群馬県と東京都を舞台とした青春群像劇、『青の帰り道』が2018年の冬に劇場公開されます。
今作は、出演者である高畑裕太さんが逮捕されたことで、撮影中止となっていた作品です。
ドイツで行われる日本映画を専門とした映画祭「ニッポン・コネクション」にも出品されるそうです。
今回は映画『青の帰り道』のあらすじや高畑裕太さんの代役について紹介しようと思います。
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『青の帰り道』はどんな映画?
映画「青の帰り道」
監督の藤井さんと共同で、脚本を書かせて頂きました。
藤井さんの頭の中を泳ぐような、大変有り難い体験でした…!
完成作品を観て、心から感謝と拍手をしました。真野恵里菜主演「青の帰り道」ついに完成!スタッフ・キャストの思い結実、今冬公開へhttps://t.co/ASuc3Ly9rQ pic.twitter.com/8Jx3QsnA71
— アベラヒデノブHidenobuAbera (@abera7kantoku) May 15, 2018
監督は、伊坂幸太郎さん原作の同名小説『オー!ファーザー』で監督・脚本を務めた藤井道人監督です。
脚本は、俳優としても活動されているアベラヒデノブさんが藤井監督と共同で書かれました。
今作は2016年の8月に、群馬県前橋市を中心として撮影が行われていましたが、同月23日に事件が起きました。
事件によって出演者である高畑裕太さんが逮捕され、撮影中止が余儀なくされます。
その時点ではもう既に7割ほど撮影が終わっていたそうです。
予算の都合など、様々な面から撮り直しは厳しいものと思われていました。
しかし、そこでプロデューサーの伊藤主税さんはこう述べたそうです。
「事件が起こり中止が決まったその日に、藤井監督と2人で話しました。『この映画は、夏じゃないと撮れない。来年、絶対に撮り直そう』。そう約束しました」引用元
そして、多方面からの協力もあり、翌年の8月から撮影が再開。
同月13日にはオールアップを迎えたそうです。
紆余曲折があったからこそ、スタッフにとってもキャストにとっても思い入れの深い作品になったのではないかと思われます。
一体どんな作品へと仕上がったのか、非常に気になるところですね。
『青の帰り道』のあらすじは?
物語は群馬・前橋と東京を舞台にした、7人の若者たちの青春群像劇。地元に残った者、夢を追って上京した者、過去の思いを胸に抱きながら新しい未来へ進み、それぞれの人生が交錯する夏を描いた。引用元
7人の男女に焦点を当てた青春群像劇だそうです。
物語の詳細についてはほとんど明かされていません。
しかし「主人公の親友の葬儀に参列しているシーン」を撮影する際に、エキストラの募集を行っていたそうです。
また、地元に残った者、夢を追って上京した者と別れていることから、地元は群馬・前橋と取っていいと思われます。
ということは、前半は群馬県前橋市を中心に、後半は前橋市と東京を中心として物語が展開されるということでしょうか。
どの人物が主人公の親友なのか、7人の関係性は一体どんなものなのか・・・。
ぜひ劇場でチェックしてみてください。
『青の帰り道』のキャストは?
真野恵里菜
1991年生まれ、元ハロー!プロジェクトのメンバーであり、現在は女優として活躍しています。
松浦亜弥さんに憧れてハロー!プロジェクトのオーディションに応募し、2006年に合格。
「ハロプロエッグ」の2期メンバーになります。
2008年にはハロプロエッグを卒業し、ソロデビューを果たします。
そして2013年にハロー!プロジェクトを卒業し、本格的に女優として活動を始めます。
過去には大人気テレビドラマシリーズ『SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~』や『機動警察パトレイバー』の実写映画化プロジェクト『THE NEXT GENERATION -パトレイバー-』などに出演されています。
清水くるみ
1994年生まれの女優さんです。
2007年に開催されたアミューズ30周年全国オーディションでグランプリを受賞。
神木隆之介さんのファンで、オーディションを受ければ会えると信じて応募したそうです。
そして、2015年に放送されたテレビドラマ『学校のカイダン』では神木隆之介さんと共演を果たしました。
他には、朝井リョウさん原作の同名小説を映画化した『桐島、部活やめるってよ』や学園漫画が原作の実写映画化作品『orange』などに出演されています。
横浜流星
1996年生まれ、俳優やモデルとして活動されています。
小学校6年生のときに原宿でスカウトされ、スターダストプロモーションへと所属。
男性タレントグループEBiDANの元メンバーでもあります。
過去には、スーパー戦隊シリーズの第38作目『烈車戦隊トッキュウジャー』でトッキュウ4号・ヒカリを務めました。
小学校1年生から極真空手を始め、2011年には空手の世界大会で優勝した経験もあります。
その空手によって鍛え上げられた筋肉が一時期話題となりました。
森永悠希
「やれたかも委員会」第3話「焼きそら豆と内もものぬくもり」はMBS☞TBS☞dTV、Netflixで順次公開。通りすがりの森永悠希くん。 #人生の可能性 #やれたかも委員会 pic.twitter.com/U4NSASMWmy
