映画マニア、管理人です。
今回ご紹介するのは、小説が原作の映画「ここは退屈迎えに来て」です。
とてもパンチの効いたタイトルですよね。
退屈と言ってもいろんな状況があると思います。
職場が退屈なのか、家で退屈なのか。
あまりポジティブな映画ではないようにタイトルから想像できますよね。
では一体どんな内容なのでしょうか。
『ここは退屈迎えに来て』(映画)ネタバレあらすじは?
キャストや橋本愛の演技評価もまとめてみましょう。
Contents
映画「ここは退屈迎えに来て」あらすじ
<予告>
何者かになりたくて東京で就職したものの、10年でなんとなく地元に戻った27歳の「私」は、実家住まいでフリーライターとして働いています。
タウン誌で記事を書いているけれど、親にはフリーター扱いをされ、冴えない毎日。
そんなある日、高校時代に仲の良かった友達に久々に会い、勢いで「とにかく格好良い・背が高い・サッカー部のエース・不良とも適度に仲がいい」と、
モテる要素しかない憧れの椎名くんに連絡を取り、会いに行くことになります。
道中、椎名くんとの忘れられない思い出を蘇らせる「私」。
椎名くんの大人になった姿とは・・・
地方から東京に出てきて仕事を続けるものの、ある区切りをきっかけに地元に戻る人って結構多いですよね。
地方ならではの閉塞感が嫌になったものの、今度は都会で感じる閉塞感が嫌になったとか、理由は様々です。
「私」に共感できる女性も多いかもしれません。
原作は山内マリコさんの8つの物語で構成された短編小説集「ここは退屈迎えに来て」です。
短編小説集が映画化されるというのは、結構珍しいですね。
原作はどのようなストーリーなのでしょうか?
ネタバレも含めてご紹介します。
原作小説「ここは退屈迎えに来て」ネタバレ
この小説の舞台は「ファスト風土」のような地方都市で、詳しい場所は明記されていません。
ファスト風土とは、地方の郊外化により他の都道府県との風景の違いがなくなり、地域の独自性がなくなることです。
要するに、どこにでもあるような風景しかない街に住んでいるということになります。
隣県でも同じような景色が見られるのです。
短編小説集で、8つの物語の主人公はそれぞれ違います。
ある物語の主人公は大学進学を機に上京を目指し、別の物語の主人公は大阪に住んでいたりと、みんな都会に憧れ、都会に向かいます。
8つの物語のうちの7つの主人公は女性で、年齢は高校生から30歳までとバラつきがあります。
ですが、全員が小説タイトルにある通り「ここは退屈」と考えているのです。
何もない地元だけど愛着はある、でも閉塞感が苦しく、「迎えに来て」と環境の変化を漠然と望んでいます。
小説には、私達の身近にあるお店がたくさん登場します。
ユニクロ、しまむら、ダイソー、ニトリ、ガスト、スターバックス、無印良品、
ドン・キホーテなどです。
ただ「雑貨屋」や「ファミレス」などと指すのではなく、こうして具体的な店名が出ることで、そのお店の雰囲気や客層をイメージさせられ、よりストーリーがくっきりと見えてくるかと思います。
ラブストーリーをメインにしたものではなく、
先述の通り、地方を飛び出して何年か後にUターンしたり、地方にうんざりしながらも出るきっかけが掴めない人が強く共感できるストーリーとなっているようです。
SNSの反応
「ここは退屈迎えに来て」コンビニ潰れてわけわからんリサイクルショップできるとことか、ほんと富山って感じ
— kbys (@kbys_02) February 24, 2018
山内まりこ「ここは退屈迎えに来て」を読了。「あの子は貴族」に続きストーリーの組み立てには共感できるのに面白いと思えない。加藤シゲアキ作品でも同じことを感じるなあと思ってたがこれは「環境」そのものに人の変化の要因の多くを求める傾向のある作品を読んだ際の感想かもしれないと思い当たった
— sayanu (@sayanu) February 25, 2018
東京にいるのに、ここは退屈、迎えに来て、と思ってる人もいるわけで。実はその人たちの方が、地方にいる人たちよりしんどい気はしている。
— 平谷悦郎 (@caleKLF007) February 23, 2018
ここは退屈だから迎えに来てとタイトルで言っているけど別に迎えを待っている訳ではなくさっさと免許取って行きたいところに行った方が少しは退屈しない人生になるって感じの話だった。でも、それをはっきり言わないんだよね。
— うと (@nitostry_da3) February 23, 2018
どうやら、物語の主人公に共感出来るか出来ないかが、映画を楽しめるかどうかを大きく左右しそうですね。
いろんな見方、十人十色の意見があると思います。
キャスト
簡単にキャスト紹介をしておきます。
