突然ですが、みなさんは三角関係になったことがありますか?
たとえば、親友と同じ人を好きになってしまった、とか。
友情をとるべきなのか、恋をとるべきなのか、きっと選択に迫られるはず。
あるいは反対に、二人の相手から好意を寄せられるパターンもありますよね。
片一方のことが好きならそれでいいんですが、両方とも好きとなると大変です。
これまたどっちをとるべきなのか、苦しい決断を迫られます。
一方をとれば、一方が失われてしまう。それは恋愛における普遍的な問題なのでしょう。
映画『ファンシー』もそんな三角関係を描いた作品です。
ですが、ちょっと毛色が違うのは、そこに奇妙なエロスとバイオレンスがあるということ。
異色ともいえるラブロマンス。ありふれた恋愛映画に食傷気味の方も、きっと楽しめるはず。
というわけで、今回は映画『ファンシー』のあらすじやキャストについて紹介していきたいと思います。
また、ヒロインを演じる小西桜子さんの情報についてもまとめてあるので、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
『ファンシー』はどんな映画?
漫画家・山本直樹の同名短編を映画化した作品が『ファンシー』です。
監督は廣田正興。メガホンをとるのは本作が初ですが、これまでメイキングディレクターとして多くの現場で活躍してきた人物です。
主演は永瀬正敏。映画を中心に海外でも活躍されている俳優ですね!
また、共演には窪田正孝と小西桜子がキャスティングされています。
ちなみにこの二人は、2020年2月に公開予定の『初恋』(監督:三池崇史)でも共演しています。
その他キャストにも宇崎竜童や田口トモロヲらが名を連ねており、監督デビュー作としては非常に豪華な布陣であるといえるでしょう。
原作の山本直樹ってどんな人物?
こんな奇妙な世界観を生んだ山本直樹って、いったいどんな方なんでしょうか?
山本直樹は1960年生まれの漫画家です。
当初は成人漫画を中心に発表していたのですが、徐々に一般向けの作品も書くようになりました。
とはいえ、過激な描写は健在でした。1991年短編集『Blue』は東京都から初となる有害コミックの指定を受けて話題になります。
その一方で、連合赤軍を題材にした「レッド」では、文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞も受賞するなど、高い評価を受けている漫画家です。
『ファンシー』のあらすじは?
寂れた温泉街が舞台です。
主人公は郵便配達員の鷹巣明(永瀬正敏)。元彫師にして、いつもサングラスをかけた奇妙な男です。
彼はロマンチストの詩人である「ペンギン」(窪田正孝)と親しくしていました。
そんなある日、ペンギンのもとに「月夜の星」(小西桜子)と名乗る女性があらわれます。
彼女はペンギンの詩に心を奪われ、ファンレターを送り続けていた女性でした。
その「月夜の星」はペンギンのもとに押しかけると、いきなり彼の妻にしてほしいと言い出したのです。
郵便屋とペンギン、そして月夜の星。
その奇妙な三角関係は、街で起きたヤクザの抗争事件を巻き込み、エロティックに動いていきます。
『ファンシー』のキャストは?
ここでは『ファンシー』の主要キャストをご紹介します。
永瀬正敏(鷹巣明)
郵便配達員の鷹巣明を演じるのは永瀬正敏です。
1983年の『ションベン・ライダー』でデビューして以来、『息子』や『あん』を始め多くの映画に出演してきた名俳優です。
日本だけでなく、海外映画にも精力的に出演されていますね!
彼の演じるミステリアスな郵便屋が、この奇妙な三角関係の中でどのように動いていくのか、非常に気になるところです。
窪田正孝(ペンギン)
『ファンシー』
キャラクター紹介★窪田正孝
【ペンギン】
ロマンティストの詩人。
🐧ペンネーム “南十字星ペンギン”2月7日(金)#テアトル新宿 ほかロードショー#永瀬正敏 #窪田正孝 #小西桜子#山本直樹 #廣田正興#ファンシー pic.twitter.com/S4aMUCWfAk
— 映画『ファンシー』 (@fancy20200207) December 1, 2019
詩人のペンギンを演じるのは窪田正孝。
映画だと『ふがいない僕は空を見た』や『ガチバンシリーズ』で有名ですね。
ドラマだと2019年4月に放映された『ラジエーションハウス』で主役を演じました。
塩顔のイケメンであるだけでなく、演技力にも定評がある俳優です。
本作で演じるのは不能者でロマンチストの詩人。
いったいどんな演技を見せてくれるのか、非常に楽しみですね!
小西桜子(月夜の星)
詩人のファン「月夜の星」を演じるのは小西桜子。
ふわりとした雰囲気がとても可愛らしい女優さんですね!
異色の三角関係を描いた本作ですが、二人のあいだで揺れ動く心をどのように表現してくれるのでしょうか?
難しい役どころであるだけに、今から期待が持てそうです。
ちなみにモデルとしても活動している小西さん。まだデビューして間もない方ですが、いったいどんな人物なのか気になりますよね。
次の項目でまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
カンヌも注目!小西桜子さんの演技評価と経歴は?
本作『ファンシー』でヒロインを演じた小西さんですが、実は商業映画にデビューしてまだ一年ほど。
まさに新進気鋭の女優といえますね!
そんな彼女の経歴や演技についてご紹介します。
公式サイトによると、小西さんのプロフィールのは次のようになっています。
1998年3月29日生まれ。埼玉県出身。
身長:164㎝
趣味・特技:水泳、映画鑑賞、絵を描くこと
デビューする以前、彼女は個人としてモデルなどの活動をされていたようです。
2017年には自主制作映画「一晩中」(監督:西海一紗)に出演しており、当時から映画の世界を目指されていたことがうかがえます。
そんな彼女を一躍有名にしたのが、三池崇史監督の映画『初恋』(2020年公開予定)でした。
この作品で小西さんは約3000人のオーディションを勝ち抜き、見事ヒロインの座を射止めたのです。
そして『初恋』はカンヌ国際映画祭での上映が決まり、ほぼ無名だった彼女もレッドカーペットを歩くことに。
壇上で感極まって涙ぐむ姿が印象的でしたね!
そんな小西さんを選んだ理由について、三池監督は「実力のあるキャストが集まる中で、モニカにリアリティを持たせるためには、見たことのない女性がどうしても必要でした」と話しています。
演技経験がないからこそ、自然体で飾らない演技ができると考えたのでしょう。
彼女は『ファンシー』で少女と大人の二面性を持った複雑な役どころを演じます。
ひょっとしたら、この映画の演技によって今後の方向性が決まるかもしれませんね!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
エロスとバイオレンスが激しく交錯する世界観。冒頭の特報動画を見ても、かなり過激な作風であることが見て取れますね!
そんな『ファンシー』は、2020年2月7日より全国にて順次公開予定です。
今後が期待される小西桜子の演技も含めて、絶対に見逃すわけにはいきません。
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