唯一無二の仇討ち劇「忠臣蔵」は、武士の美談として超有名です!
赤穂浪士47人が雪降りしきる真夜中に吉良邸に討ち入り、主君の仇討ちをする物語です。
しかし多くの日本人に愛されてきた時代劇「忠臣蔵」には、実は驚くべき仰天秘話があったのです。
それは・・予算内に仇討ちを仕上げること!仇討ちにも歳月とお金が沢山かかるのです!
仇討ちは予算の都合でチャンスは1回のみ・・果たして彼らは「予算内」で仇討ちを無事に「決算」することができるのでしょうか?!
「決算!忠臣蔵」の原作キャラやキャスト、ロケ地情報もまとめてみました。
Contents
あらすじとネタバレ
お家再興の為、我慢していた討ち入りもついに幼馴染・矢頭長介(岡村隆史)が殺されたことで大石内蔵助(堤真一)は決意します。
討ち入りは浅野内匠頭(阿部サダヲ)の命日3月14日だと宣言します。
待ってました!と士気の上がる家臣たち。
討ち入りを聞いて江戸から喜んで帰ってくる原惣右衛門(木村祐一)たちは当然旅費(72万/1人)の事など頭にありません。
「何故、帰ってきた!」といくら内蔵助が注意してもあとの祭り。
そろばんの出来ない家臣たちの無計画な行動で日に日に予算は減っていく一方。
しかも”肝心の討ち入りの日に吉良上野介が留守でした”では格好がつきません。
吉良の行動が読めない内蔵助は焦りますが、茶会に出席していることを聞きつけます。
毒見役だった大高源五(濱田岳)は茶人として潜入捜査。
討ち入りの作戦を立てる菅谷半之丞(妻夫木聡)は軍師として完璧な作戦を打ち立てますが、完璧な作戦を実行するにはあまりにも予算が足りません。
内蔵助も必死に頭をフル回転させ、家臣のやる気を削がず、士気を高める方法を考えます。
敵と味方を判別するために赤穂浪士の”赤”の衣装を提案する家臣に対して、火消しの赤穂だと浅野内匠頭が用意してくれていた”火消しの格好”で当日は挑むことを提案。
「衣装代の予算は回避」に成功。
喜んだのはつかの間。
敵1人に対して3人一組で囲む戦術には鎖かたびらが必須。
1人分を用意するか、3人分全員に用意するか。
内蔵助の窮地を察し、腕に覚えのある不和数右衛門(横山裕)は「どうせ死ぬんだ!侍なら装備に頼るな」とはっぱをかけますが、実際には戦など経験したこと無い家臣たちは弱腰。
全員分用意するとなると、完全に予算オーバー。
討ち入りまでの生活費が先に無くなってしまいます。
そんな大ピンチを救ったのは潜入捜査をしていた大高でした。
吉良が城にいる日程を突き止めます。
日程は「12月14日!」内蔵助は14日は殿の月命日だと結びつけ、あなたの知っている史実通り討ち入りを果たすのでした。
登場する役者が全員演技上手で癖のある人達なのが印象的でした。
物語は内蔵助演じる堤真一さんと長助演じる岡村隆史さん、そして濱田岳さんが登場回数としては多いですが。
少ししか登場しない役者が豪華だこと!(敬称略)阿部サダヲ、妻夫木聡、西村まさ彦、寺脇康文、荒川良々、笹野高史、山口良一といった日本を代表する俳優陣だけでなく、竹内結子、石原さとみと言った主演をはれる女優陣が中村組に集結してます。
仇討ち予算とは?
原作は、東大教授・山本博文による新書「忠臣蔵の決算書」です。
江戸時代研究の第一人者が、大石内蔵助が実際に残した決算書「預置候金銀請払帳」を基に討入り計画の実像を記しました。
主君を失った赤穂浪士は、仇をうつために「吉良邸に討ち入り」を決定。
しかし、討ち入りの日までには浪士たちの生活費・薬代・移動費・隠れ家代・討ち入り用の装備品など莫大なお金が必要です。
たとえば槍が1本6万円・長刀が1本12万円・防具もセットで18万円で、討ち入り47人分揃えるだけでも膨大な金額になります。
その討ち入りまでの予算、ナント690両!現在の紙幣価値に換算すると約8400万円です。
しかも、討ち入りのチャンスは1度だけ・・失敗は許されない。
討ち入りが失敗すれば、今までの努力とお金が水の泡に・・
ミッションは、予算内で討ち入りを果たすこと!決算すること 正に「決算!忠臣蔵」
キャストに違和感も?
武士の「忠義」の美談として多くの人に語られてきた「忠臣蔵」は、それなりのキャストや俳優さん達で数々のテレビドラマや映画化されていますが・・未だ、コメディは無し!
真面目な時代劇で演じられてきただけに、本作はコメディ??
原作キャラのキャストにも、違和感が感じられるのではないでしょうか?
しかし主演が日本を代表する「堤真一」、経理を担当するそろばんサムライが、ナインティナインの岡村隆史という芸達者が揃えば、その掛け合いも期待大ですね!
