ホラー映画『アンフレンデッド』の続編となる『アンフレンデッド:ダークウェブ』
『アンフレンデッド』は、2015年4月17日、全米2739館で封切られて公開初週末に1584万ドルの興行収入。
『ボックスオフィス』週末興行収入ランキング初登場3位・4週連続トップ10、興行収入3200万ドルを超える大ヒットを記録。
『アンフレンデッド:ダークウェブ』は、全米で7月20日に公開されました。
7月20~22日の『ボックスオフィス』週末興行収入365万3,035ドル(約4億円)で、ランキング初登場9位にランクインしました。
『アンフレンデッド:ダークウェブ』ネタバレやあらすじは?日本公開日や実話は本当なの?
紹介していきたいと思います。
『アンフレンデッド:ダークウェブ』ネタバレ・あらすじ
前作『アンフレンデッド』から紹介します。
カリフォルニア州フレズノ、地元の高校に通うローラ・バーンズは、泥酔したときの恥ずかしい様子を撮影されてしまう。
動画を『YouTube』にアップロードされて、ひどいいじめを苦にしたローラは、公の場で拳銃自殺をする。
そして、その様子を『動画共有サイト』で中継した。
それから1年後、高校の仲間で『Skype』をしていると、その中に見知らぬアカウントが存在することに気付く。
正体不明のアカウントは、ローラとして話しかけてくる。『私の恥ずかしい動画をアップロードしたのは誰?』
仲間の秘密を暴露しながら、疑心暗鬼に陥れ『パソコンの電源を切ったら死ぬ』というルールのもと、想像を絶する復讐が始まる・・・
ローラの呪いから逃れる術はあるのか?
恐怖に襲われる様子を全編パソコン画面だけで展開した、新感覚のホラー映画として話題を呼びました。
その続編『アンフレンデッド:ダークウェブ』
仲の良い男女メンバーが、いつものようにチャットを始める。
その中の1人が、カフェで落し物として置かれていたパソコンを無断で持ち帰ったと明かす。
パソコンには『UNTITLED』(タイトルなし)というフォルダがあり、その中の動画にはチェーンをつけられた女性や樽の中に人が囚われている様子が映されていた。
すると、パソコンの持ち主らしき人物がチャットに参加して『何をしているか知っている。警察に電話したら殺す』とメッセージを送る。
チャットメンバーが殺されたり、母親が捕らえられたり、近づいてくる恐怖。
そして最後には・・・果たしてチャットメンバーは助かるのか?
想像を超えたインターネットの恐怖の連鎖を、前作と同様に全編パソコン画面だけで展開する。
監督・脚本は『スティーブン・サスコ』初監督作品です。
『THE JUON 呪怨』『呪怨 パンデミック』の脚本『飛びだす 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲』の原案などを手掛けています。
プロデューサーは『セッション』で『第87回 アカデミー賞』5部門にノミネート『J・K・シモンズ』の助演男優賞など3部門を受賞。
『パラノーマル・アクティビティ』『インシディアス』『パージ』『死霊高校』など、数々の超低予算ホラー映画をヒットさせる『ジェイソン・ブラム』
タイトルの『アンフレンデッド』『Unfriended』の意味ですが『友のない・味方のない・寄る辺のない・助けてくれる者のない』などの意味があります。
『アンフレンド』『Unfriend』は『Facebook』で使用する単語『友達解除』という意味です。
友達登録の機能がある全ての『SNS』(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で使用する単語です。
サブタイトルの『ダークウェブ』『Dark Web』の意味ですが、インターネットは大きく3つの領域に分類できます。
『Google』などを利用して普通に検索できる領域『サーフィス・ウェブ』
通常の検索エンジンでは検索不可能な領域『ディープ・ウェブ』
ディープ・ウェブの一部で、犯罪が絡むコンテンツが多い危険領域『ダーク・ウェブ』
仮想通貨取引所コインチェックからハッキングされた、580億円相当の『NEM』が、ダークウェブで格安で取引されていた事がニュースになりましたね。
『アンフレンデッド:ダークウェブ』は、全編パソコン画面だけで展開する『POVショット』で撮影されています。
『Point of View Shot』の略で、視点ショット、主観ショットなどと訳されます。
カメラの視点と登場人物の視線を一致させる撮影法で、『POV』とも呼ばれています。
代表的な作品は『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』『パラノーマル・アクティビティ』などです。
製作費は前作も今作も、100万ドル(約1億1,000万円)の超低予算映画です。
ハリウッド映画の製作費は、大作になると200億円~300億円とも言われます。
製作費1位は『パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド』3億4,100万ドル(約375億1,000万円)
日本公開日や実話は本当なの?
前作『アンフレンデッド』は、2016年7月30日に日本公開されました。
日本での配給は『ミッドシップ』です。
アメリカで4週連続トップ10の作品でも、日本公開までかなりの時間がかかりました。
有名な俳優が出演したり、製作費が高額になる大作となると、日米同時公開や数か月後以内の公開になります。
2018年の話題作『ジュラシック・ワールド 炎の王国』製作費は、1億7,000万ドル(約187億円)
6月22日、全米4475館で封切られました。(翌週末には4485館に拡大)
日本では、3週間後の7月13日に公開されました。
アメリカでの配給は『アンフレンデッド:ダークウェブ』と同じ『ユニバーサル・ピクチャーズ』です。
『アンフレンデッド:ダークウェブ』は、年内に公開されれば良い方なのかもしれません。
『アンフレンデッド:ダークウェブ』は実話?
今作は、拾って持ち帰ったパソコンから始まります。
実際に誰にでも起こり得ること、スマホなどの情報機器からプライバシーを覗いてしまう行為。
前作の監督『レヴァン・ガブリアゼ』初監督作品は『エターナル 奇蹟の出会い』『アンフレンデッド』が2作目です。
監督のコメントで、ネットいじめを原因とした自殺事件を元にしたことを述べています。
『実際に起きた様々な事件から着想を得ています。これらの話を聞いたり読んだりすることは、とても心が痛みます』
『そして決して忘れないでください。オンライン上で、あなたの罪は永遠に生きるということを』
まとめ
映画『アンフレンデッド:ダークウェブ』を、まとめてみました。
日本で興行収入が見込める作品以外を、日本の配給会社が権利を得ることは大変なことですね。
2018年に『アンフレンデッド:ダークウェブ』が公開される事を願うばかりです。
『ミッドシップ』さん、応援しています。
読んでいただき、ありがとうございました。
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