https://twitter.com/vision_movie_/status/974405133894209536
「あん(2015年)」や「光(2017年)」で知られる、河瀬直美監督の最新作『Vision』が2018年6月8日より全国で公開される事となりました。
世界を旅するフランス人エッセイストのジャンヌと、奈良・吉野の山守である智が、神秘的な山林で言葉や文化の違いを乗り越えて心を通わせていく物語です。
そしてこの作品には三代目の岩田剛典さんが出演されていることも話題になっています。
本当にドラマや映画に出ずっぱりですよね。
そこで今回は気になった『Vision』のあらすじやタイトルの意味なんかも調べていきたいと思います。
監督について
河瀬直美監督作品といえば透明感のある世界観が独特で、映画内の登場人物が等身大で描かれているような印象があります。
人間模様をアーティスティックに描く作風は国内外問わず評価が高く、数々の映画賞も受賞されているんですよ。
毎年5月に開催されている”カンヌ国際映画祭”では第50回(新人監督賞)、第60回(グランプリ賞)などを受賞しており、「あん(2015年)」も第68回カンヌ国際映画祭のオープニング作品として上映されていました。
『Vision』ではキャストも映画祭に縁がある俳優人が多く起用されています。
中でも特に異彩を放つ岩田剛典さんは最近テレビドラマへの出演も多く、人気ダンスグループEXILEのメンバーとして有名ですよね。
主演のジュリエット・ビノシュさんも世界で活躍されている大女優の1人ですが、そんな彼女が岩田剛典さんの演技を高く評価しているそうです。
鈴、岩田君は、ずっと鈴で、はかなくて、せつなくて、ジャンヌジュリエットと一緒に鈴を抱きしめていたいと願っていました。それほどに、世界的大女優ジュリエットビノシュの心をも動かす実力を岩田剛典君は持ち備えているのでした。
ジュリエットが、彼は英語を獲得すべき・・そうすれば世界が放っておかないから。と言っていたのが印象的でした。
これを機に、国内の人気者なだけでなく、世界の映画スターへの道を獲得してゆけばいいよ、と森の中で耳打ちした時、深くうなずいた彼のまなざしの強さは本物でした。
映画『Vision』公式サイトの、監督コメントより抜粋。
監督、主演女優にここまで評価される俳優さんは珍しいですよね。
日本ではまだEXILEとしてのイメージが強いので、今作を機に世界での活躍がグンと増えるかもしれません。
今回は作品のネタバレやあらすじ、タイトルの意味や、岩田剛典さんの演技評価について紹介します。
『Vision』ネタバレやあらすじは?
フランス人女性エッセイストのジャンヌは、世界を旅して紀行文を執筆しています。
アシスタント兼通訳を担当する花と、奈良・吉野にある神秘的な山へやってきました。
山にある深い森では、山守である智と猟犬のコウが暮らしています。
智はある日、山で薬草を作り生活している鋭い女性・アキに「森の守り神を祀っている”春日神社”へお参りに行くように」と指定されました。
翌日になり智が神社へ行くと、そこにはジャンヌと花の姿が。
「この村に古くから伝わる、精神的な苦痛を取り除くことが出来る”ビジョン”という薬草を探しに来た」と2人は言うのですが、智は「聞いた事がない」と話します。
その後ジャンヌは智の家の離れに泊めてもらえる事になったのですが、出会ったアキはこの森に誰かが来ることを予知していたかのように「あんただったんだね」と言いました。
そして続けて「森がおかしい。1000年に1度の時が迫っている」とも。
アキはジャンヌが探している薬草”ビジョン”についても何かを知っている様子でしたが…。
『Vision』タイトルの意味は?
ネタバレになるような内容はまだネット上にもあまり公開されていないのですが、”ビジョン”とは”大麻”の事ではないのかな?と予想してます。
VisionってPG-12なのか。まさかの、伝説の薬草は実は麻薬でした的なオチだったりしないよね?
