『エンジェル、見えない恋人』(映画)あらすじや結末ネタバレは？エンジェルの秘密とは？

「エンジェル、見えない恋人」の日本公開が、2018年10月13日に決定しました。

姿の見えない少年と、盲目の少女のせつない恋の物語。

見えないという状況を上手く使った恋愛映画は今までいくつかありますが、今回もおもしろ荘ですね。

そんな不思議とキラキラした映像で作られたベルギー映画「エンジェル、見えない恋人」のあらすじや結末のネタバレ、そして「エンジェル」の秘密に迫っていきます。

「エンジェル、見えない恋人」ってどんな映画？

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— 映画『エンジェル、見えない恋人』10.13公開！ (@angel_mienai) June 14, 2018

マジシャンの恋人が失踪し、心を病んでしまったルイーズは、
施設に入居し、そこで一人の男の子を出産します。

彼女が生んだ息子のエンジェルは、誰の目にもその姿が見えませんでした。

ルイーズの深い愛情に包まれ、エンジェルは優しい男の子に育っていきます。

ある日、エンジェルは施設の近所の屋敷に、小さな女の子を見つけます。

エンジェルにとって初めて見た外の世界の人は、盲目の女の子マドレーヌでした。

マドレーヌがエンジェルの秘密に気がつかないまま、
次第にふたりは心惹かれ合っていきます。

しかし、ルイーズの容態はどんどん悪くなり、
そんな折にマドレーヌは目の手術を受けることになります。

視力が回復すれば、あなたの姿を見られる。

そう言うマドレーヌに、エンジェルは自分の秘密を伝えることができないでいました。

結末ネタバレ

手術を受けて視力をわずかに回復したマドレーヌが戻ってきた時、
すでにエンジェルの母親、ルイーズは亡くなっています。

そして、マドレーヌはエンジェルの姿を見たいと手紙に書きますが、
エンジェルは目を閉じていることを前提に、二人は再会を果たします。

せっかく視力が戻っているわけですから、マドレーヌはエンジェルの姿を見たがります。

そして、ついにエンジェルは自分の秘密をマドレーヌに伝えることになります。

ラストですが、やはりポスターにある
ベッドに横たわるマドレーヌがそれを暗示していますね。

憶測ではあるのですが、エンジェルの母ルイーズと同じように
マドレーヌもエンジェルの子供を妊娠するのではないでしょうか。

目には見えない男性と結ばれ、目には見えない子供を育てる。

それは純粋な愛情とともに、繰り返されて行く、そんな結末が待っているように思います。

エンジェルの秘密とは？

幼女期のマドレーヌです！映画初出演のハンナ・ブードローちゃん(^^♪
可愛いですね。。#エンジェル見えない恋人 pic.twitter.com/KEFmuEH7hT

— 映画『エンジェル、見えない恋人』10.13公開！ (@angel_mienai) June 18, 2018

エンジェルの秘密は「その姿が見えないこと」ですが、
なぜ見えないのかについては、しっかりと言及されることはないようです。

心を病んで施設でエンジェルを出産するルイーズ、
ここだけ聞くと「想像上の子供」を思い浮かべてしまいます。

ですが、映画はつねにエンジェルの視点で撮られており、
エンジェルの苦悩が、見ているものにひしひしと伝わってきます。

エンジェルは見えないだけで、「そこにいる」んですね。

もしエンジェルが空想上の存在なら、マドレーヌが感じることはできないはず、
そして、二人の愛が結ばれることもないはずです。

エンジェルの父親は「マジシャン」、ここにもその秘密の真相が含まれているのかもしれません。

見えないけれどいる、まさしく「エンジェル」と一緒に、美しい時間を堪能してみてください。

キャスト マドレーヌは3人が演じてる

主人公のエンジェルが声だけなのですが、マドレーヌは3人の俳優さんが演じています。

幼少期、エンジェルと初めて出会う時のマドレーヌを演じているのはハンナ・ブードロー。

そのあどけない笑顔と木漏れ日の中の赤毛が、かなりかわいいです。

10代のマドレーヌはマヤ・ドリー。

ポスターに雨の中、浮かんだように見える傘の下にいるのは彼女ですね。

この透明感と美しさは、思わず息を呑むほどで、まさしく純愛が感じられます。

20代のマドレーヌを演じるのはフルール・ジフリエ、
その美しさは成熟した女性として磨きがかかっています。

気だるそうに横になる姿や、憂いのある表情は、それだけで絵になります。

三人の俳優が、見えないエンジェルを相手に思いを寄せる演技は、かなり見所になりそうです。

映像の美しさにこだわりが感じられる今作では、
3人の表情や仕草こそ、最高の演出効果になりそうですね。

まとめ

映像美がさらに優しい感情を後押しする「エンジェル、見えない恋人」、
リアル感のない、ファンタジー要素の強い映画なのに、
あえて特殊効果を極力使わないで制作されたそうです。

ファンタジーでありながらリアルにエンジェルの存在を感じられるのは
そんな映像の影響が大きくありそうです。

二人だけの空間で交わされる、シンプルな言葉とシンプルな感情。

秋の日に、こんなロマンティックなお話は、ぴったりはまってくれるのではないでしょうか。