この映画とっても面白そう! 「100% PC画面で展開する新しい映画体験」というキャッチコピーで話題を集めている心理スリラー映画『search/サーチ』。
2018年のサンダンス映画祭観客賞(NEXT部門)を受賞した映画『search/サーチ』は娘の失踪に翻弄する父の姿をイマドキの模様で描いた映画です。
監督は Google グラスだけで撮影したYoutube動画『Seeds』で話題を集めた 27 歳 のインド系アメリカ人アニーシュ・チャガンティ。
斬新なアイデアと映像技術で話題のこの映画『search/サーチ』についての情報を調べてみましたのでご紹介いたします。
Contents
サーチのあらすじやネタバレ
愛する妻パムを3年前に癌で亡くしたデビッド。今は16歳の高校生マーゴットのことが大地位の生活のシングルファーザー。
ところがある週末、そのマーゴットが友人と宿題をするので帰りが遅くなるというメッセージをのこして忽然と姿を消します。
その真夜中にマーゴットの携帯電話から二回デビッドの携帯電話に着信があったようですが、眠りこけていたデビッドはそれに気が付くことはありません。
翌朝、着信に気が付きデビッドは電話をかけなおしますが、マーゴットにはつながりません。
それ以降、マーゴットとは一切連絡がつかなくなってしまいます。マーゴットのSNSやそのクラスメイトの“ともだち”経由で娘の行方を探しますが、実はマーゴットが学園内で孤立していたことを知ります。
宿題を共にするのもチームを組まなくてはいけないからマーゴットが中に入っていただけでした。昔からの幼馴染だと思っていた男子生徒の家に電話をするとキャンプに行っているから電話も通じないのではと言われますが、このキャンプへの誘いも形だけのもので、実際にはマーゴットは行っていませんでした。
そんな時デビッドは毎週のピアノレッスンの日だということに気が付き、ピアノ教室に連絡しますが、マーゴットは半年前に教室をやめていました。そして、渡していたレッスン料
2000ドルを行方不明になった夜にマーゴットは口座から全額おろしていました。
ここへきて、デビッドは警察に通報、すると女性捜査官のヴィック刑事が担当捜査官としてやってきます。ネット上のニュースを見ると刑事は捜査官としても有能でさらに元犯罪者の更生などにも尽力している人でした。
直接、会って話をすると実はシングルマザーということで、デビッドは様々な面で信頼を置いていくようになります。
街中の防犯カメラをくまなく調べていくとマーゴットは偽造免許で車を運転し待ちの外へ向かっていったことが分かりました。
マーゴットは果たしてどこへ行ってしまったのでしょうか?
そんな中でSNSのtumblerでマーゴットは一人になれる場所としてある湖が何度も登場していることに気が付きます。デビッドが地図で調べるとそれは防犯カメラの車の行った先にあることが分かります。
デビッド、そしてヴィック刑事が現地に駆け付けるとそこにはマーゴットの持ち物が、さらに調べていくと湖底から車が発見されました。
マーゴットが行方不明になってから5日、デビッド。ヴィック、デビッドの弟はボランティアを募って周囲を捜索し始めますが、行方はようとして知れません。
そんな中、ある元犯罪者がマーゴットの殺害を自供した映像を残して自殺するという事件が起きます、絶望的な状況になったデビッド。ぼんやりとPCの前にたたずみます。
すると、マーゴットが熱心にやり取りをしていた病を抱えた女性のアイコンが、モデルの写真であることに気が付きます。相手のことはヴィック刑事が細かく調べてくれていたはずですが、そのことをデビッドは知らされていません。
そして。デビッドはヴィック刑事が捜査に志願して来たこと、自殺した元犯罪者の更生にヴィック刑事が関わっていたこと、そして女性に成りすましマーゴットとやり取りをしていた相手がヴィック刑事の息子であることが判明します。
マーゴットはあの夜、2000ドルを家族の病気治療に使ってほしいと思って用意したのでした。しかしヴィック刑事の息子は誤解を解気に入ったもののもみ合いになり湖畔の森を抜けた崖下にマーゴットを突き落としてしまったのでした。
息子から事情を知ったヴィック刑事は全てをコントロールするために捜査に率先して参加のでした。ヴィック刑事は犯罪者として逮捕されます。真相は分かりましたが、5日間飲まず食わずのマーゴットの生死は絶望的かと思われました。
しかし、あることにデビッドは気が付きます。週明けに嵐があって大雨が降ったということに。そう、マーゴットが飲まず食わずでいたのは2日前でしかなかったのです。
慌てて現場に戻り、捜索を再開すると果たしマーゴットは無事に発見されるのでした。
ハリウッドも無視できないアジアの存在
今、ハリウッドで大注目作品となっているのが二本でも間もなく公開の『クレイジーリッチ』メインキャストがすべてアジア系の俳優で固められている作品として異例の大ヒットを記録している作品です。しかもカンフーアクションもオタク要素もない作品で大ヒットを記録しているという。ハリウッドにおけるアジア人映画の在り方の新しい形を示す一本です。
本作『サーチ』も主演が韓国出身のジョン・チョー、これにジョセフ・リー、ミシェル・ラーなどなどメインキャストは韓国系のアメリカ人が占めています。
ハリウッドの大型企画を進めるレジェンダリーピクチャーズが中国資本の傘下に入ったこともあってか『ゴジラ』『キングコング髑髏島の巨神』というモンスターユニバース作品や『パシフィックリム』シリーズ、ドゥエイン・ジョンソンの『スカイスクレイパー』の舞台もアジア圏となっています。
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』でも韓国が登場したりとハリウッド映画作品のアジアン圏での興行収入が占める割合(特に中国市場)が年々大きくなっていることもあってハリウッド映画も無視できない状況になりつつあります。
日本でもサプライズヒットとなった『MEGザモンスター』でリー・ビンビンがヒロインを熱演しています。
韓国発のゾンビエクスプレス映画『新感染』のハリウッドリメイクをアジア系のジェームズ・ワンがプロデュースとなる話も出ています。
日本勢が一時期ほどの勢いがないのが寂しい話ですが、この流れはまだ止まりそうもありません。
映画『search/サーチ』の評判は?
