『キャプテン・マーベル』主演の女優ブリー・ラーソン。
MCUの仲間入りを果たし、ますます注目を集めています。
そんなブリー・ラーソンが監督した映画『ユニコーン・ストア』が、現在Netflixで配信されています。
一体、どのような映画なのでしょうか?
今回は、ブリー・ラーソンが監督した映画『ユニコーン・ストア』をご紹介します。
Contents
『ユニコーン・ストア』ってどんな映画?あらすじは?
『ユニコーン・ストア』は、2019年4月5日から配信されているNetflixオリジナルの映画です。
監督・主演を務めたのは、『キャプテン・マーベル』で知られるブリー・ラーソン。
本作『ユニコーン・ストア』は、ブリー・ラーソンの長編映画監督デビュー作となっています。
『ユニコーン・ストア』のあらすじ
キットは子供の頃、ユニコーンを飼うことを夢見ていた。
成長して大人になったキットは、画家を目指しているのだが、思うようにいかない。
キットは、両親を納得するために、普通に働くことに。
会社に勤め始めた彼女のもとに、ある日、不思議な案内状が届く。
案内状に記されていた場所に向かうと、なんとキットが子供の頃に夢見ていたユニコーンを売ってくれるというのだ。
しかし、それには「自分が一人前の大人である」ことを証明するための条件があった。
『ユニコーン・ストア』のキャスト
あらすじに続いてキャストをご紹介します。
ブリー・ラーソン/キット
キットは、幼い頃はユニコーンを飼うことを夢見ていました。
成長した現在は、画家を目指していますが芽が出ません。
仕方なしに、広告会社で派遣社員として働き始めます。
本作で主役のキットを演じるのは、ブリー・ラーソンです。
最近では、『キャプテン・マーベル』が大ヒットしたブリー・ラーソン。
本作『ユニコーン・ストア』では、主演の他に監督も務めています。
サミュエル・L・ジャクソン/セールスマン
キットのもとに案内状を送る謎のセールスマン。
「The Store」という店の店員で、不思議な存在。
そんな謎のセールスマンを演じたのは、サミュエル・L・ジャクソンです。
サミュエル・L・ジャクソンは、これまでに『パルプ・フィクション』や『アベンジャーズ』シリーズなど、多くの映画に出演しています。
本作『ユニコーン・ストア』では、キットに様々な試練を与えます。
ジョーン・キューザック/グラディス
Para la película No muerdan la mano que les da de hartar, Joan Cusack interpretará a la canciller Alexandra Hill. pic.twitter.com/3ELOeN7Ev5
— ßorrokatu (@borrokatu) 2019年5月3日
キットの母親、グラディス。
演じるのは、ジョーン・キューザックです。
ジョーン・キューザックは、ジョン・キューザックの姉としても知られ、他にも父や姉、妹や末の弟も俳優という俳優一家です。
弟のジョン・キューザックとは、『すてきな片思い』(1984年)や『セイ・エニシング』(1989年)など、多くの作品で共演しています。
ブラッドリー・ウィットフォード/ジーン
Bradley Whitford: "Trump turned my hair white" https://t.co/9yVHZ3tfLg pic.twitter.com/LI3KovvBys
— The Hill (@thehill) 2019年1月11日
キットの父親、ジーン。
演じるのはブラッドリー・ウィットフォードです。
映画だけでなくテレビドラマへの出演も多く、2001年にはドラマ『ザ・ホワイトハウス』で、エミー賞助演男優賞を受賞しました。
また、2001年から3年連続でゴールデングローブ賞助演男優賞にノミネートされました。
ママドゥ・アティエ/ヴァージル
ブリー・ラーソンの映画監督デビュー作となる新作コメディ"Unicorn Store"で、Mamoudou Athieがサミュエル・L・ジャクソン、ジョーン・キューザック、ブラッドリー・ウィットフォードと共演するようだ。(Deadline) pic.twitter.com/iat7RWNnMO
— cinepre (@cinepre) 2016年11月29日
工具店の店員、ヴァージル。
キットがミッションをこなす上で、キットの手助けをします。
そんなヴァージルを演じたのはママドゥ・アティエです。
ママドゥ・アティエは、1988年にモーリタニアで生まれました。
生後6ヶ月の時に亡命し、アメリカに移住しました。
『ユニコーン・ストア』の感想(ネタバレ)
続いて『ユニコーン・ストア』の感想をご紹介します。
※ネタバレも含まれますので注意してください。
『キャプテン・マーベル』のコンビが出演
まず、本作『ユニコーン・ストア』の主演はブリー・ラーソンです。
ブリー・ラーソンといえば、最近『キャプテン・マーベル』で新たにMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の仲間入りを果たしました。
そして、『キャプテン・マーベル』でもコンビを組んだサミュエル・L・ジャクソンも本作『ユニコーン・ストア』に出演しています。
ブリー・ラーソンは、『キャプテン・マーベル』では強い女性を演じていました。
本作『ユニコーン・ストア』では、幼い頃からの夢を叶えるために一人前の大人を目指すという役を演じています。
また、共演のサミュエル・L・ジャクソンは、MCU作品で見せるような渋くてタフな役ではなく、不思議でコミカルな役柄を演じています。
『キャプテン・マーベル』を見た方は、そうしたギャップも楽しめるでしょう。
夢か現実か
子供の頃は、ユニコーンを飼うことが夢だったキット。
成長した彼女は、アートの道へと進みます。
しかし、思うような評価が得られませんでした。
そして実家に引きこもり、テレビを見たりと怠惰な日々を送るのでした。
夢破れたキットは、やがて現実を受け入れようと、人材派遣会社で働き始めます。
We are all @brielarson as Kit in #UnicornStore pic.twitter.com/w79bFFzjK0
— The Mary Sue (@TheMarySue) 2019年4月7日
そんなキットの元に「君の欲しいものを売る」という、不思議な案内状が届きます。
キットは、案内状に記されていた店を訪れます。
店の名は「The Store」。
そこには、奇妙な格好の「セールスマン」がいました。
Ok Thanos, ma prima il gelato. #UnicornStore pic.twitter.com/ZSPUImuO70
— Netflix Italia (@NetflixIT) 2019年4月7日
セールスマンは、キットの幼い頃に夢見ていたユニコーンを売ろうと提案するのです。
しかし、キットはセールスマンを信じられず、「The Store」を飛び出します。
飛び出したはいいものの、先ほどの出来事が頭から離れないキット。
キットは、「The Store」に舞い戻ります。
After watching Unicorn Store, I'm convinced that Brie Larson is a synthetic human and the Illuminati is using Samuel L Jackson to convince us that she is a real person.
