映画「マロ―ボーン家の掟」は・・めちゃくちゃ怖くて悲しい話。
その館で暮らすマロ―ボーン家の4人兄妹は、不思議な”5つの掟”に従いながら生きていた。
5つの掟?・・気になりますね!不気味な館で、彼らはどんな掟に従っているのでしょう?
マロ―ボーン家の屋敷に隠された恐ろしい秘密・・そして子供たちを次々と襲う怪奇現象とは!?
「マロ―ボーン家の掟」ネタバレやあらすじ!5つの掟と不思議な現象の謎に迫ります!
Contents
ネタバレとあらすじ
本作はゴシックホラー「永遠のこどもたち」の脚本家による、スペイン発泣けるホラー。
何かがうごめく邪悪な影・・不気味な屋敷に隠された謎に翻弄される4人兄弟の姿を描きます。
映画「マローボーン家の掟」(4/12公開)試写。これぞスパニッシュホラーの正統系譜!「永遠の子どもたち」バヨナ監督が製作総指揮のスリラー。脅かしだけでなくきちっと収束。光に溢れ、どこか「事の後」のような穏やかな雰囲気さえ伏線とは。 ヤラレタ。#eiga #マローボーン家の掟 pic.twitter.com/UXFOCvUT0E
— 中村千晶 (@potuo) 2019年2月20日
ざっくりあらすじ
海沿いの森の中にひっそりとたたずむ大きな屋敷・・マローボーン家。
そこに暮らすマロ―ボーン家の4人兄妹は、不思議な”5つの掟”に従いながら、世間の目を逃れるように生きていた。
この屋敷は、母親ローズの生家でありイギリスから4人の子供たちを連れてアメリカの田舎町に移住してきた。
子供たちが新天地での暮らしに慣れた頃、ローズは病に倒れ遺言を残しそのまま帰らぬ人となった。
絶対!この家から離れてはいけない・・
ローズの死から1年後・・4人は遺言通りにマローボーン屋敷で暮らしていた。
ある日・・幽霊騒ぎが発生した!
屋根裏部屋から響いてくる不気味な物音、鏡の中にうごめく怪しい影・・幽霊!?
白いシーツに包まった邪悪な“何か”・・? 天井に広がる無数の黒いシミ・・?
いったいこの屋敷には、いかなる秘密が隠されているのか?!
やがて平穏を保つための“掟”が次々と破られ、心身共に追いつめられた長男ジャックが、
最愛の妹と弟たちを守るために下した決断とは……
ジャックは知っている・・実は幽霊の正体は・・幽霊ではなく・・
おぞましくとも、悲しい真実がラストに待ち受けています!
本編映像
いやー見ているだけでゾクゾクですね。
非常に楽しみ、期待できます!
みた方の感想(ネタバレ注意)
この映画はホラーとジャンルされていますが、深い愛を描いた家族の物語です。
フェアバーン一家はイギリスを離れ、アメリカのオレゴン州に在る母・ローズの生家へ引っ越してきます。
地元のアリーと出会ったジャック、ジェイン、ビリーと幼いサムはすっかり仲良くなり、夏の海を楽しみます。
しかし、程無くして体の弱かったローズが倒れ他界。
年長のジャックに、自分の死を明かさず、法的に兄妹の後見人になれる21才になるまで身を潜め、皆で一緒に暮らし、“彼”に発見される時に備え、家族を守るよう母は遺言します。
その彼とは、極悪非道な父親サイモンの事で、居場所を突き止めたサイモンは、家族を殺しにやって来ます。
母への誓いを守り、ジャックは兄妹を屋根裏に隠し、1人サイモンと対峙する為向かって行きますが、ジャックが想像もしていなかった事態に発展します。
『インポッシブル』の脚本家セルヒオ・G・サンチェスが脚本を執筆し、本作は監督デビュー作品です。
伏線が大変巧みに敷かれ、観客が全てを知る時には、恐怖では無く、ジャックの深い愛情ゆえの悲劇に心を揺さぶられます。
また、アリーの存在が大きな役割を果たし、サンチェスが描いたエンディングには感動し暖かい気持ちになります。
ジャックを演じているのは、『はじまりへの旅』ジョージ・マッケイ、アリー役はナイト・シャマラン作品で注目を浴びるアニャ・テイラー=ジョイ。
『サスペリア』や『ハイ・ライフ』で人気のミア・ゴスがジェインに扮する等、若手実力派俳優達がベテラン俳優無しで見事に本作を物語ります。
この作品は1969年という時代設定が効いていて、これ以前でも以後でも微妙に変わっちゃう空気感がすばらしい。
ホラーというより、ドラマちゃんとしたサスペンススリラーです。
最初から所謂違和感のバラまきかたが上手く、後々ああ!そういう事かっと気づかされる演出に魅せられる。
クリエーターはJ.Aバヨナ監督作初期の脚本家セルヒオ・G・サンチェス。
登場人物を上手く減らしてるのがミソ。
サンチェス監督のじっくりドッキリ演出も良いのですが、特筆すべきはマローボーン家のこどもたち。
ジャック役のジョージ・マッケイが良かった。
目立つタイプではないものの、この難役を上手く演じてた。
アリー役のアーニャ・テイラー=ジョイちゃんは『ミスター・ガラス』に続いて好演。
