『子どもが教えてくれたこと』は、伝統のある世界最大規模の子ども映画祭の「ジッフォーニ映画祭」のGEx部門で作品賞を受賞しています。
子どもから年配の方まで世代関係なく愛されている映画です。
この映画に登場する子どもたちの言葉や生き方は観ている人を勇気づけ、パワーを与えてくれると言われています。
いったいどんなストーリーなのか、どんなことを子どもが教えてくれるのかとても気になりますよね!
そこで、『子どもが教えてくれたこと』のあらすじやネタバレ、この映画を作った監督や映画にに登場する5人の子どもたちについてご紹介していきたいと思います。
Contents
『子どもが教えてくれたこと』(映画)あらすじ
主人公はアンブル、カミーユ。イマド、シャルル、テュデュアルのという名前の5人の子どもたち。
彼ら5人に共通しているのは、病気を患っているということ。
治療を続けながら毎日精一杯生きています。
家族と過ごすかけがえなのい時間、学校の仲間たちと過ごすひと時。
辛くて痛くて、泣きたくなる時もあるけれど新しい楽しみや興味のある事を見つけ出します。
そんな子どもたちを、カメラは優しくそして静かに見つめ続ける…。
病気と闘う5人の子どもたちの姿を追った、アンヌ=ドフィーヌ・ジュリアン(Anne-Dauphine Julliand)監督のドキュメンタリー映画"Et les mistrals gagnants"(2016年)が、「子どもが教えてくれたこと」の邦題で6月からシネスイッチ銀座で公開されるようだ。 pic.twitter.com/yxgmVMC5ks (映画ナタリー)
— cinepre (@cinepre) March 12, 2018
『子どもが教えてくれたこと』(映画)ネタバレ情報
入院生活で勉強はしてないのかとおもっていましたが、長期入院者用に院内には先生がちゃんといて授業をしているそうです。
たまの帰宅を楽しみにしている子、消防署の見学で笑顔を見せる子、学芸会でプリンセスを演じる子、みんな精一杯かけがえのない子ども時代を楽しんでいます。
5人の子どもたちに悲壮感はなく、希望に溢れているストーリーになっているそうです!
監督 アンヌ=ドフィーヌ・ジュリアンってどんな人?
アンヌ=ドフィーヌ・ジュリアン監督は、フランスの女性ジャーナリストです。
アンヌさんには病気で亡くした娘さんがいて、その経験したこともこの『子どもが教えてくれたこと』には織り交ぜられているそうです。
映画に出演してもらう子どもたちを選ぶ基準として似たような環境で暮らす子どもたちではなく住む場所も環境も違う子どもを映し出したいと思っていたらしく、ヘルスケアの専門家のネットワークを通してお世話をしている子どもたちを紹介してもらい家族の許可を得て直接子どもたちに会って選んだそうです。
なので、映画に登場する5人の子どもは病気も年齢も異なる豊かな子どもたちのようです。
〜監督のコメント〜
この作品を通して、子どもたちは“いまこの瞬間”を生きることの大切さを改めて教えてくれました。過去を振り返るのではなく、未来を予測するわけでもなく、ただ目の前にある、ありのままの日常、そしてその瞬間を。これは、私自身が体験をして学んだことでもあります。人生を一変させる試練というものは、自ら選んだものではないけれど、そうした試練をどのように生きるのかは自ら選ぶことができる。なぜなら人生をどのように導くか、決めることができるのは自分でしかないのだから。これもまた、彼らが気づかせてくれたことです。そして私自身、かつては彼らと同じように、シンプルながらも人生に対して明確なビジョンを持つ子どもであったことも、改めて思い出させてくれました。彼らのお陰で、人生を恐れず、どんな状況であろうともいまある人生を愛せるようになった気がしています。
画像
『子どもが教えてくれたこと』5人の子どもを紹介!
