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『グッバイ・ゴダール!』(映画)ネタバレやあらすじは?日本公開日やキャストのステイシーに期待!

映画好きなら知らない人はいない世界的巨匠ジャン=リュック・ゴダール。

彼の伝記映画『グッバイ・ゴダール!』の日本公開が決まりました。

原作となるのは、当時ゴダールの妻であったアンヌ・ヴィアゼムスキーの自伝的小説です。

1960年代後半のパリを舞台にゴダール夫妻の日々が描かれます。

1960年代後半のフランスと言えば映画的にも政治情勢的にも激動の時代です。

そんな激動の時代に翻弄され、はたまた夫婦というお互いの関係に翻弄された二人。

どんな伝記映画になっているのかとても楽しみです。

今回は、この『グッバイ・ゴダール!』をジャン=リュック・ゴダールという人に触れながら紹介していきたいと思います。

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Contents

ジャン=リュック・ゴダールってどんな人?

1930年12月3日にフランス・パリで生まれます。

幼少期をスイスで過ごしますが、両親の離婚を機にパリへ戻りソルボンヌ大学に進学します。

この時期にジャック・リヴェットやフランソワ・トリュフォーなど、後にヌーヴェルヴァーグを代表する人たちと出会い親交を深めます。

ゴダールは批評家として映画に関わり始め、1954年に第1作目となる短編『コンクリート作業』を脚本・監督しました。

その後、フランソワ・トリュフォーと共にいくつかの短編映画を制作。

1959年に『勝手にしやがれ』で長編監督デビューします。

この『勝手にしやがれ』はジャン・ヴィゴ賞やベルリン国際映画祭銀熊賞などを受賞するなどし高い評価を得ました。

この『勝手にしやがれ』の成功から、ゴダールは1年に2作程度というハイペースで様々なジャンルの映画を撮り、ヌーヴェルヴァーグと呼ばれるフランスの新しい映画運動の旗手として活躍しました。

私生活では、ゴダールの初期映画で多くの主演女優を務めたアンナ・カリーナと1961年に結婚。

1965年に離婚し、1967より『グッバイ・ゴダール!』の原作者であるアンヌ・ヴィアゼムスキーと結婚しています。

時を同じくしてゴダールは1967年にアメリカ映画産業を批判すると共に商業映画との決別を発表。

『中国女』など政治的メッセージの強い作品を制作していきます。

この時期のゴダール作品は、映像表現も禍々しいものへと変わり、彼自身の映画に対する悩み、自問自答が作品内に多く含んでいるため、ゴダールという人間を語るうえで欠かせない時期であることは間違いないです。

『グッバイ・ゴダール!』は、この時期のゴダールと妻アンヌを描いた作品というわけなんですね。

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『グッバイ・ゴダール!』ってどんな映画?

あらすじやネタバレ

19歳のアンヌ(ステイシー・マーティン)は、それまで予想だにしなかった刺激的な日々を送っていた。世界中から注目される気鋭の映画監督ジャン=リュック・ゴダール(ルイ・ガレル)と出会い、恋に落ち、彼の新作『中国女』の主演女優に抜擢されたのだ。
今までは触れ合わなかった新しい仲間たちと映画を作る刺激的な日々、そしてゴダールからのプロポーズ。ノーベル文学賞受賞作家フランソワ・モーリアックを祖父に持つアンヌと、ヌーヴェルヴァーグを代表する監督の一人であるゴダールの結婚は世間から注目され、まるでアイドルのようにメディアにも追いかけられる。パリのスタイリッシュなアパルトマンで、新婚生活をスタートする二人。どこへ行き、誰に会い、何をして何を食べるか、すべて決めるのはゴダールだったが、生まれて初めての体験ばかりで、アンヌはあらゆることを夢中で吸収していく。
しかし時代は1968年。街では革命の気運が日に日に激しくなり、ゴダールも映画制作よりも、学生や労働者と肩を並べて機動隊に石を投げたり、学生たちとの討論会に興じたりする事が増えていく。そんな中、アンヌは友人の映画プロデューサーのミシェル・ロジエ(ベレニス・ベジョ)から、カンヌ国際映画祭へ行こうと誘われる。共通の友人が監督する作品が選ばれたので、皆で応援をしようというのだ。だが、現ド・ゴール政権下の映画製作を批判するゴダールは、映画祭を中止すべきだと主張。カンヌ映画祭に行ってみたい気持ちを抑えきれないアンヌは、初めて夫に反抗し、ミシェルと共にカンヌへ出かけ優雅なバカンスを満喫する。一方のゴダールは、フランソワ・トリュフォー、アラン・レネ、クロード・ルルーシュらと共にカンヌに乗り込み、映画祭を中止へと追い込んでいく。
パリへ戻ったゴダールは、“ゴダール”の名前を捨て“ジガ・ヴェルトフ集団”を結成。全く新しい映画を撮ると宣言してみたり、ベルナルド・ベルトルッチ(グイド・カプリーノ)から誘われたローマでの映画会議で、ベルトルッチと激論を交わした末、絶交してしまったりと、我が道を進み続ける。「私を広い世界へと連れ出し、輝くような日々を与えてくれたゴダールに、いったい何が起きたの?」と、揺れるアンヌの元に、イタリアの奇才マルコ・フェレーリ監督から新作出演依頼が届く。アンヌは女優としてのステップアップを決意するのだが─。
引用元 http://gaga.ne.jp/goodby-g/

