ミュージカル公演でよく使われる・・マチネとソワレ。
フランス語でマチネは午前のこと・・ソワレは、陽が沈むころを意味します。
ソワレ公演は夜の公演を指し、本作のタイトル「ソワレ」は夜の公演が終わると、次の朝が来るというメッセージが込められています。
映画「ソワレ」ネタバレやあらすじ!山下タカラ役芋生悠の演技評価や経歴もまとめてみました。
マチネとソワレ
映画『マチネの終わりに』では福山雅治と石田ゆり子が初共演し、昼公演を舞台に音楽家とジャーナリストの切なくも美しい大人のラブストーリーが描かれました。
本作「ソワレ」は、男女の先の見えない逃避行が描かれます・・
夜が来て・・先の見えない朝が始まる・・マチネとソワレ・・若い二人のロードムービー。
ざっくりあらすじ
上京して役者を目指す翔太(村上虹郎)は、生まれ育った土地の高齢者介護施設「さくらの園」で演劇を教えることになる。
翔太は、そこでスタッフとして働く女性タカラ(芋生悠)と出会います。
タカラは、何かを諦めたような目をした女・・
しかし・・施設で起こったある事件をきっかけに、二人の先の見えない逃避行が始まる・・
その逃避行の中で、翔太はタカラの心に刻まれた深い傷に触れることになる。
夜の闇が来て・・先の見えない朝が来る・・二人に希望の入り口は見つかるのか・・。
そしてラスト・・逃げ場を失った若い二人が選択する結末とは・・という展開に。
キャスト
主人公・翔太を演じるのは外山監督の短編作品「春なれや」以来2度目のタッグとなる若手俳優のホープ村上虹郎。
また、同じくヒロインのタカラ役はインディーズ映画界の新星・芋生悠(いもうはるか)が100人以上のオーディションから大抜擢されました。
村上虹郎/翔太役
虹郎さんの名前は芸名ではなく本名で、両親が虹が好きだから・・だそうです。
虹郎さんは、個性派俳優の村上淳さんとカリスマ歌手UAさんを両親に持つ2世俳優で、その演技力と独特の雰囲気がずば抜けており1997年生まれという若さながら、早くも数々の映画やドラマで主演を努め、存在感のある演技で注目されています。
2017年に公開された剣道の映画『武曲 MUKOKU』の演技で、第41回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞した実力派の俳優なのです。
芋生悠/タカラ役
ヒロインのタカラ役は100人以上のオーディションから選出された芋生悠が演じます。
芋生悠さんは、NHK大河ドラマ「いだてん」や映画「野球部員、演劇の舞台に立つ」TBS系連続ドラマ「花のち晴れ~花男NextSaeson~」にも出演し最近ではCM・ドラマ・映画と出演回数も増えている女優さんです。
数々のドラマや映画でもヒロイン役を自然に演じ、次世代の女優として注目されています。
演技評価や経歴
芋生悠さんは、2014年にジュノンが開催した「ジュノン・ガール・コンテスト」の10人のファイナリストの内の1人に選ばれ、それがきっかけとなり芸能界入りしました。
その可愛らしい顔立ちからにじみ出る独特の雰囲気が心を捉え、大変魅力的です!
その魅力に加え、2018年公開の青春映画『あの群青の向こうへ』の主演で、2018門真国際映画祭・最優秀主演女優賞を受賞し演技力が高く評価されました。
映画出演の他にも劇団山田ジャパンの舞台劇「欲浅物語」で舞台デビューを果たし、個性派揃いの劇団員を相手に重要な役回りを演じているので、その演技力には高評価があるようです。
プロフィール
名前 | 芋生悠(いもうはるか) |
出身 | 熊本県 |
生年月日 | 1997年12 18日 |
出演作品: | 「バレンタインナイトメア」 「マスタードガス・バタフライ」 「傷だらけの悪魔」 「彼女のひまわり」 |
まとめ
ソワレ・・夜のとばりが落ちる頃・・夜会が始まる。
そして・・先の見えない朝が始まる・・先の見えない二人の逃避行。
映画『ソワレ』は、若い二人の切ないロードムービーが描かれます。
映画『ソワレ』2020年・全国公開
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