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『Thoroughbred(サラブレッド)』ネタバレやあらすじは?タイトルの意味やアニャの演技力は?

映画マニア、管理人です。

思春期女の子2人のスリラー映画『Thoroughbred(サラブレッド)』が、2018年3月9日にアメリカで公開されました。

扱っている題材、注目株である主演女優たち、今作が監督デビューのコーリー・フィンリーのスタイリッシュな映像演出などで、かなり話題となっているみたいですね。

日本公開はまだ決まっていませんが、チェックしておいて損はない映画だと思います。

そんな『Thoroughbred(サラブレッド)』のネタバレやあらすじ、キャストなども紹介していきます。

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Contents

『Thoroughbred(サラブレッド)』ってどんな映画?

『Thoroughbred(サラブレッド)』は、女の子2人が父親を殺害する計画をたてるというスリラー映画です。

暗めの題材ですが、予告編を見る限りでは素直に暗いスリラー映画という感じではないんです。

なんだかとてもオシャレな感じの映画ですよね。

予告編と思春期真っ盛りのティーンエイジャーの女の子二人から、2001年公開の『ゴーストワールド』のような印象を受けました。

それに、女の子二人での殺害計画とかを考えれば、『乙女の祈り』や『小さな惡の華』のほうが近いかもしれませんね。

とにかく、いずれの3作品もカルト的人気の高い作品ですから、『Thoroughbred(サラブレッド)』も局所的なマニア受けする作品になる可能性は高いですね。

その証拠に『ショーン・オブ・ザ・デッド』、『ホットファズ』、最近では『ベイビー・ドライバー』などの監督で知られるエドガー・ライトが『Thoroughbred(サラブレッド)』を絶賛しています。

こんなの期待するなっていうのが無理な話です!

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あらすじやネタバレは?

リリーとアマンダは小さい頃によく一緒に遊んだ仲でした。

しかし、それぞれ別の学校に進み、長い間交流はありませんでした。

そして大学進学を控えた頃、娘の成績を心配したアマンダの母親がリリーに家庭教師をお願いします。

リリーは容姿端麗で頭も良く、豪邸に住み小遣いにも困らないという何不自由ない生活を送っていました。

ただ一点、母親の再婚相手が大嫌いという点を除けば。

一方のアマンダは、共感や幸福といった全ての喜怒哀楽を感じない人間になっていました。

二人は久々の再会ということもあり、初めこそ違和感のある居心地の悪い関係でしたが、お互いが率直に話していくうちに共有できる何かを感じ、再び友情が芽生えます。

リリーが心の奥底に隠していた義父マークへの殺意をアマンダが誘導し共有したのです。

そして、リリーのマークを殺害する計画は徐々に現実味を帯びてきたのでした。

ここ時からはネタバレです!

アマンダが以前にナイフで馬を安楽死させたことで、すぐにマーク殺害の容疑者になってしまうと考えた二人は、ドラックディーラーのティムにマーク殺害を依頼します。

しかし、ティムはマークの殺害を実行できませんでした。

二人は新しい計画について話し合いますが、その時にマークはリリーの通う寄宿学校での金銭的援助を一切しないことを伝えてきます。

焦りから衝動的になったリリーは一人で殺害計画を立てます。

それは、アマンダに睡眠薬を飲ませその間にマークを殺害し、アマンダに罪を着せるというものでした。

計画を実行しようとしたリリーでしたが、自責の念からアマンダに計画を話し止めようとします。

しかし、自分の人生に意味なんてないと考えているアマンダは、目の前で睡眠薬を飲みリリーに計画を進めるよう促します。

そして、アマンダの意識がなくなると、リリーはマークを殺害して彼の血を泣きながらアマンダにべっとりとつけるのでした。

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出演キャスト

主演の女の子を演じるのは、アニャ・テイラー=ジョイとオリヴィア・クックの二人。

新進気鋭、注目の若手女優2人なんですが、これまでにホラーやスリラー映画で主演しているため、ホラー好きの方にはご存知の方もいるのではないでしょうか。

リリー / アニャ・テイラー=ジョイ


1996年4月16日生まれ(21歳)

日本での公開こそ2017年でしたが2015年の『ウィッチ』で主演し映画デビュー。

数々の映画祭で新人賞を獲得します。

他の出演作にNetflixオリジナルの『バリー』やM・ナイト・シャマラン監督の『スプリット』などがあります。

さらに、2018年4月13日に全米公開される『X-Men』シリーズの『ニューミュータンツ』で主人公を演じることも話題となっています。

アニャ・テイラーの演技力に関してですが、なんといっても『ウィッチ』でのトマソン役がすごく良かったですね。

私は、日本での公開順の関係で『スプリット』からアニャ・テイラーを知ったので、『ウィッチ』がデビュー作とは知りませんでした。

というよりもデビュー作とは思えない演技でしたね。

はっきりした目鼻立ちもあるとは思いますが、『ウィッチ』、『スプリット』を見た人の中でアニャ・テイラーの存在を忘れる人はいないと思います。

それくらい存在感のある演技をする人です。

アマンダ / オリヴィア・クック


1993年12月27日生まれ(24歳)

2014年にSFスリラー『シグナル』で映画デビュー。

他の出演作に『テスタールーム』、『呪い襲い殺す』、ヒッチコック監督の『サイコ』の前日譚を描くドラマ『ベイツ・モーテル』などがあります。

ホラーやスリラー系映画が目立ちますね。

少し前には、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』でヒロイン候補に名前が挙がったことで話題となりました。

2018年4月20日公開のスピルバーグ監督作『レディ・プレイヤー1』ではヒロインを演じています。

ティム / アントン・イェルチン


1989年3月11日生まれ(27歳没)

『スター・トレック』シリーズや『ターミネーター4』、『オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主』、『グリーンルーム』など数々の映画に出演しています。

2016年6月19日に原因不明の事故によって亡くなりました。

本作『Thoroughbred(サラブレッド)』が遺作となるみたいですね。

『Thoroughbred(サラブレッド)』そのタイトルの意味とは?

Thoroughbred(サラブレッド)とはthorough(完璧な)bred(品種)という意味です。

人工的な完全管理によって作られた血統の競走馬を指すのが一般的です。

現在の管理された社会によって作られ、蔓延する精神病の純血統であるリリーとアマンダは、いわゆるサラブレッドといえるのではないでしょうか。

そして、サラブレッドは気性が荒いという性質も持っています。

競走馬として、足の速さだけをとことん突き詰めた交配をしたので、人の言うことをよく聞く馬とはかけ離れた品種になったそうです。

これも、リリーとアマンダに見られる要素だと思います。

“人の手の作り出した最高の芸術品”とまで言われるサラブレッドですから、今までのホラー映画やスリラー映画から生まれた、最も完璧で最も凶悪な映画がこの『Thoroughbred(サラブレッド)』なんだというような見方もできるかなと思います。

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まとめ

今から大作映画に引っ張りだこになると思われる主演の若手女優二人を筆頭にとても魅力的な映画だと思います。

監督も『Thoroughbred(サラブレッド)』がデビュー作なので、直接描写よりもスタイリッシュでテンポ良く描いているという、その手腕がどんなものなのか楽しみです。

日本ではまだ公開が決定していませんが、どんな形であれ鑑賞できる日は来ると思うのでゆっくりと待ちたいと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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