Every complaint I had about her acting in Captain Marvel is worse here, prob because she DIRECTED the film too! pic.twitter.com/3ue6ssfKwT— Gregoryᵀᴹ 🇨🇦 (@ArmouredSkeptic) 2019年4月11日
セールスマンの言葉を聞くキット。
ユニコーンを迎え入れるには条件があるのだという。
その条件とは、「ユニコーンの世話係は意義があり責任が重い。安全と幸福を確保するためにユニコーンにふさわしい家を建てる」というものでした。
キットは、ユニコーンにふさわしい家を建てようと努力するのです。
挫折するキット
ユニコーンのための家を建てることになったキット。
キットは工具店でヴァージルという店員と出会い、家造りを手伝ってもらうようになります。
ユニコーンのための家を造り始めたキットには、新たに、経済面で安定してユニコーンを飼い続けられるのかを証明するという条件が提示されます。
キットは派遣会社で広告のプレゼンをすることに。
#UnicornStore star (and director!) Brie Larson on long road to success: 'I've failed for 99 percent of my career': https://t.co/qAhyYfatfM pic.twitter.com/mFhk6lEVYp
— Yahoo Entertainment (@YahooEnt) 2017年9月21日
アイデアが出ずに悩むキットでしたが、独自の感性でプレゼンをします。
しかし、プレゼンは失敗。
仕事も辞めることになってしまいました。
キットの幻想だった?
仕事をクビになったキットは、仲良くなったヴァージルに慰めてもらいます。
キットははじめ、ユニコーンのためのものとは言わずに、家造りを手伝ってもらっていましたが、ここで初めてヴァージルに秘密を告げます。
ユニコーンのことなど到底信じられないヴァージルは、キットは騙されているのだと言います。
そこで、キットはヴァージルを「The Store」に連れて行きます。
しかし、そこはもぬけの殻となっていました。
ショックを受けるキット。
キットは騙されていたのだと悟り、ユニコーンのために集めた藁や、それまで作っていた作品などを捨ててしまいます。
そして、仲良くなったヴァージルとも疎遠になってしまいます。
結末
ヴァージルとも疎遠になり、ショックを受けたまま過ごすキット。
そんなキットのもとに、ある日ヴァージルが現れます。
ヴァージルは、キットの捨ててしまった作品などを使って、ユニコーンの小屋を完成させていたのです。
再会を喜ぶ2人でしたが、キットにセールスマンから電話がかかってきます。
ユニコーンをキャンセル待ちの女性がいて、キットに手渡しできるというのでした。
信じることのできないキットでしたが、結局ストアへ行くことに。
そこには本当にユニコーンがいたのです。
キットの後を追ってきたヴァージルも、ユニコーンの姿を目にします。
そして、それまでユニコーンを飼うために奮闘してきたキットは、結局ユニコーンを他の人に譲ることにするのです。
ストアから出て行くキットとヴァージルは、手をつないで互いに微笑みながら戻って行くのでした。
夢と挫折・大人への成長
キットは、ユニコーンを飼うということが幼い頃からの夢でした。
そうしたキットのもとに、夢を叶えられるチャンスが訪れました。
しかし、そこには困難や挫折がありました。
ユニコーンなんて現実には存在しない。
ユニコーンを飼うなんて馬鹿げている。
普通の人だったらそう思ってしまうでしょう。
しかし、周囲がいくら否定したって自分は信じていたい。
挫折を経験し、疑いながらも、キットは純粋に信じていました。
そして実際にユニコーンと出会えた。
信じることの大切さというのを、本作『ユニコーン・ストア』で感じました。
また、キットにはヴァージルという大切な友人も出来ました。
両親への見方も変わり、ひとりの大人へと成長して行きました。
信じて、挫折して、人はそうして大人へと成長して行くのだなと思いました。
まとめ
ブリー・ラーソンが初めて監督した長編作品『ユニコーン・ストア』。
ファンタジー的な要素も入っており面白い映像でした。
また、カラフルで煌めいていて、ユーモアもありました。
監督したブリー・ラーソンは、『キャプテン・マーベル』に出演し、ますます注目を集めています。
今後の役者活動、監督活動も楽しみです。
『ユニコーン・ストア』は、現在Netflixで配信中です。
気になった方はぜひチェックしてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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