綿矢りささんの小説で話題となった映画『勝手にふるえてろ』が、12月23日(土)に公開されます。
原作者の綿矢りささんは美人芥川賞作家として有名ですが、同時に「こじらせ系作家」としての名もじわじわ浸透しています。
そんな綿矢りさんが描くこじらせ女子の映画化ということで、非常に楽しみになってきました。
予告でも主演の松岡茉優さんがキレッキレの妄想女子を披露していて、公開が今から待ち遠しいですね。
映画『勝手にふるえてろ』の情報についてまとめてみました。
原作者の綿矢りささんはどんな人?
まずは原作者の綿矢りささんについてご紹介させていただきますね。
経歴
綿矢りささんは1984年生まれで現在33歳。京都府出身です。
京都府の高校在学中に、太宰治の小説を読んだことがきっかけで小説を書き始め、小説『インストール』で高校生作家としてデビューしました。
そのデビュー作『インストール』は、2004年に上戸彩さんの主演で映画もしています。
この映画には子役時代の神木隆之介さんも出演しているんですよ。
早稲田大学在学中の19歳のときに、これまでの最年少記録を大幅に塗り替えて『蹴りたい背中』で芥川賞を受賞しました。
当時は、1歳上の金原ひとみさんとの同時受賞であったことや、その美しい外見も含めて大きな話題となりましたので、覚えている方も多いと思います。
かなりトントン拍子で小説家としての階段を駆け上がったかのように見えますが、その後はスランプでアルバイトを転々としていた時期もあったそうです。
しかし、そのスランプを脱出するきっかけになったのが今回の『勝手にふるえてろ』だったそうなんですね。
恋愛もうまくいかないし、完全に煮詰まっちゃって。でもあるとき、それまで自分が書いてきたものを見直すっていうか、思い返すことをしたら、「別にもういいか」ってなった。
押し入れにこもってネットのアダルトサイト見てるとか、内向的な男子の背中を蹴りたいとか、私が書けるのはちっちゃな世界の人たちの話で。そうじゃない話を書きたいと思ったけど、できないんだって気づいて開き直ったんですよ。
「おんなじ感じでいいやん、書きたいんやし」って。そこでスッと出てきたのが『勝手にふるえてろ』だったんです。
自分の殻を破ろうとして破らなかった結果、また本が書けるようになった。
引用元
その後、小説『勝手にふるえてろ』は2010年の織田作之助賞大賞候補にも選ばれました。
また、綿矢りささんは元AKB48の前田敦子さんのファンであることも公言しています。
前田敦子さんの写真集を購入したり、卒業ライブを号泣しながら見ていたそうです。
「美人芥川賞作家」というとなんだか近寄りがたい印象も受けますが、こういう情報を知るととても身近に感じますね。
でも主人公は前田敦子さんだったらもっとうれしかったのかもですね。
映画『勝手にふるえてろ』のあらすじは?予告動画も
映画『勝手にふるえてろ』は、エトウヨシカという24歳で処女の女の子が、中学生の頃から10年間脳内で片思いをし続けている「イチ」と、告白してきた同僚「二」という2人の男性の間で揺れ動くラブコメディです。
一方的に脳内で進行する片思いと、リアルな恋愛の間で、「わたしには彼氏が2人いる」と悩んだ恋愛ど素人のヨシカは、やがて周囲を巻き込んで大暴走していきます。
学生時代に編み出したイチにばれないように見つめる「視野見」というワザや、二に告白されたことに踊って舞い上がる姿は、まさにイタさ全開の「こじらせ女子」なのですが、どこか憎めずかわいらしいんですよね。
「傷だらけの現実を突き抜ける暴走ラブコメディ」というキャッチコピーも秀逸です。
ヨシカが暴走の果てにどんな結論を出すのか、楽しみですね。
映画『勝手にふるえてろ』キャスト紹介
ここで、映画『勝手にふるえてろ』のキャストをご紹介します。
松岡茉優
渡辺大知(黒猫チェルシー)
北村匠海(DISH//)
石橋杏奈
古舘寛治
片桐はいり
主演は、映画『ちはやふる』や、大河ドラマ『真田丸』など、大活躍中の松岡茉優さんです。
現在放映中のドラマ『コウノドリ2』にも出演されていますね。
松岡茉優さんは、今回の映画『勝手にふるえてろ』が初主演映画となります。
コミカルさもあわせ持った確かな演技力が注目されている松岡茉優さんが、今回どんなこじらせ女子を見せてくれるのか楽しみです。
イチはモデルや俳優として活躍しているDISH//の北村匠海さん、ニはロックバンド、黒猫チェルシーのボーカルで俳優としても活躍する渡辺大知さんが演じています。
物憂げなイケメン「イチ」と、実直そうな青年「ニ」がどういうふうに話に絡んでいくのかも見どころです。
古舘寛治さんや片桐はいりさんなど、実力派の俳優さんたちも集って映画を盛り上げているようです。予告でも味のある存在感を醸し出していますね。
まとめ
今回は映画『勝手にふるえてろ』のあらすじ、原作者、キャストをまとめました。
妄想こじらせ系女子のヨシカの暴走ぶりが予告からもよく伝わってくるのですが、ストーリーがどんな展開を見せるのか今からとても楽しみですね。
松岡茉優さんの演技も期待大です。
公開は12月23日(土)です。
今年最後にすかっと笑える映画もいいかもしれませんよ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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