雨が降っていた。
原作は?
小説家・宮下奈都さんは2004年に発表した「静かな雨」で作家デビューし、同作は第98回文學界新人賞佳作に入選しました。
宮下さんの作品には、迷いながらも生きることに真摯な登場人物たちが魅力で「羊と鋼の森」では2016年度本屋大賞部門の大賞を受賞し、いま最も注目される新進作家の一人です。
キャスト
監督は「四月の永い夢」「わたしは光をにぎっている」の新鋭・中川龍太郎が務め、注目俳優「大賀」と元アイドルグループ“乃木坂46”を卒業した「衛藤美彩」のダブル主演により映画化されました!
大賀/行助役
大賀さんはドラマ「今日から俺は!!」での演技が評価された、今注目の若手俳優です。
大きな出世作はないものの、ドラマや映画を中心にたくさんの作品に出演し着実に俳優としての位置を確立してきました。
衛藤美彩ってどんな人?
衛藤美彩さんは、元人気アイドルグループ”乃木坂46“の1期生として加入し、その後15回の選抜入りを果たすなど中心メンバーとして活躍した後に卒業し、その後は女優とタレントに転身しました。
衛藤さんは、可愛さも・綺麗さも・品も・色気も兼ね備えた大人の余裕を感じさせる可憐なタイプの女性です。
演技評価
衛藤さんは乃木坂46卒業後に、初舞台ミュージカルの「笑う男」に出演し、盲目の少女役で歌と演技を披露し、丁寧に感情の変化を演じられたという非常に高評価がありました。
本作では映画初出演・初主演ながら記憶障害を持つ難役に挑戦し、「不安ながらも無事撮り終えることができた」というコメントがあり、これからの演技力アップに期待したいですね!
まとめ
事故で新しい記憶を残すことのできなくなったこよみと、大学の研究室で働く行助。
この二人の恋を、瑞々しくも切なく描く静謐な恋の物語。
日常の静かで優しい世界が広がります。
映画「静かな雨」2020年新春より全国公開。
コメントを残す