— 山口雅俊 (@kantoku_kun_) May 13, 2018
1996年生まれ、大阪出身の俳優さんです。
子役出身であり、劇団東俳の大阪校に所属されていましたが、2015年にソニー・ミュージックアーティスツへ移籍。
2013年公開の映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』では劇中に登場するバンドMUSH&Co.にてドラムを担当し、役名である山崎蒼太でCDデビューも果たしています。
秋月三佳
https://twitter.com/mika_akizuki13/status/992348895563821056
1994年生まれ、モデルや女優として活動されています。
中学生の頃に渋谷でスカウトされ芸能界入り、高校進学をきっかけに本格的な活動を開始。
過去には『ジョーカーゲーム』や『みんな!エスパーだよ!』など様々な映画作品に出演されています。
冨田佳輔
なう。#冨田佳輔 #兄かもしれない #チワワの方かもしれない pic.twitter.com/7flUBK3EM3
— トミタ栞 (@tomita4ori) March 20, 2017
1991年生まれ、岐阜県出身の俳優さんです。
妹さんも芸能活動されており、タレントや歌手として活動されているトミタ栞さんです。
2006年に開催された第2回アミューズお姫様王子様オーディションにて、男性部門でグランプリを受賞。
その後、2009年公開の映画『ごくせん THE MOVIE』や大河ドラマ『花燃ゆ』などに出演されています。
高畑裕太の代わりは誰?
高畑裕太さんの代役として出演したのは戸塚さんでした。
戸塚純貴
1992年生まれ、岩手県出身の俳優さんです。
2010年に開催された第23回ジュノン・ボーイ・コンテストで「理想の恋人賞」を受賞。
翌年、2011年に放送されたテレビドラマ『花ざかりの君たちへ〜イケメン☆パラダイス〜2011』にて俳優デビューを果たします。
過去には、バラエティ番組『痛快TV スカッとジャパン』や古屋兎丸さん原作の同名漫画を実写映画化した作品『ライチ☆光クラブ』などに出演されています。
元々は自動車整備士を目指しており、数々の資格を持っているそうです。
見た方の感想(ネタバレをふくみます)
全体的な感想としては、青春映画の中でも一般的なものとは違い若者たちのリアルな状態や
社会の雰囲気などを表現しているなと感じました。
東日本大震災が起きた後ユウキが帰ってくるシーンは特に時代背景を読んでいるなと感じました。
私自身、福島県出身ということもあり8年前のことを改めて思い出すことができました。
登場するキャラと世代も近いということで共感できる部分も多々ありました。
カナがネットによる不特定多数の人から悪意にさらされたり、
ユウキが先輩社員に厳しく叱られているあたりは特に共感しました。
10年でここまで時代は変わったのだと考えさせられる作品でした。
横浜流星さんが、とても個性的で味のある演技力で良かったと思いました。
真野恵理菜さんが、まっすぐで透明感があって悩みながら
頑張って生きる女の子を熱演していたと思いました。
最初から最後まで目が離せない展開でとても引き込まれてしまいました。
若者達が直面する苦悩や葛藤が、とても丁寧に描かれていて
一人一人の姿に共感する部分が多く痛々しく切なかったです。
DVや自殺未遂というような重い描写もありましたが、人が生きていく辛さ、大変さ、
それゆえに仲間の大切さやそばにいてくれるありがたさを強く感じる事が出きる作品でした。
人はみんなバカな事をしながら大人になっていくんだとしみじみ思いました。
工藤夕貴さんがさすがの存在感で「人生に正解はない」というセリフが心に刺さりました。
青春群像劇なのですが見ていると青春時代を思い出して
懐かしい気持ちになるということもあってなかなかいい映画なのではないかと思います。
やはりあの時こうしていたらどうだったかと言うようなイフを思う人は多いと思いますが
そういうことも考えさせられるような映画になっているのではないかと思います。
見終わった後に色々と考えさせられるような映画になっていると思います。
特に若い内は色々と考えることなども多いですし、夢などもあると思いますが
夢を叶えていくためにはどのような決断をしていけば良いのかと言うことだと思います。
面白く見ていける映画でもあるのでいちど見てみると良いでしょう。
まとめ
今回は『青の帰り道』について紹介しました。
事件が起こり、一時は撮影を中断せざるを得ない状況になりましたが、遂に完成された作品といった感じでしょうか。
撮り直しをするほどに気持ちの入っている作品ということで劇場公開が待ち遠しいですね。
また、物語についてもまだまだ情報が出ていませんし、気になる部分がとても多いですね。
映画『青の帰り道』は2018年の冬に公開予定です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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