— kissed3 (@akiyuza816) May 8, 2018
ジャンヌの祖国であるフランスでは、日本では捕まるような葉っぱでも、使用への罰則を緩めるとした方針が掲げられています。
医療用として使う事が許可されている国もありますよね。
また奈良・吉野は大麻を麻糸に加工して服飾品へと使った伝統工芸品が有名で、奈良晒と呼ばれる麻布は無形文化財にも指定されています。
異なる文化の交流というテーマにも合いそうです。
Vision、とにかく森を感じられる映画でした。木々の音、川の音が本当に心地良かったです。こんなに自然を美しく撮っている映画は初めて観ました。
吉野にも行きたくなったなぁ…河瀬監督の心遣いで少し撮影OKでした。ありがとうございました✨@vision_movie_ pic.twitter.com/wL1NiqHhAC
— ちーちる (@kkmgggg) May 18, 2018
昨日『Vision』完成披露上映会
河瀬直美監督の世界観、自然と共有する空気がスクリーンいっぱいに拡がり、吸い込まれそうになった。映像から森林と水の気を感じる美しい映画。鑑賞後、ポスターを改めて見ると、人と樹と植物と光とがいろんなモノを超えて共存していた。
#vision_movie pic.twitter.com/G8eOrioFu8— あーる (@r66_m_ngs_y34) May 18, 2018
https://twitter.com/T_036rn/status/997316083538321408
しかし、映像美を賞賛されている事もあり、純粋に「見る・景色」といった意味合いにもとれます。
https://twitter.com/GUN_3JSB_Love3/status/997124338158465024
また、山守という珍しい職業のこの先や、生と死が隣接する自然だからこその「将来を見据える」といった意味での”ビジョン”なのかもしれません。
岩田剛典の演技評価は?
人気ダンス/ボーカルユニット・EXILEのメンバーでありながら、活躍の幅を年々拡げていく岩田剛典さん。
「クローズ(2014年)」や「HiGH&LOWシリーズ(2016-17年)」などのワイルドな青年役はとってもハマっていて、格好良かったですよね。
最近でもテレビドラマ「崖っぷちホテル!(2018年)」で主演キャストも務めています。
いわゆるイケメンでモテモテ!な役柄ではなく、他人をイラッとさせるような役柄を演じていて、意外性がありました。
今作で岩田剛典さんは山守・智と出会い、共同生活を送る事になる鈴を演じます。
https://twitter.com/vision_movie_/status/995196879158722560
日本アカデミー賞の第40回”新人賞”や”話題賞”を受賞した経歴もあり、今作ではどのような表情を見せてくれるのか楽しみです。
若い女性を中心に絶大な人気を誇る岩田剛典さんですが、演技評価はどのようなものでしょうか?
ネット上での評価を覗いてみました。
何で岩田剛典って演技ド下手なくせに映画ドラマ出れるの??
人気だから??
あの人出てたら絶対見ないけど。— nyani( ˙꒳˙ ) (@bokenasunyani) May 18, 2018
https://twitter.com/ally2001tomo/status/995943236408492032
岩田剛典演技下手。。
喋りが滑舌気に過ぎてて不自然— toru (@abcdf01234) May 14, 2018
演技に違和感を覚える方が多いようですね。
確かにセリフに独特の間があったような気もしますが…EXILEとしてのイメージが強いせいかも?
https://twitter.com/exjsbo/status/994999027128156160
岩田さんの病んだ顔が好きすぎて定期的にそんな役こないかなーと願ってしまう
いや岩田剛典は笑顔が最高なんだけど、演技してる時は病んでるのが似合うしうめーんだよ— 芝 (@shiba503) May 9, 2018
https://twitter.com/mamiponhappy/status/994183366688755712
ファンによると、演技力はどんどん上がっているそうです。
また、所属するグループの楽曲PVなどでは”泣き”の演技に定評があります。
今作でも涙するシーンがあるようなので、人気の泣き演技への期待が高まりますね。
まとめ
数々の賞を受賞するなど、海外での評価も高い河瀬直美監督の最新作。
国の伝統や、雰囲気が表現されている作品が評価を受けると、日本人としては少し嬉しくなりますよね。
カンヌ女優であるジュリエット・ビノシュさんがとても推している岩田剛典さんの演技も気になります。
日本人は童顔なので、他国では歳相応に見えないような演技が目を引くのかもしれませんね。
映画『Vision』は2018年6月8日より全国で公開されます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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