Ambre/アンブル
【新着動画】『子どもが教えてくれたこと』
病気を患いながらも前向きに生きる5人の子供たちにフォーカスしたドキュメンタリーhttps://t.co/NoKG4cY1SG#子どもが教えてくれたこと pic.twitter.com/20kj6dU56u— 映画サイト | Movie Walker (@Movie__Walker) April 16, 2018
お芝居が大好きな9歳の女の子で、動脈性肺高血圧症を患っています。
愛用している水色のリュックの中には、狭くなった肺動脈を広げる薬を定期的に静注するためのポンプが入っています。
そんなアンブルは「運動はあんまりしてはいけないけど、なんとかやっている。だって、人生を楽しんでいるから」と笑顔で語っていたそうです。
Camille/カミーユ
顔画像
サッカーが大好きな5歳の男の子で、神経芽腫(骨髄)を患っています。
カミーユはパリ郊外のサッカークラブに所属していて、パパとの毎日欠かさず練習しているそうです。
コートでは他の子と変わらず走って、攻めて、体力の限界までプレーしています。
小児がんのひとつである神経芽種は約7割の患者で初診時に転移があり、治すのは難しい病気と言われています。
しかし、乳児期発症した場合は進行していても諦めなくていいこともあるそうです。
Tugdual/テュデュアル
病気と闘う5人の子どもたちの姿を追った、アンヌ=ドフィーヌ・ジュリアン(Anne-Dauphine Julliand)監督のドキュメンタリー映画"Et les mistrals gagnants"(2016年)が、「子どもが教えてくれたこと」の邦題で6月からシネスイッチ銀座で公開されるようだ。 pic.twitter.com/yxgmVMC5ks (映画ナタリー)
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※下画像の左から2番目の子
学校が大好きな8歳の男の子で胸腔内の交感神経節から発症した神経芽腫を患っています。
テュデュアルは左右で目の色が異なり、グリーンとブラウンの目の色をしているそうです。
目の色が変わったのは、3歳の時に受けた腫瘍摘出手術が原因だったとテュデュアル本人が話しています。
3歳というまだまだ幼い時に脊髄腔内に詰まった腫瘍を取り除く大手術をうけていました。
Imad/イマド
顔画像
※左から2番目の子
子どもらしい表情が印象的な7歳の男の子で、慢性腎臓病を患っています。
イマドは元々アルジェリア生まれで、病気を治療するためにフランスに移住していて話す時のジェスチャーと独特なアクセントがあります。
治療で腹膜透析をしていて、今はリスクはあるが腎移植を検討しているそうです。
自分の病気についてとても理解していて、誰に対しても自分の言葉で分かりやすく語る姿勢は大人顔負け。
Charles/シャルル
顔画像
※左の男の子
家族と過ごす週末を心待ちにしている8歳の男の子で、表皮水疱症を患っています。
表皮水疱症は、肌がとても弱い病気で、常に身体を包帯で覆っています。
表皮と真皮をくっつける接着剤の役目をしている蛋白質が先天的に欠けているか、少なくなってしまい皮膚に水疱ができたり皮膚が剥がれたりする病気です。
病院では、いつも親友のジェイゾンと一緒に過ごしているらしく、廊下には2人の笑い声が響き渡っているんだとか。
海外評価や見た人のコメントが気になる!
フランスで上映された『子どもが教えてくれたこと』は、2017年に「ジッフォーニ映画祭GEx Doc部門作品賞」や「エムデン・ノルダーナイ映画祭 AOK映画賞」を受賞しています。
〜実際に映画を観た人のコメント〜
・深く感動した映画。希望に満ち溢れている。
・溢れんばかりの笑い声、ちょっとした喜びと輝き。つまりは“人生”が詰まっている。
・命について、子どもであることについて描いた最初で最高な映画だ!
・聡明な子どもたちにフランス中が魅了された。勇気とは何かを教えてくれる。
など他にもたくさんのコメントが寄せられていました。
まとめ
病気を患った子どもたちの日常を描いているこの『子どもが教えてくれたこと』は、大人たちが普段全く気に留めないようなことでもキラキラとしている希望や感動喜びを教えてくれるんですね!
様々な病気を患った5人の子どもたちがどう繋がっていくのか、とても気になります。
日本版上映が決まった『子どもたちが教えてくれたこと』は、2018年7月14日シネスイッチ銀座や全国の映画館で順次公開されます。
劇場によって公開日は異なるようなので、お近くの劇場の公開日がいつなのかぜひ調べてみてください!
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