2019年3月13日からNetflixで配信されている映画『トリプル・フロンティア』。
ベン・アフレックが出演しているということで、注目している方も多いのではないでしょうか?
予告を見る限り、アクションもあり、非常に楽しそうな作品です。
そして、ベン・アフレックをはじめ、キャスト陣にも期待が持てます。
キャストでも注目を集める映画『トリプル・フロンティア』。
一体、どのような作品なのでしょうか?
実際に見た感想を含めてご紹介します!
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『トリプル・フロンティア』ってどんな映画?あらすじは?
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— Triple Frontier (@triplefrontier) 2019年3月24日
『トリプル・フロンティア』は、2010年から製作が開始されました。
当初は、キャサリン・ビグローが監督で、トム・ハンクスとジョニー・デップが出演すると報じられていました。
しかし、製作は一向に進みませんでした。
2015年には、J・C・チャンダーが新たに監督として迎え入れられました。
そして、出演者にはトム・ハーディやチャニング・テイタム、マーク・ウォルバーグらの起用が検討されていたようです。
最終的に、ベン・アフレックやオスカー・アイザックが出演することが決まりました。
配給権はNetflixが獲得しており、2019年3月31日から全世界で配信されています。
『トリプル・フロンティア』のあらすじ
サンティアゴ(ポープ)は、コロンビアにある民間軍事会社のアドバイザーとして、麻薬犯罪を追っていた。
サンティアゴは情報屋を通じて、麻薬犯罪組織の拠点を聞き出す。
そこで、サンティアゴは組織から金を強奪することを思いつく。
サンティアゴは、アメリカに戻り、元特殊部隊の仲間に計画を打ち明ける。
元特殊部隊の仲間はその計画に乗り、5人で組織に乗り込むことにする。
しかし、不測の事態に襲われ、5人の絆が試されるようになる。
『トリプル・フロンティア』のキャスト
あらすじに続いてキャストをご紹介します。
ベン・アフレック/トム・デイヴィス(レッドフライ)
チームのリーダー的な存在のトム・デイヴィス(レッドフライ)を演じるのは、ベン・アフレックです。
トム・デイヴィスは、かつては英雄的な軍人でした。
しかし、トムに対して支払われた報酬は、多くはありませんでした。
退役した現在は、妻とも離婚しており、ふたつの家庭を支えなければならないという状態。
さらに娘もいるためにお金に困っており、渋々この計画に乗ります。
ベン・アフレックは、最近『バットマン』からの卒業を宣言し話題となりました。
本作では、『バットマン』でのものとは違った、ベン・アフレックの魅力が見られます。
また、本作にはベン・アフレックとともに、弟のケイシー・アフレックの出演も検討されていました。
しかし、ケイシー・アフレックは出演せず、残念ながら兄弟での共演とはなりませんでした。
オスカー・アイザック/サンティアゴ・ガルシア(ポープ)
強盗計画の発起人サンティアゴを演じるのは、オスカー・アイザックです。
グアテマラ出身のオスカー・アイザックは、アメリカのジュリーアド音楽院に通いました。
本格的に俳優活動を始めたのは、卒業後のことです。
『ロビン・フッド』(2010年)や『ドライヴ』(2011年)などの話題作に出演し、2013年にはコーエン兄弟監督の『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』で主役に抜擢されました。
作中では、歌やギターを披露し、ジュリアード音楽院卒業の実力を発揮。
そして、映画は第66回カンヌ国際映画祭で審査員特別グランプリを受賞しました。
また、オスカー・アイザック自身も、全米映画批評家協会賞主演男優賞を受賞し注目を集めました。
近年では、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015年)や続編の『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017年)に、ポー・ダメロン役で出演。
次回作の『スター・ウォーズ エピソード9』にも出演が予定されています。
本作で演じるサンティアゴは、コロンビアの民間軍事会社でアドバイザーとして働いています。
その際に、麻薬組織のボスであるロレアの情報を掴み、計画を立てます。
チャーリ・ハナム/ウィリアム・ミラー(アイアンヘッド)
ウィリアム・ミラー(アイアンヘッド)を演じるのは、イギリス出身の俳優チャーリー・ハナムです。
チャーリー・ハナムは、テレビドラマ『サンズ・オブ・アナーキー』の主役ジャックス・テラーの俳優として知られています。
映画では、『コールドマウンテン』(2003年)や『トゥモロー・ワールド』(2006年)などに出演。
2013年には『パシフィック・リム』に出演しました。
1980年生まれのチャーリー・ハナムは、1989年に俳優デビューしました。
およそ30年のキャリアを持つチャーリー・ハナムは、本作で兵士を育成する元軍人ウィリアム・ミラー(アイアンヘッド)を演じます。
ウィリアムは、優等生のような、模範的な元軍人です。
ギャレット・ヘドランド/ベン・ミラー
ベン・ミラーを演じるのは、1984年3月4日生まれのアメリカ人俳優ギャレット・ヘドランドです。
ギャレット・ヘドランドは、ブラッド・ピッド主演の『トロイ』(2004年)で映画デビューを果たしました。
その後は『エラゴン 意志を継ぐ者』(2006年)や『狼の死刑宣告』(2007年)などに出演。
本作で共演するオスカー・アイザックが主演した『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』(2013年)』にも出演しています。
本作で演じるベン・ミラーは、ウィリアム・ミラーの弟です。
ベンは退役後は格闘の世界で生きています。
優等生の兄ウィリアムとは違い、すぐに激情的になってしまうところがあります。
ペドロ・パスカル/フランシスコ・モラレス(キャットフィッシュ)
フランシスコ・モラレス役には、チリ出身の俳優ペドロ・パスカルがキャスティングされています。
ペドロ・パスカルは生まれてから間もなく、両親とともにチリからデンマークへ亡命しました。
その後アメリカに渡り、ニューヨーク大学で学びました。
テレビドラマへの出演が多く、特に『ナルコス』のハビエル・ペーニャ役で知られています。
近年では『キングスマン:ゴールデン・サークル』(2017年)や『イコライザー2』(2018年)』などの映画に出演しています。
本作には、パイロットとしての腕前は一流だが、コカインの所持で免許が停止中のフラシスコ・モラレスとして登場します。
『トリプル・フロンティア』をみた感想!ベン・アフレックがかっこいい!