二人の出会いからぶつかり合いを描いた真っ当なラブ・ストーリーですね。

やはり面白いのが、登場人物がその時代を代表する映画関係者ということです。

”あっ、あの監督だ!” ”へえ、あの人たちはこういう関係性があったのか”など、そういった楽しみ方が出来るのも伝記映画の面白いところだと思います。

予告編の映像の色合いもとってもお洒落なので、目で楽しめちゃう感じなのも良いですよね!

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キャストの紹介

ステイシー・マーティン


1991年1月1日生まれ(27歳)

フランス人の父とイギリス人の母のもとパリで生まれます。

7歳から13歳の間は日本で生活していましたが、日本語自体は話せないそうです。

10代のころからファッションモデルとして活動を開始。

イギリスで演技の勉強中に、ラース・フォン・トリアー監督の『ニンフォマニアック』のオーディションに参加しスクリーンデビュー。

色情狂のヒロインという難しい役どころを見事に演じ切りました。

その体当たり演技に肝を抜かれたように驚かれた方は多いのではないでしょうか。

他の出演作に『シークレット・オブ・モンスター』、『五日物語-3つの王国と3人の女-』、『ゲティ家の身代金』などがあります。

本作でのアンヌの役作りについては

「ゴダールの映画は完全に編集されているので、当時の直接的な情報を得るのが難しかった。あの時代の人々の話し方、身のこなし、ふるまいを見るためには、もっと日常的で自然なものが必要だと思ったの。トリュフォーの作品にはこの点でとても助けられたわ。」
引用元 http://gaga.ne.jp/goodby-g/

と語っています。

彼女の演技の瑞々しさは予告からも伝わってくるので、本当に楽しみです。

これからどんどん活躍の幅を広げていく女優さんだと思うので、注目していきたいと思います!

ルイ・ガレル

1983年6月14日生まれ(34歳)

映画監督のフィリップ・ガレルと女優のブリジット・シイの子供としてパリで生まれます。

幼いころから父親の映画作品に出演し、フランス国立高等演劇学校を卒業。

2003年に出演したベルナルド・ベルトルッチ監督の『ドリーマーズ』で国際的に名の知れた俳優となりました。

出演作品に『愛のうた、パリ』、『美しいひと』、『SAINT LAURENT/サンローラン』などがあります。

ゴダール役を演じるに際し、

「どんな俳優にとってもゴダール役はとても怖い。クリスチャンが冒涜に身を落としていると感じることなく、どうやってキリストを演じることができるだろう? 僕にとってはそれと同じで、ゴダールの崇拝者としてこの役は演じられない、って思ったよ。」
引用元 http://gaga.ne.jp/goodby-g/

とインタビューで語っています。

ゴダールを尊敬してやまない彼が、どのようにしてジャン=リュック・ゴダールという人物を演じているのか。

その部分も注目してみたいですね。

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おわりに

ジャン=リュック・ゴダールの伝記映画『グッバイ・ゴダール!』。

まだゴダール作品を見たことがない人なんかにも、この映画からゴダール作品に触れてみる良い機会だと思います。

鑑賞前にゴダール作品に目を通すも良し、鑑賞後に興味を持つも良し。

そんな感じの映画になっていると思います。

それぞれ色々な楽しみ方で鑑賞に臨める映画なのではないでしょうか。

『グッバイ・ゴダール!』は2018年7月13日(金)より全国順次ロードショー。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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