映画マニア、管理人です。
今や飛ぶ鳥を落とす勢いで映画やドラマに出ずっぱりの俳優・松坂桃李さん。
2018年も、映画『不能犯』『孤狼の血』が公開予定となっています。
そして、松坂桃李さんが2016年に主演を務め、延々と続く濡場を通して女性の欲望や心の奥深さを描いた衝撃の舞台『娼年』が映画化され、4月6日に公開されることになりました。
舞台はR15だったものが、映画ではR18+と。
監督自身、「TVCMとかできないと思う」と言っている特報も解禁され、話題をさらっています。
そこで、今回は映画『娼年』をご紹介したいと思います。
Contents
『娼年』あらすじ
[人気記事ランキング]1位は「「娼夫」松坂桃李が女性とまさぐりあう 映画『娼年』特報公開&初日決定」 https://t.co/9KQqu6XDB0 pic.twitter.com/CfOXsDmWi5
— CINRA.NET カルチャーメディア (@CINRANET) January 19, 2018
『娼年』は『池袋ウエストゲートパーク』などの著者・石田衣良さんによる小説が原作です。
主人公は20歳の男子大学生・森中領(りょう)。
領は大学生活にも女にも退屈し、バーテンダーのバイトを無気力にこなす日々を送っていました。
ある日、領が働くバーに中学時代の同級生が女性を連れてやって来ました。
女性の名前は御堂静香。
40代と思われる静香は、艶めかしく美しい女性でした。
静香は秘密裏に会員制のボーイズクラブ〈パッション〉のオーナーをしており、女が退屈でつまらないという領を、ある日誘います。
静香に連れられて行った場所には耳の聞こえない女性がおり、静香は自分の目の前でその女性と寝るように言います。
しかも後ほど明らかになりますが、この女性は静香の実の娘で、ボーイズクラブを手伝っているのです。
いきなりの衝撃ですね…!
戸惑いながらも言う通りにした領は、静香から合格と告げられます。
静香は、オーナーを務めるボーイズクラブで領を誘い、領は娼夫として働くことになります。
「娼夫」とは、お金で女性と寝る男娼のことですね。
始めは戸惑っていた領でしたが、様々な女性たちの欲望や心の奥底に秘められたものに触れていくうちに、女性や性に対しての気持ちを変化させていきます。
そして、少しずつ静香に惹かれていくのでした。
映画では、お客さんとして領を買う女性とのベッドシーンが生々しく描写されるのでしょうね。
女性たちが抱える心の秘密や欲望の奥深さを丹念に描写されているシーンでもあるようです。
人間とは切り離せないものですからね。
まさしく大人のためのストーリーなのだと思います。
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ネタバレ、結末は?マスコミ向け試写の感想も!
予告も終わり、劇場が暗転し、「さあ、映画が始まるぞ」と姿勢を正していると、松坂桃李のお尻が映し出されました。
まさか、こういうシーンから始まるとは。
松坂桃李が見たい、と予備知識無しで友達と見に来た人は、動揺しただろう。
すでに原作を読んでいる観客であれば、さほど驚くことではない。
割り切って仕事としてやっている主人公の領を、松坂桃李がしっかりと繊細に演じてきれているか、確認しに来ているといっても過言ではないからです。
映画の大半を、松坂桃李のお尻が写り、女性のキャストたちの露わな姿が画面いっぱいに広がります。
前半部分では、大学をサボり、夜はバーで働く、退屈そうな領の姿がありますが、話が進むにつれ、領の目や態度が生き生きとしたように感じられました。
仕事を始める際、同僚のアズマは「領さんは人気が出るよ」と静香に言います。
年齢差に戸惑うことなく、女性の欲望に正面から向き合う領は、人気が出てきます。
領はアズマに「なぜあの時人気が出る、と言ったのか」と質問を投げかけると「普通だから」と答えました。
大学生は大学へ通うのが普通であって、大学をサボるのが普通ではないと思うんですが。
恥ずかしいことを見せることで快感を得る人、痛みが快感になる人、手を重ねただけで達してしまう人、など、あらゆる欲望を、人は隠していきているのだということに、領は安心感を覚えていくように見えました。