キャスティングは、大石内蔵助を「堤真一」・勘定方,矢頭長助を「岡村隆史」そして、大石の討ち入り参謀で菅谷半之丞役は「妻夫木聡」・大石の愛妻役を「竹内結子」・浅野内匠頭の妻役に「石原さとみ」内匠頭が切腹した際の介錯人,磯田武太夫役を「千葉雄大」が演じます。
堤真一 / 大石内蔵助役
堤真一さんは数々のドラマや映画・舞台に出演し、幅広い役どころを演じてきた人気と実力を兼ね備えた俳優さんです。
シリアスからコメディまで、出演する作品ごとに違った表情を見せてくれる実力派俳優で、代表作は2000年に放送されたドラマ『やまとなでしこ』で視聴率が30%を越し、この
ドラマの大ヒットをきっかけに大ブレイクしました。
岡村隆史/ 矢頭長助役
勘定方・矢頭長助を演じるナインティナインの岡村隆史さんの映画出演は『土竜の唄 潜入捜査官REIJI』以来で、時代劇への挑戦は初となります。藩の現状を見つめ、ひたすら身を粉にして節約をしながら、盟友・大石内蔵助を支え続けるそろばん侍を演じています。
自身が務める深夜のラジオ番組「ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン」では、同作で共演している堤真一との撮影秘話も語っています。
濱田岳/ 大高源吾役
濱田岳さんは、以前の作品で中村義洋監督の映画「アヒルと鴨のコインロッカー」で注目を浴び、以降、「フィッシュストーリー」「ゴールデンスランバー」「ポテチ」といった中村監督作品に欠かせない俳優となりました。
しかも、濱田さんからコメントがあるようです。
濱田岳のコメント
「今回また中村監督率いる中村組の仲間に入れて頂けたこと、そしてまた堤真一さん演じるご家老の元で再び働けたこと、本当に楽しく幸せな時間でした。」
このコメントからも、堤真一さんとは仲がいいのかもしれませんね!
過去には「本能寺のホテル」で、堤さんが演じる織田信長に仕える「小姓の森欄丸役」で共演があったようです。
荒川良々/ 堀部安兵衛役
荒川良々は個性派俳優として知られ、一度見たら忘れられないような演技をみせる名脇役ですが、2008年1月公開の映画『全然大丈夫』では、映画初主演を務めました。
その他にも、数多くの舞台に出演しドラマ・映画・CMでも活躍中です。
荒川良々のコメント
「中村組出演は2作目で、誰も観たことない堀部安兵衛を観せる事が出来るでしょう!
乞う御期待!!」
荒川さんはキャラが濃いので、岡村さんとの絡みが楽しみですね!
4人に加えて、吉良邸の情報を手に入れる大高源吾役は「濱田岳」・剣豪,堀部安兵衛役に「荒川良々」・内蔵助の副将,吉田忠右衛門役に「西村まさ彦」・公平実直な大目付,間瀬久太夫役に「寺脇康文」・元赤穂藩士,早川惣介役に「上島竜兵」討ち入りを応援する蕎麦屋の主人長助役に「堀部圭亮」・浅野家の用心,井上団右衛門役に「山口良一」・内蔵助の息子,大石主税役に「鈴木福」・討ち入りをやめさせる進言をする戸田采女正役に「滝藤賢一」・瑶泉院の用心,落合与左衛門に「笹野高史」さんの出演も発表されました。
各キャストさんたちのコメントでは、新しい切り口の「忠臣蔵」を演じて、喜劇としての面白さと武士の一分が混ざり合った作品を、楽しみにしてくださいとのコメントがあります。
「関ジャニ∞」の横山裕・参戦!
更に、「関ジャニ∞」の横山裕が、赤穂浪士でも凄腕ながら不調法者として知られる「不破数右衛門」を演じています。撮影のために稽古した殺陣をどう演じるか楽しみですね!
横山裕は、1999年のテレビドラマ「赤穂浪士」で、大石主税役を演じて以来20年ぶりの忠臣蔵作品への出演となっています。
ロケ地情報
「決算!忠臣蔵」のロケ地は滋賀県・兵庫県・京都府を中心に行われました。
滋賀県彦根市にある彦根城は、時代劇映画のロケ地としてよく使われていて星野源さん主演の「引っ越し大名」や、岡田准一さん主演映画の「散り椿」のロケ地としても使われています。
🏯赤穂ロケレポート🏯
先日、#忠臣蔵 のご当地、
赤穂市にてロケが行われました🎥撮影した #赤穂城跡 の周辺には、#大石神社 や #大石内蔵助邸長屋門 など、今も残るゆかりの地がたくさん✨
どのシーンで使われるのかはお楽しみに❗️by 宣伝担当健#堤真一 #岡村隆史#映画 #決算忠臣蔵 #討入り pic.twitter.com/9LPKet6DVb
— 映画『決算!忠臣蔵』 (@chushingura_mv) 2019年2月19日
兵庫県の赤穂城跡の周辺には大石神社や、大石内蔵助邸長門門などゆかりの地があり、どのシーンで使われるのか楽しみです。
京都市にある松竹撮影所では、エキストラの募集もあり撮影が行われました。
#決算忠臣蔵 ロケやけど
たねやさん情報だが10 11日と二日間やってたみたいで
今日は、やってなかった😭まぁーこんなもんやよ‥‥‥‥‥私#近江八幡 #八幡堀 pic.twitter.com/zGFdfnd3EA
— ∞桐谷A子∞ (@tawagoto132) 2019年2月12日
まとめ
壮大な時代劇ドラマ「忠臣蔵」!主君の仇討をするため、浪士となった四十七人の藩士達が立ち上がり、宿敵・吉良上野介に討ち入りした「武士の美談」とも言える物語です。
しかし!誰もが知るこの国民的ストーリーには、誰も知らない仰天秘話があったのです。
赤穂浪士の本当のミッションは「予算内に討ち入ること」だった!
映画「決算!忠臣蔵」2019年冬 全国公開
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