目力炸裂。今回は声もいいよ。
チャーリー・ヒートンくんも『ストレンジャー・シングス』とは真逆の役ながら、危うい空気感お見事。
他にも浮き世離れ感では若手のなかでもトップクラスのミア・ゴスもいい。
マローボーン家のキャラが立ってるから後半が成立するし、感動までイケる。
こイギリスからアメリカの田舎町に引っ越してきたマローボーン家に降りかかる恐怖を描いたホラー映画です。
日本の古民家でもこんな感じの家というとちょっとした音だけでも恐怖を感じたりするよな、と思いました。
兄弟達の心理描写がとても丁寧に描かれていて、素晴らしかったと思いました。
ジャックの恋人アリー役のアニャ・テイラー=ジョイさんの大きな目がとても印象的でした。
ジョージ・マッケイ、アニヤ・テイラー=ジョイ、チャーリー・ヒートンなどの共演がとても良かったと思いました。
映像がとても美しくホラー映画が苦手な人でも観る価値はあると思いました。
1960年代の世界観やファッション、髪型など素敵でした。最初から最後まで鳥肌が止まらずとにかく怖かったです。
ちょっとした伏線があちこちにちりばめられていて、最後にそれらが回収される結末に夢中になって見いってしまいました。
気がつくと、泣いたり、苛立ったり、感動したりとほんとに目が離せない作品でした。
見終わった後、ものすごい疲労感ガンガンありました。
5つの掟と不思議な現象とは?
美しい楽園で死体とともに暮らすマローボーン家の4人兄妹。
純粋無垢な彼らが守る“掟に隠された謎”が破られた時、屋敷に潜む“何か”が動き出す―
『#マローボーン家の掟』4月12日(金)より新宿バルト9ほかで全国公開決定🎬
『#ジュラシック・ワールド/炎の王国』の製作陣が仕掛ける、震撼スリラー誕生🏠 pic.twitter.com/3EF7SQHX0P— 映画『マローボーン家の掟』 (@MarrowboneOkite) 2019年2月4日
では、マロ―ボーン家の4兄弟が守る「5つの掟」とはなんでしょうか?
掟1・この屋敷を離れてはならない !
なぜ?・・これは母親の遺言で母親が死んだと世間に知られると、未成年者は施設にひきとられバラバラにされるから絶対に長男が20になるまで家を離れるなということでしょう!
掟2・鏡を覗いてはならない!
なぜ?・・これは後ろで動いている者が、時折鏡に映るときがありますね?隠れんぼ?
掟3・屋根裏部屋に近づいてはならない !
なぜ?・・これは歴然です!屋根裏部屋にヤバイものを隠している証拠です。いつか入ります!
掟4・血で汚れた箱に触れてはならない!
なぜ?・・これも歴然!血で汚れた箱に触れろと言われても触れたくありません!
掟5・何か”に見つかったら 砦に避難しなくてはならない!
なぜ?・・それなら、何も考えずサッサッと逃げましょう!何かとは何か?
驚愕の真実!不思議な現象と、掟に隠された謎はラストに明かされることでしょう!
話題の若手キャストが集結!
本作には『はじまりへの旅』のジョージ・マッケイ、『サスペリア』のミア・ゴス、『ストレンジャー・シングス』のチャーリー・ヒートン、『スプリット』『ミスター・ガラス』のアニャ・テイラー・ジョイといった話題の若手キャストが勢揃いしているのも注目です。
ジョージ・マッケイ
本作で長男のジャックを演じているジョージ・マッケイは、子役から俳優のキャリアをスタートし、近作では感動のロードームービー「はじまりへの旅」にも出演し主人公の長男役を演じています。
過去にはロンドン映画批評家協会賞若手俳優賞やベルリン国際映画祭シューティングスター賞を受賞するなど、今後の活躍が大いに期待される俳優さんです。
ミア・ゴス
本作の長女を演じている「ミア・ゴス」はイギリスの女優・モデルとして活躍し、2015年度英国インディペンデント映画賞にて新人賞にノミネートされるなど、着実に女優としてのキャリアを重ねている。
リメイク版の「サスペリア」では、ストイックな演技を披露し実力派女優の仲間入りを果たしています。
チャーリー・ヒートン
本作で次男を演じている「チャーリー・ヒートン」は、NET FLIXの人気ドラマ「ストレンジャー・シングス」で注目され、大ヒットホラー映画Itにも出演し人気が高まっている若手スターです。
アニャ・テイラー・ジョイ
まとめ
マロ―ボーン家の4人兄妹は、なんか色々可哀想・・可哀想過ぎてみんな泣き過ぎの映画!
純粋無垢な彼らが守る“掟に隠された謎”が破られた時、屋敷に潜む“何か”が動き出すのです!何かとは・・何か? 震撼スリラーにご期待下さい!!
映画「マローボーン家の掟」2019年4月12日(金)より全国ロードショー
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