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— Ben Affleck (@BenAffleck) 2019年3月14日
ここからは、実際に『トリプル・フロンティア』を見た感想をご紹介します。
ネタバレも含みますのでご注意ください。
麻薬組織から金を奪う5人。
もちろん、正式な軍事行動などではなく、明らかな犯罪行動です。
失敗すればそこで全てが終わってしまう。
前半は、そのようなスリリングな展開で始まります。
5人は強盗を実行しようとするも、完璧だった計画は徐々に破綻していきます。
家の壁に金が埋まっていることを発見しますが、そこで完璧な計画を立てたはずのトム(ベン・アフレック)が欲望を出してしまう。
金に困っているトムは、時間が迫っているのにも関わらず、「あと2袋。あと2袋。」と欲張る。
「欲望」というのが、この映画ではキーワードだと思います。
計画を発案したサンティアゴも、麻薬王のロレアを殺すことに躍起になり、「もう一周」家の中を探そうとします。
結局、ロレアを殺すことに成功するのだが、その際ウィリアムが撃たれて負傷してしまう。
何とか金を奪うことに成功した5人でしたが、予想以上に多くの量を奪ってしまい、それが逃走の障害ともなってしまいます。
ヘリコプターに積んで逃げようとするも、重量がオーバーしてしまい、金の一部を泣く泣く捨てることに。
泣く泣く金を捨てるも、まだ重量はオーバーしており、ヘリコプターも墜落してしまいます。
墜落した場所は、麻薬を作っている畑。
そこに住む住人らは、金の入ったバッグを奪おうとし、トム達は住人に発砲してしまう。
何とか村長と金で話をつけるも、住人の中には納得のいかないものも。
5人はロレアの手下と村の住人に追われることに。
欲を出してしまったがために、完璧だった計画は崩れてしまいます。
そして、5人も所々で対立を見せはじめます。
5人は脱出用の船に向かって進むのですが、途中で追ってきた村の住人によってトムが殺されてしまいます。
トムを失った4人は、金とトムの両方を持って帰るのは不可能だと判断し、金を崖下に捨てることに。
この場面においても、計画の発案者であるサンティアゴは、金を持って帰るのがトムのためだと主張。
しかし、優等生であるウィリアムは状況的にそれは不可能だと諭します。
その後、4人はトムの遺体とともに脱出に成功しました。
結局、手に入れたお金は、一人当たり1億円ほど。
4人は全額をトムの家族に渡すことに。
人間の欲、仲間同士の絆や友情がこの映画では描かれているのではないでしょうか。
そのまま欲望に陥って破滅してしまうのか、それとも絆や友情などの倫理観は最低限持っていられるのか。
本作で途中で死んでしまうトムは、完璧なリーダーでありながら、金を前に欲望を丸出ししています。
そして、トムが欲張ったせいで、金を奪いすぎてヘリコプターも墜落してしまいます。
リーダーとして完璧だったはずのトムが、欲望のせいで結局は殺されてしまう。
まさに、この映画で象徴的に出演しています。
そして、トムを演じたベン・アフレック。
『バットマン』の時とは違い、どこか冴えない感じで哀愁も漂わせています。
リーダーとしてチームを率いる姿はとてもかっこいいのですが、欲望を丸出しにするところなども流石の演技力だなと思いました。
そして、終わり方も気になりました。
最後、4人はそれぞれの道へ分かれるのですが、ウィリアムは金を捨てた位置の座標のメモをサンティアゴに渡します。
4人はお金を取りに戻るのでしょうか?
気になる終わり方となっていました。
まとめ
ベン・アフレックをはじめ、役者が素晴らしかったです。
作品は、全編アクションかと思いきや、それだけではありませんでした。
映画批評サイトのRotten Tomatoesでは、批評家から71%の支持を得ているようです。
そこでもやはりキャスト陣は評価されていました。
キャスト目当てに見ても、十分に楽しめる作品だと思います。
『トリプル・フロンティア』は、現在Netflixで配信されています。
気になった方は是非チェックしてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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