Sponsored Links

『菊とギロチン』(映画)ネタバレやあらすじは?アナキストグループと女性力士の関係とは?

映画マニア、管理人です。


上映時間4時間30分以上の話題作「ヘヴンズ ストーリー」を世に送り出した瀬々敬久監督。

その瀬々監督がオリジナルプロジェクトとして手がけた作品、「菊とギロチン」の公開が決定しました。

撮影段階から出資者や出演者を募り、構想から30年もというかけたこの作品。

今年度の日本映画を語るに外せない作品になりそうです。

それではネタバレ、あらすじなど紹介していきましょう。

Sponsored Links

Contents

「菊とギロチン」ってどんな映画?

「自由」「自主自立」を掲げる瀬々敬久監督は、常に映画界に衝撃を与える作品を送り続けています。

今作品もその期待に背かず、「自由」を求める人々がスクリーンいっぱいに情熱をみなぎらせています。

撮影前から出資者を募り、さらに制作段階でも協賛を呼びかけて、ついに瀬々監督の意思を貫いた作品が生まれました。

熱い思いと、笑い、涙のつまったこの作品。夏の映画のダークホースになりそうです。




あらすじ

時は大正末期。関東大震災後の日本は不穏な空気に包まれ、重苦しさに不安を抱えた人々が時代の流れに身をすくませていました。

その空気に反発するように生まれたのが無政府主義を掲げた「ギロチン社」。

そして時を同じく、全国各地で人気をよんだ「女相撲興行」では、女たちが「強くなりたい」「自立したい」という思いから土俵で激しくぶつかり合っていました。

「ギロチン社」のアナーキストと「女相撲」の戦う女達。「自由になりたい」という同じ思いが繋がり、葛藤しあう青春群像劇。

ネタバレ

「ギロチン社」「女相撲」はどちらも実在しました。

「女相撲」は江戸時代末期から人気で、その後女子プロレスに発展したと言われていますね。

まげを結い、シャツにまわしを締めた姿は現代の女性から見ても迫力あるものです。

女性にとって生きづらい時代へ果敢に挑んだ女性の姿が「女相撲」なら、「ギロチン社」も当時戦いに向かった男性の姿。

「ギロチン社」は酒と色に溺れながらも政府に反感を持った結社でした。

とはいえ、失敗と間違いを繰り返し、当局の警戒を強めさせた結果に終わっています。

2つのグループが実際に接触した記録はないようですが、ともに「自由」を求めて時代に立ち向かっていったことは間違いありません。

映画の中では互いに共感しあいながら、徐々に惹かれあっていく関係が描かれています。

新人力士の花菊は、夫の暴力に耐えかねて家を出て「女相撲」に参加していました。

詩人で「ギロチン社」のリーダー格でありながら、いまひとつかっこつかない中濱。

二人は互いの境遇に同情し、それとと同時にその強さにも惹かれあっていきます。

元遊女の十津川と、中濱と同じく「ギロチン社」リーダーである寛の間にも愛情が湧きあがります。

それぞれの思いが募っていく中、現実の大きな壁が大きく立ちはだかります。

葛藤の中、四人が最後に出す決断とは。

思いっきり怒って、笑って、泣いて。この映画はきっと見た人の心に何かを残していってくれます。

Sponsored Links

キャスト紹介


簡単にキャストを紹介します。

木竜麻生(花菊ともよ役)

1994年生まれの新潟県出身の女優。現在23才です。

新人力士の花菊役は、「鈴木家の嘘」にも抜擢された木竜麻生。

まわしにまげという格好にも堂々とと挑む姿も可愛さと純真さがあふれています。体当たりでぶつかったという相撲シーンにも注目ですよ。

作品
・2017年 トウメイの壁

・2016年 グッドモーニングショー

・2016年 深爪

・2015年 ピース オブ ケイク

・2015年 アゲイン

・2014年 りゅうのみみ

・2014年 まほろ駅前狂騒曲

東出昌大(中濱鐵役)

1988年生まれの埼玉県出身、現在30才です。

パリコレにまで出演したモデルでしたが、2012年の「桐島、部活やめるってよ」で俳優としてデビューを飾ました。

その後も数々の映画賞を受賞し、2015年にはNHK連続テレビ小説で共演した女優杏と結婚。

三人の父親となった今でも人気を集めています。

作品
・2012年 桐島、部活やめるってよ

・2014年 クローズEXPLODE

・2014年 寄生獣

・2014年 アオハライド

・2015年 寄生獣 完結編

・2016年 デスノート Light up the NEW world

・2016年 聖の青春

・2017年 散歩する侵略者

寛一郎(古田大次郎役)

https://twitter.com/colllacafege/status/837623864892903424

1996年生まれの東京出身。

祖父に三国連太郎、父に佐藤浩市という俳優一家の寛一郎。ロサンゼルスに短期留学し、2017年に「心が叫びたがってるんだ。」でデビューしました。

続けて「ナミヤ雑貨店の奇跡」にも出演し、2018年にはドラマ出演も決定しています。今後も注目される期待の俳優です。

作品
・2017年 心が叫びたがってるんだ。

・2017年 ナミヤ雑貨店の奇跡


Sponsored Links

まとめ

閉塞的な空気が流れる時代に、「自由に生きる」ことを求め続けた4人。

その強さや苦悩は、現代の私たちにも大きな共感を与えてくれます。

大正時代の「女相撲」に「結社」なんて聞くと、まったく違う世界のようにも聞こえますが、「自由」を求める気持ちは現代でも十分に理解できることではないでしょうか。

より困難な時代に生きた4人に早く会いたいですね。

公開が待ちきれません。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

SNSで共有しましょう!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)