多くの人と交わるシーンについては、かなり大胆で細かくリアルな描写(いや、なんなら、そのまま映して生々しい)となっているので、友達と見にいった人は、かなり気まずいです。
領の人気が出てくると、領自身はは幼いころに亡くした母親の姿と、静香の姿を重ね合わせ、恋心を抱くようになります。
多くの欲望を間近で見た領は、母親像を静香に求めることも、快感のひとつであると受け入れてもらえたことが嬉しかったのではないでしょうか。
しかし静香自身、以前行っていた娼婦の仕事のせいで、HIVに感染し、領との交際を断ってしまいます。
その後、領の同級生であり、領に恋心を抱く恵が領の仕事に気付き、領を娼夫として、買います。
多くの女性の欲望を感じ、様々な女性の形がある美しさに気付いた領の姿は、恵にとっては別世界の人間であり、仕事に誇りを持つ領を認めざるを得ませんでした。
その一方、領を変化させた静香に怒りを感じ、警察へ告発、クラブの稼働は停止となってしまうのです。
1年後、咲良が静香の代わりとなり、クラブが再始動したところで、映画は終了を迎えます。
そこに、領の愛した静香の姿はありませんでした。
感想として言葉にするのが難しい作品。
でも松坂桃李は凄い。
あれ程卑猥で妖艶な目をした彼を初めてみた。
沢山の覚悟をしただろう。
失う物も考えただろう。
彼の注いだ魂や情熱は娼夫リョウの激しさや優しさとなり女性達を癒した。
そして今松坂桃李は相変わらず澄んだ目をして笑っている。#娼年 pic.twitter.com/SbfkAq1gmI— gorochelle (@polarbear0221) April 15, 2018
娼年見てきた!
前知識も何もなしに挑んだんだけど
このキャッチコピーみたいに買ってください。なんていう儚げ美少年はいないし
美男子同士のイチャコラは一瞬。腐目当てで行くと死ぬ
ひたすら大人な女性とのセックス、若い女とのセックス
セックスのハーモニー
偏見がある人にはオススメしない pic.twitter.com/CCkVqsuxOs— やみこさん (@powerful_yummy) April 10, 2018
映画ではここまでとなっておりますが、原作の小説は続編が出ており、警察から出所後の病床の静香を描く「逝年」、昼と夜の世界を彷徨う領を描いた「爽年」と続いております。
そこでも、多くの女性の欲望の姿が描写されており、多様性に驚かされています。
1月初旬にマスコミ向けに試写会が行われており、感想がSNSに挙げられているのでそちらをご紹介しますね。
2018年最初の試写は三浦大輔監督「娼年」。おいおい、松坂桃李はどこまでぶっちぎるんだ。4月の「娼年」、そして5月の「孤狼の血」で、自分の中では完全に日本のトップアクターに。ワン・オブ・トップではなくトップ。トップコートだけに
— 宇野維正 (@uno_kore) January 9, 2018
「娼年」は三浦大輔監督の画面設計やカット割りや編集の巧みさもハンパない。映画監督としても十分評価はされているんだろうけど、それでもまだまだ過小評価なのでは?
— 宇野維正 (@uno_kore) January 9, 2018
『娼年』試写へ。や、これ音がすごい。個体と個体がぶつかり合うこすれ合う、猛烈にねぶるその音。シャンパンの泡の音、からはじけたようにジャズと快楽の声に切り替わるのお洒落。基調BGMのジャズ、『死刑台のエレベーター』のマイルスみたくスクリーン前で演奏させたのか?というしっくり感と生ぽさ
— Milli Kawaguchi (@milli_libra) January 10, 2018
映画「娼年」試写。松坂桃李はじめキャストの皆さんが素晴らしすぎる!特に女優陣はかなり腹くくらないとできない役だけに。「愛の渦」の三浦監督なので、生易しい性の描写はしないと思ったが美しく生々しくすごい映画でした‼️
— さいとうかおり (@saikaosai) January 15, 2018
舞台に引き続き、評価が高いですね。
美しく生々しくすごい映画!
