90歳の老人が麻薬の運び屋?!全米が驚愕した前代未聞の実話を映画化!
「運び屋」は、映画界のレジエンド、クリント・イーストウッドがアメリカ犯罪史上最高齢の運び屋に扮し、監督・主演した大注目の話題作です。
大注目の作品ということで早くも要チェック!見どころやキャスト等をご紹介します。
Contents
ストーリーと見どころ
映画『THE MULE』(邦題:運び屋)は、アメリカでは名前の知られた90歳の園芸家が、実は一人で大量の麻薬を運んだ伝説の「運び屋」だったという仰天ストーリー。
あらすじ
アール・ストーン(クリント・イーストウッド)は金もなく、孤独な90歳の男。
ビジネスに失敗し、自宅も差し押さえられかけた絶体絶命のピンチに陥る!
そんなとき、アール・ストーンにあるビジネスの話が舞い込んでくる。
それは・・車の運転さえすればいいという仕事。
一見、誰でも手軽にできそうな内容・・それなら簡単・簡単!
どうしてもお金が欲しい為、即!この話にとびついいたアール・ストーン。
が・・実は・・それにはとんでもないような裏が潜んでいた。
彼が運転する車の中には、とんでもないようなブツがあったのです!
そのブツは・・なんと!麻薬。
しかも・・メキシコの麻薬密売組織・凶悪なカルテルの麻薬!
「なんてこった!」・・しかし驚く彼も、巨額の報酬の誘惑に負けてしまう。
こうして、アール・ストーンは、いきなり麻薬の運び屋に転身!
はたして・・アール・ストーンの運命はどうなってしまうのでしょうか?
見どころは?
麻薬取締局の捜査をかいくぐりながら、最年長の麻薬の“運び屋”となった老人の機知に富んだサスペンスフルな展開が見どころ。
サスペンス色の強いストーリーながら、この作品の主演兼監督は巨匠クリント・イーストウッド!
自身が主演と監督を兼ねるのは、2008年の「グラン・トリノ」から11年ぶり。
キャリアを重ねてきたクリント・イーストウッドが主人公をどう演じ、どう演出するかラストまで目が離せません。
『運び屋』を実際に見た方の感想
初老の花屋の親父が、麻薬の運び屋になるというストーリー。
主演のクリントイーストウッドがその老いをそのまま演技に生かした大好評の作品です。
老人はボロボロのトラックで運ぶものを知らされずに運んでいた。
麻薬で、報酬も良く、運ぶたびに報酬が上がり、トラックも良くなっていくのです。
警察も驚くほど。
運転には自信のある老人は、麻薬の運び屋にされていきますが、
本人には何を運んでいるのかも知らないということがびっくりでした。
その様な状況で起こる様々な出来事、そして実際にあったことを、クリントイーストウッドが監督/主演で見事に演じました。
さすがというしかありません。
全体的な感想としては、予想よりシリアスという感じはあまりなく笑いもあり、重すぎず最後まで飽きずに視聴できました。
イーストウッドの人生ともいえるような作品でした。
一人旅が好きだったいうレオ・シャープに共感しているイーストウッドのコメントもあり演じるうえでかなり意識したのだと感じました。
結局麻薬捜査の目を盗んで最年長の運び屋なったということで悪いことをしているはずなのになぜか応援したくなっていました。
イーストウッドだからこそ最年長の役を演じ切ることができたのだと思います。
本人には何を運んでいるのか分からなかったという点は衝撃を受け、罪をきせられた被害者を見ているようでした。
『運び屋』は、「ニューヨーク・タイムズ・マガジン」に掲載された
麻薬カルテルの運び屋をしていたレオ・シャープの実話をクリント・イーストウッドが映画化しました。
園芸業を営む87才のアール・ストーンは
インターネットのオンラインショッピングの煽りで廃業に追い込まれます。
犯罪歴も無く交通違反も犯した事の無いアールはカルテルにとって理想の運送人。
家族を蔑ろにしていたため疎遠になっていましたが孫娘の結婚を機に奮起します。
声を掛けられ運転するだけでお金を貰えると思ったアールですが、
多額の報酬のために毎月200キロ単位のコケインを運ぶようになります。
アメリカの麻薬取締局が長年目を光らせていたにも拘らず、
アールが捜査網に掛からなかった理由は高齢であった事でした。
妻の危篤を知ったアールが麻薬運びを中断して家族との関係修復を選んだ心情を
久し振りに主演を演じたイーストウッドが説得力を持って豊かに表現しています。
元ネタは?
映画のもとになったのは、第2次世界大戦の退役軍人で園芸家でも知られたレオ・シャープの前代未聞の実話。
メキシコからデトロイトへ大量のコカインが運びこまれていることを知った、麻薬取締局の捜査官は必死の捜査の末に、一人の”運び屋”の存在を掴むことに・・
2011年に逮捕されたとき、レオ・シャープは87歳。
逮捕歴もない、しわくちゃのありきたりな老人だった・・・
映画のベースになったのは2014年6月に「ニューヨーク・タイムズ・マガジン」に掲載された「シナロア・カルテルの90歳の運び屋」という1本の“仰天”記事が掲載されました。
イーストウッドは、この記事を目にし映画化権を取り『グラン・トリノ』の名手、ニック・シェンクが脚本化、麻薬捜査をめぐるサスペンスフルで極上のドラマを見せきる傑作にしたてあげたのです。
キャスト
主演・監督「クリント・イーストウッド」
ポスターに写っているのはイーストウッドの横顔と、沈みかけた太陽が照らす荒涼とした土地をゆく1台のピックアップトラックのみ。
撮影時87歳だったイーストウッドが、自身の人生と重ねあわせて映画人生を謳歌するかのような名演を披露しています。
深く刻まれた皺の奥には、イーストウッド自身が歩んできた道を見つめているようにも見えます。
86歳の巨匠は、まだまだ元気!そしていつまでもカッコいい~
共演するキャストも豪華
アール・ストーンの娘役には、イーストウッドの実の娘であるアリソン・イーストウッドや、彼を追い詰める捜査官に「アメリカン・スナイパー」でタッグを組んだブラッドリー・クーパー、カルテルのボスにアンディ・ガルシアなど個性的な役者が脇を固めています。
さらにローレンス・フィッシュバーン、マイケル・ペーニャ、ダイアン・イーストといったアカデミー賞の常連俳優が脇を固め、新進のタイッサ・ファーミガらが出演。
老人のその後はどうなった?
映画「運び屋」のアール・ストーンのモデルとなったレオ・シャープは、逮捕時は87歳でその後90歳で亡くなっています。
映画化に際し、すでに亡くなっているシャープと会うことはなかったイーストウッドだが、人物像のリサーチにはほとんど時間をかけていないと話しています。
さらに「一度だけ法を犯し、それが成功してしまったらどうなるのか。この映画のような彼を想像できた。そして彼は1人で運転して旅するのが好きだった。私も一人旅が好きだから、そこが共通点だ」とコメントしています。
まとめ
「運び屋」は、数々のアカデミー賞に輝く巨匠クリント・イーストウッド監督最新作にして主演作。
機知に富み、麻薬取締局の捜査をかいくぐりながら最年長の“運び屋”となった老人の前代未聞の実話を基にしたサスペンスフルなドラマが繰り広げられます。
2019年3月8日(金)、全国ロードショー
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