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『マルクス・エンゲルス』(映画)ネタバレやあらすじは?メインキャストの二人が抱き合うとは?

ハイチ出身の社会映画派の巨匠、ラウル・ペック監督の最新作『マルクス・エンゲルス』の公開が発表されました。

世界中に影響を与えたドイツの思想家、カール・マルクスとフリードリヒ・エンゲルスの若き日々を描いた歴史映画です。

2018年4月28日から、岩波ホールと名演小劇場を皮切りに全国で順次公開されます。

今回は、そんな『マルクス・エンゲルス』のネタバレやあらすじについて、紹介していきます。

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Contents

『マルクス・エンゲルス』はどんな映画?

原題は『The Young Karl Marx』。

カール・マルクス生誕200年を記念したもので、西ヨーロッパでカール・マルクスに関して描いた初めての長編作品だそうです。

監督・脚本・製作は社会派の作品で有名なラウル・ペック監督。

有名作として『ルムンバの叫び』や『私はあなたのニグロではない』などがあります。

ラウル・ペック監督は今作に対して、このようなコメントを上げています。

「富の分配」「児童労働」「男女同権」といった確信に満ちたマルクスの宣言が扱った主要なテーマは、いま現在、ヨーロッパのみならず世界中が抱えている問題と通じる。この映画で描かれた時代に続いた歴史について、ここから熟考するか否かは、我々一人一人の責任なのである。
30歳を迎えるよりも前に、マルクスとエンゲルスは世界を変え始めていた。
この映画が描きたかったもの、それは、若さと、思想の革命である。
引用元

今現在、カール・マルクスについて世界から再び注目が集まっています。

そんな中で監督は今作を通して、今の私達は現在の社会に対してどのように当てはめ、どのように返答したらよいのかを伝えようとしているように感じます。

また今作は、歴史映画が対象のフランスの映画賞、fr:Festival international du film de fiction historiqueにて最優秀映画賞と脚本賞を受賞しています。

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『マルクス・エンゲルス』のあらすじは?

公式サイトより、あらすじを紹介します。

若きマルクスとエンゲルスの友情は世界の未来を大きく変えた。
永遠の名著『共産党宣言』(1848)が誕生するまでの激烈な日々を描く歴史的感動作。
1840年代のヨーロッパでは、産業革命が生んだ社会のひずみが格差をもたらし、貧困の嵐が吹き荒れ、人々は人間の尊厳を奪われて、不当な労働が強いられていた。
20代半ばのカール・マルクスは、搾取と不平等な世界に対抗すべく独自に政治批判を展開するが、それによってドイツを追われ、フランスへと辿りつく。
パリで彼はフリードリヒ・エンゲルスと運命の再会を果たし、エンゲルスの経済論に着目したマルクスは彼と深い友情をはぐくんでゆく。
激しく揺れ動く時代、資本家と労働者の対立が拡大し、人々に革新的理論が待望されるなか、二人はかけがえのない同志である妻たちとともに、時代を超えて読み継がれてゆく『共産党宣言』の執筆に打ち込んでゆく。
引用元

公開された予告動画の中では、刑務所へと搬送されるマルクスや「労働者階級の現状について調べたい」と労働者の集まる場所へ乗り込むも殴られてしまうエンゲルスが描かれています。

一筋縄ではいかない日々の先には何が待ち受けているのか、気になるところですね。

そんな中で、予告編ではカール・マルクス役のアウグスト・ディールとフリードリヒ・エンゲルス役のシュテファン・コナルスケが抱き合っている姿が描かれております。

これが何を意味しているのかが答えになっているのではないかと思います。

メインキャストの二人が抱き合うとは?ネタバレかも?

マルクスはエンゲルスの『国民経済学批判大綱』に、エンゲルスはマルクスの論文に感銘を受け、意気投合。

その後、2人は共産主義者同盟の綱領として『共産党宣言』を書き、労働者へ団結を呼びかけました。

予告編の終盤では、そんな2人が抱き合っている姿が映っています。

このシーンが本編ではどのあたりで使われているかは、まだわかりません。

もしこのシーンが映画の中でも終盤に使われているとすれば、この二人が抱き合って喜んでいる姿は、革命を起こすことができたということを意味しているのではないかと思われます。

気になるところですね。

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『マルクス・エンゲルス』のキャストは?

アウグスト・ディール(カール・マルクス役)

1976年生まれ、ドイツ出身の俳優さんです。

父は俳優のハンス・ディール、母は衣装デザイナーであり、妻は女優のジュリア・マリクです。

小さい頃には転居を繰り返していたため、ドイツ語だけでなく英語やフランス語も話せるそうです。

他には『リスボンに誘われて』や『汚れたダイヤモンド』などにも出演しています。

シュテファン・コナルスケ(フリードリヒ・エンゲルス役)

1980年生まれ、ドイツ出身の俳優さんです。

元々は舞台俳優として活躍しており、演劇雑誌『テアター・ホイテ』の中で、有望な若手俳優として選ばれたこともあります。

TV作品にも出演しており、ドイツのみならずフランスでも活躍しています。

他には『Same Same But Different』や『NVA』などにも出演しています。

ヴィッキー・クリープス(イェニー役)

1983年生まれ、ルクセンブルク出身の女優さんです。

ヴィッキー・クリープスの演技力は監督から高く評価されており、

ヴィッキーは本当に素晴らしい発掘だったよ。実は、(出演している)短編の10秒くらいセリフのないシーンの動きを観ただけで、彼女に決めたんだ。
引用元

と監督は述べています。

他には『誰よりも狙われた男』や『SHIBARI 壊れた二人』などにも出演しています。

オリヴィエ・グルメ(ジョセフ・プルードン役)

1963年生まれ、ベルギー出身の俳優さんです。

2002年には『息子のまなざし』でカンヌ国際映画祭男優賞を受賞されました。

2016年には黒沢清監督作『ダゲレオタイプの女』にステファン役で出演し、日本でも話題となりました。

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まとめ

今回は歴史映画『マルクス・エンゲルス』についてご紹介しました。

ラウル・ペック監督お墨付きの演技力を伴った俳優陣、歴史映画ということから衣装や美術にも注目ですね。

また、当時のヨーロッパの労働環境について描かれており、この映画から学ぶことは非常に多いと思います。

映画『マルクス・エンゲルス』は2018年4月28日から公開です。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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