前にふれましたが、まだアメリカでも公開されていないので、あくまでもサンダンス映画祭で鑑賞した映画評論家たちのレビューになりますが、ロッテントマトでは、85%というなかなかの好評です。
そして、一般観客投票では90%が「観てみたい」というほど期待度が大ですね。
妻を亡くし、今、娘が行方不明となり苦悶する父の姿が真に迫っていてこの映画の感情的な重みを引き出している(ScreenDaily)などと、ジョン・チョーの演技は今回高く評価されているようです。
Audiences agree #SearchingMovie is the thriller of the Summer that will have you guessing until the very end.
Once you see the movie, share your video review using #SearchingMovie and #SearchMyReview. See official guidelines: https://t.co/I4tN8DV5aE pic.twitter.com/3kfJmZbpyy
— Searching (@SearchingMovie) August 9, 2018
とにかく、どんでん返しがあったり、最後までどうなるか見当もつかない、ヒッチコック級のサスペンススリラーということですから、サスペンス好きにはたまりませんね。
#SearchingMovie has “high voltage tension.” Don’t miss it in limited theaters August 24th, everywhere August 31st. pic.twitter.com/hgOeJdB9dV
— Searching (@SearchingMovie) August 3, 2018
映画『search/サーチ』のキャスト
ジョン・チョー(46歳、ソウル生まれ、ロサンゼルス育ち)
#SearchingMovie star @JohnTheCho will appear on @JimmyKimmelLive TONIGHT at 11:35 PM ET/PT. Be sure to tune in! Check your local listings. pic.twitter.com/xxIT5f5wpI
— Searching (@SearchingMovie) August 7, 2018
行方不明の娘を必死に探す父親、デビッド役で迫真の演技が好評です。
ジョン・チョーと言えば、映画『スター・トレック』シリーズのヒカリ・スルー役で有名ですね。
その他ドラマにも多数出演している人気アジア系俳優の1人です。
Thanks to @RISEConfHQ for some great dialogue and thanks to Hong Kong for an amazing streak of meals. #searchingmovie pic.twitter.com/5LLpUJxdve
— John Cho (@JohnTheCho) July 13, 2018
デブラ・メッシング (49歳、ブルックリンNY出身)
マーゴット捜査を担当する誘拐専門の刑事役として出演。
デボラは人気ドラマ番組の「SMASH」や「ウィル&グレイス」など
TVドラマでの活躍が目立つ女優さんですね。
#SearchingMovie stars @DebraMessing and @JohnTheCho with Director @aneeshchaganty at the LA press junket. pic.twitter.com/IUcR2y8BQG
— Searching (@SearchingMovie) July 29, 2018
ミシェル・ラー (カリフォルニア出身)
行方不明となる娘、マーゴット役。
まだ新人なのか、あまり情報がみつかりませんでした。今作を機会に今後活躍されるのではないでしょうか?
How good is #SearchingMovie? Critics are spelling it out for you. Experience it in limited theaters August 24th, everywhere August 31st. pic.twitter.com/sBeRYp86D4
— Searching (@SearchingMovie) August 6, 2018
まとめ
イマドキのソーシャルネットワーク文化を題材に最新デジタル技術を利用するイマドキの映画監督が製作した映画『search/サーチ』について調べてみました。
どんでん返し有りの、最後の最後までいったいどうなるかわからないというサスペンス映画。
父の知らなかった真の娘の姿を探すことが行方を追う手がかりになるとは。10代の子供さんをもつ親にとっては他人事とはいえないのかもしれませんね。
日本公開は10月26日予定だそうです。早く観たいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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