橋本愛
見つめられたい人RT!#橋本愛 pic.twitter.com/4CH9wu2ncV
— 橋本愛 (@hashimotoaigazo) February 24, 2018
誕生日:1996年1月12日
年齢:22歳
身長:165cm
熊本県 熊本市出身
受賞歴:日本アカデミー賞 新人俳優賞
「告白」「桐島、部活やめるってよ」「寄生獣」などの映画やドラマに多数出演されている女優さん。
本作に関して、
「原作を10代の時にお風呂で読んで、ああ好きだなあと思って、
好きな小説の映像化に関われたのはとても幸せなことでした。
以前から廣木監督の現場にも興味があったので、ダブルで夢かなってうれしかったです。
田舎の景色や帰郷した時の思いとか、体が知ってることが多かったから地方出身で良かったと思いました。
御縁の塊のような作品に携われて最高です。早く見たいです!」とコメントしています。
引用元
門脇麦
https://twitter.com/cinema_cafe/status/968057956938821632
誕生日:1992年8月10日
年齢:25歳
身長:160cm
東京都出身
「闇金ウシジマくん Part2」「オオカミ少女と黒王子」などに出演。
本作の出演に対し、
「誰かに強く憧れて自分を認められなかったり、誰かに固執することでしか自分の存在意義を見いだせなかったり。
歳を重ねるにつれて削がれていくであろう苦しくて退屈な時間もいつかは愛おしく感じられるのかな、
そんな風に思える瑞々しい作品になるのではないかと思いました。
廣木さん、そしてやっと橋本愛ちゃんとご一緒出来たことがとても嬉しいです。
完成を観られるのを楽しみにしています。」とコメントしています。
引用元
成田凌
誕生日:1993年11月22日
年齢:24歳
身長:181cm
埼玉県 さいたま市出身
「キセキ-あの日のソビト-」や「ラブ×ドッグ」などに出演。
「ONE PIECE FILM GOLD」「君の名は。」では声優にも挑戦しました。
本作の出演に対し、
「一歩先にいるのか後ろにいるのか、存在したのかしなかったのか、どこか愛せるようで愛せない、椎名役を演じました。
富山の地に力を借り、廣木監督をはじめスタッフや共演者の力を借り、美しい青春と草臥れた白秋の日々を過ごさせていただきました。
美しい映像と混沌とした感情の中のどこかにあったであろう愛を探す人間たちの物語です。」とコメントしています。
引用元
橋本愛の演技評価
ここで、橋本愛さんの演技力の評判を見て見ましょう。
橋本愛ちゃん、やっぱり演技が上手い。たった2回しか登場してない上に口では好き勝手いうキャラクターなのに西郷どんへの愛情と想いを内に秘める気質が溢れ出ている…。
#西郷どん— 名前はまだ決まらない (@namaehamada_nai) February 25, 2018
橋本愛ちゃんの演技、立派である
— とめこ (@Baltaaan) March 2, 2018
「ツナグ」は橋本愛さんの泣きの演技が秀逸なのでぜひ見てほしい
そのあと不能犯を見て桃李くんのギャップに震えろ— こたる (@cotalu_) February 26, 2018
橋本愛さんは「告白」しか観たことなかったけどいい女優さんだよなあ。演技が整ってきめ細かくて更にスケール感もあるし世界で活躍して欲しいな。TAOみたいに。
— usokawa (@gomacapy) February 25, 2018
かなりの高評価続きです。
これは本作での演技にも期待大ですね。
とくにこのような無機質な感じ笑わす演技は橋本さんはうまいと思っています。
ロケ地&公開日
2017年6月中旬から7月中旬にかけて富山県内で撮影されました。
撮影中はこのようなアカウントで積極的にエキストラを募集していたようです。
https://twitter.com/kokoha_extra/status/877390524138766337
劇場公開日については未定ですが、今秋に公開予定です。
続報が楽しみですね。
まとめ
まだまだ詳細が明らかになっていませんが、
予告動画が出来上がったりすれば、もっと映画の雰囲気がつかめることと思います。
誰しもが抱える閉塞感や、今いる環境への不安を、
人気キャストがどう演じてくれるのかというところも大きなポイントです。
原作小説も、8つにストーリーが分かれているのであれば読みやすいのではないでしょうか?
秋の公開前に予習するのも良いかもしれませんね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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