映画マニア、管理人です。
オリンピック候補選手の文字通りの致命的な大転落。
一人の元スキー選手の実話を元に映画『ソーシャル・ネットワーク』でアカデミー賞脚色賞を受賞したアーロン・ソーキン氏が脚本化し、
初の監督に挑んだ映画『モリーズ・ゲーム』は、アスリート物語にありがちな汗と涙の舞台裏のような感動的なものではなく、
ハッキリ言うとちょっとドキドキする犯罪映画です。
主人公、モリーズは人生までも大転落してしまうのでしょうか?
海外では既に公開されておりますので、海外サイトからの情報も交え、どんな映画なのかご紹介いたします。
Contents
映画『モリーズ・ゲーム』あらすじ
主人公のモリーはスキー選手としてソルトレイクシティオリンピックの出場を決める大会で転落し、重傷を負ってしまいました。
結局、オリンピックどころか、スキー選手としての道も諦めなくてはならなくなってしまたのです。
元々、頭のいいモリーはハーバードのロースクールに行き、法律家になると決心したのです。
しかしその前に、一年間、ロスアンゼルスで自由に暮らしてみる事にしました。
ウェイトレスのアルバイトをしていたのですが、そこで知り合った男の誘いで、昼は彼の不動産屋の事務員、そして夜は彼が運営する違法のカードゲームのクラブで働く事になったのです。
そのカードゲームのクラブは、セレバティーや金持ちが集まるところで、彼女はじょうずに客をあしらうことから、かなりの額チップを貰うようになりました。
それに味を占めたモリ―は結局自分で、カードクラブを運営するようになり、かなりの収益を上げるようになりました。
やがて、ギャングに狙われたり、薬をしたりして、しまいにはFBIに捕まってしまうのです。
下がって、上がって、下がってと人生の上下がやばいですよね。
それが面白いから映画化されているのでしょうが。
映画『モリーズ・ゲーム』ネタバレ/みどころ
結局はFBIにつかまってしまった、モリ―ですが、FBIは彼女に顧客の情報を教えたら、有罪にもしないし、財産没収もしないという条件をだしてくるのですが、彼女は断るのです。
米、NPRウェブサイトは映画の中のモリ―のセリフを引用し、この時のモリ―の心境を説明しています。
私がこうする(断る)ことに決めたのは、自分の災難の時に他人を裏切り、自分と一緒に他人まで落ちぶれさせるのはなんか違うと思った。…人を巻き添えにしたり、彼らの家族にまで危害が及ぶようなことになるのは、まるで、終身刑になった感じだわ。
NPRより引用
そして、一度は有罪になったものの、最終的には罰金とコミュニティーサービスをするという事で実刑は免れたのです。
頭もよくて、オリンピック級のスキー選手だった、モリーですけどねぇ。
何がこんなにリスクの高い違法カードゲームの運営にのめり込ませてしまったのでしょうか?
お金だけでしょうか?
厳しい父親との確執が道を外してしまった原因の一つかもしれません。
ところで、この映画は実話で本人が書いた本を元に作られた台本、映画ですが、実は実際とは違い、大きく脚色されているところがあるらしいです。
例えば、映画の始まりに、モリ―はオリンピック出場がかかっている大会でジャンプの着地に失敗し、大けがをするというドラマチックなシーンがあるのです。
しかしTIMEのウェブサイトによると、実際は、彼女はオリンピック級の選手ではあったものの、このような大会には出場していないし、転倒して大怪我を負ったりもしていないとのことです。
まあ面白くする上での脚色はあるでしょうね。
映画『モリーズ・ゲーム』キャストは
そして、気になる、キャストは豪華な顔ぶれです。
モリー・ブルーム – 主人公
ジェシカ・チャステイン、 40歳、カリフォルニア出身
代表作:映画『女神の見えざる手』(2016)、映画『ユダヤ人を救った動物園~アントニーナが愛した命~』(2017)
See why @RollingStone raves @jes_chastain is “sensational” in #MollysGame – NOW PLAYING in theaters. https://t.co/8RHpWjdKyx pic.twitter.com/UphY1PNpbM
— Molly's Game (@Mollys_Game) January 31, 2018
チャーリー・ジャフィ – モリ―の弁護士
イドリス・エルバ、 45歳、 イギリス、ロンドン出身
代表作:映画『スター・トレック BEYOND』(2016)、TVシリーズ『ザ・ワイヤー』(2002~2008)
What are you willing to risk? #MollysGame is NOW PLAYING everywhere. Get tickets now: https://t.co/8RHpWjdKyx pic.twitter.com/WlI7qc0RGW
— Molly's Game (@Mollys_Game) January 8, 2018
ラリー・ブルーム – モリ―の父親
ケビン・コスナー、 63歳、 カリフォルニア出身
代表作:映画『ダンス・ウィズ・ウルブズ』(1990)、映画『ボディーガード』(1992)
He didn’t raise a quitter. @modernwest plays Larry Bloom in #MollysGame. NOW PLAYING everywhere, get tickets now: https://t.co/8RHpWjdKyx pic.twitter.com/7rLQ0J3Eb6
— Molly's Game (@Mollys_Game) January 12, 2018
プレイヤーX ―― 常連客
マイケル・セラ、 29歳、 カナダ、オンタリオ州出身
代表作:映画『JUNO/ジュノ』(2007)
This game isn’t for everyone. #MollysGame – NOW PLAYING everywhere. Get tickets: https://t.co/8RHpWjdKyx pic.twitter.com/iRlpYK6lpo
— Molly's Game (@Mollys_Game) January 16, 2018
映画『モリーズ・ゲーム』海外の反応
全米をはじめ海外では公開されているので、どんな反応なのかちょっと気になりますね。
まず、映画情報サイトの、IMDbでは、7.3/10という評価です。まあまあではないでしょうか。
この映画の脚本・監督は『ソーシャル・ネットワーク』でアカデミー賞脚色賞を受賞したアーロン・ソーキン氏なのですが。
監督としてはこれがデビュー作となることから海外のレビューは結構、キーソン氏について書かれたものが多いですね。
Audiences and critics are calling Aaron Sorkin’s directorial debut a “triumph.” #MollysGame pic.twitter.com/vjzqKfLhEU
— Molly's Game (@Mollys_Game) January 15, 2018
アーロン・ソーキン氏の監督デビューは大成功!
Twitter @Mollys_Game
まとめ
それにしても、主人公のモリ―は勇気というか度胸のある女性ですね。
男性だらけのカードゲームをこの若さで、女一人で仕切り、大金を動かし、大儲けするのですから、一体どんだけ怖いもの知らずなのでしょうね。
映画『モリーズ・ゲーム』は、一人の女性の波乱万丈ストーリーであり、ハリウッドの裏社会も垣間みれる、そんな映画です。
日本公開は今年、2018年5月ということですから、もうすぐです。
期待したいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
コメントを残す