これは期待できそうです。
映画『娼年』キャスト
ここで気になる『娼年(映画)』のキャストをご紹介しますね。
森中領:松坂桃李
娼夫として、多くの女性たちの欲望に触れる役を松坂桃李さんが演じます。
松坂桃李さんは神奈川県出身で1988年生まれ。
2009年に『侍戦隊シンケンジャー』で俳優デビュー後、多くの作品に出演しています。
最近では映画『ユリゴコロ』や『彼女がその名を知らない鳥たち』など、深い演技力が要求される作品にも多く出演していますね。
ドキュメンタリーの出演の評判も良く、イケメンなだけではない深い魅力を持っている俳優さんです。
- 「娼年」という舞台に出演したことは自分の中で大きな出来事の一つでした。
この作品の千秋楽の日、二度とできない、そう思えるほど、無の状態になりました。
だから映画化の話を聞いた時には、不安しかありませんでした。
でも、舞台で表現できなかったこと、映像だからこそ残せるものが、映画「娼年」にはあると思いました。
撮影前に三浦監督に言われた言葉です。
“ようやくこれで石田衣良さんが産み出した「娼年」が完成する”と。
撮影を終えた今、僕自身もそう感じています。
舞台同様、無になりましたが。
何より女性の方にこそ観ていただきたい作品です。
引用元
松坂桃李さんが全力で挑んでいることに間違いはありません。
女性の欲望に触れることで変化していく青年の演技を早く見たいですね。
御堂静香:真飛聖
ヒロインでもあり、ボーイズクラブのオーナーで、領が想いを寄せる御堂静香を真飛聖さんが演じます。
舞台では高岡早紀さんが演じていた静香。映画では誰が演じるのか発表される前から話題となっていました。
真飛聖さんは神奈川県出身で、1976年生まれ。
元宝塚歌劇団の花組でトップスターを務めました。
宝塚出身の女優さんは年を取らずいつまでも綺麗なのでびっくりしてしまいますね…
2011年に宝塚を退団後、芸能活動を開始。
ドラマ『相棒』シリーズや映画『謝罪の王様』に出演し、現在はドラマ『隣の家族は青く見える』で専業主婦の役を演じていますね。
人は大人になるにつれ、心に抱えている思いを吐き出しにくくなるものですが、この「娼年」という作品は、そんな女性たちの心の闇、そして生きていく中で本当は切っても切れない性(さが)を大胆かつ繊細に描いています。
私の演じる御堂静香も、それぞれの登場人物も欲望から生まれる葛藤、心のきびというのはとてもリアルで生々しささえ感じますが、実はその中にある日常ではなかなか理解しがたい様々な愛の形がそこには存在していて、それを通してひとりの男性が人として成長していく姿はとても魅力的です。
映画館に見に行く勇気を一歩踏み出していただけたら、そこに映しだされるものはきっと共感できる、愛おしい世界だと思います。
引用元
清潔感のある美女というイメージの真飛さんが、ボーイズクラブのオーナーで妖艶な美女をどう演じてくれるのか。
映画を見ない手ありませんね。
真飛聖が松坂桃李を「娼夫」の道に 三浦大輔監督の18禁映画『娼年』続報https://t.co/Tn6zqMy5OT pic.twitter.com/5Q5bg9wV87
— CINRA.NET カルチャーメディア (@CINRANET) December 19, 2017
このほか、静香の娘の咲良を冨手麻妙さん、領の客として西岡徳馬さんや江波杏子さんなどの名前が揃い、若手からベテランまで幅広いメンバーとなっています。
監督は『恋の渦』や『愛の渦』などで人間の性や奥深さを赤裸々に描き切った三浦大輔監督。
人間の本質を見事に表現する作家でもあります。
キャストやスタッフが全力で作り上げた作品が今から楽しみですね。
追記〜〜
松坂桃李/森中領
真飛聖/御堂静香
冨手麻妙/咲良
猪塚健太/平戸東
桜井ユキ/白崎恵
小柳友/田島進也
馬渕英里何/イツキ
荻野友里/主婦
佐々木心音/紀子
大谷麻衣/ヒロミ
〜〜〜〜
まとめ
今回は映画『娼年』をご紹介しました。
予告だけでも衝撃の作品ですが、人間の本質を生々しく描いたヒューマンドラマとも言えます。
松坂桃李さんの体当たりの演技が楽しみですね。
公開は4月6日です。
R18+の映画となりますので、ご注意下さい。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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