今回紹介するのは2019年1月25日より全国で順次公開される映画『ジュリアン』です。
《アワーズ2月号シネマ情報》
『ジュリアン』(1月25日より全国順次公開)の1月17日(木)なかのZERO小ホールで行われるトークショー付き試写会に45組90名様をご招待!(ヤングキング合同)詳細は本日発売のアワーズ2月号で!!配給:アンプラグド https://t.co/fEWb73H5h7 #ジュリアン pic.twitter.com/6AS17UtUZT— アワーズ編集部 (@YKOURS) 2018年12月29日
映画『ジュリアン』は、第74回ヴェネチア国際映画祭で監督賞を受賞し、他にもグラスゴー映画祭・観客賞、マイアミ映画祭・脚本賞などを受賞し、世界35か国で絶賛の嵐を受けた注目作です。
今注目の作品『ジュリアン』について、ネタバレ・あらすじ、キャスト、キャストの子役の経歴、衝撃の結末という観点から紹介していきたいと思います。
Contents
『ジュリアン』ネタバレとあらすじは?
両親が離婚し、11歳の少年・ジュリアンは母のミリアムと姉と暮らすことになります。
ミリアムは子供たちにアントワーヌを近づけたくありませんでしたが、親権は共同のため、裁判所からジュリアンと隔週の週末に面会できる権利を与えました。
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それによって、ジュリアンはアントワーヌと会わなければなりまませんでした。
ミリアムはアントワーヌに会おうとせず連絡先すら教えていませんでしたが、アントワーヌは共同の親権があることを利用し、ジュリアンからミリアムの連絡先を突き止めようとします。
それに対してジュリアンは父のアントワーヌに嘘をつき続け、ミリアムを守ろうとします。
ですが、今度はそれによってアントワーヌの苛立ちは徐々に溜まっていき、遂にはジュリアンの嘘を見破り、狂気を帯びた行動へと突き動かされていきます。
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というのがあらすじです。
ここからはネタバレとなります。
ネタバレのポイントとしては二つあります。
まず、一つ目はアントワーヌがジュリアンに手を出す寸前くらいの怖さになっていくということです。
アントワーヌにはジュリアンのことなど実はあまり見えておらず、ミリアムに会いたいがためにジュリアンと接点を持っていたようです。
そのドロドロな状況に挟まれるジュリアンの表情は何とも言えないものです。
もう一つは、でも切ないということです。
アントワーヌは確かに狂気的な行動をとるようになっていくのですが、そこから孤独の虚しさや寂しさが伝わってきます。
愛しているのに振り向いてくれない、愛と憎しみは紙一重であるという恋愛の残酷さが描かれています。
涙を流しているシーンでアントワーヌの不器用さなども伝わってきます。
それぞれの複雑な感情が交差する物語になっています。
結末について「『ジュリアン』の衝撃の結末とは?」で紹介します。
『ジュリアン』公式サイト
https://julien-movie.com/
『ジュリアン』予告編
『ジュリアン』キャストは?
トーマス・ジオリアさん/ジュリアン・ベッソン役
主人公のジュリアン・ベッソンを演じるのはトーマス・ジオリアさんです。
「ジュリアン」監督と呉美保が音の演出を語る、トーマス・ジオリアは撮影を回想https://t.co/4uYGJm9irx pic.twitter.com/T4MYXsNIvN
— 映画ナタリー (@eiga_natalie) 2018年12月4日
彼は、『ジュリアン』にて、主人公のジュリアン役で長編映画デビューを果たしました。
彼の経歴については、次の項目にて詳しく話したいと思います。
レア・ドリュッケールさん/ミリアム・ベッソン役
母親のミリアム・ベッソンを演じるのはレア・ドリュッケールさんです。
🔹🔷登場人物紹介🔷🔹
母 ミリアム👩🏼
(レア・ドリュッケール)
夫アントワーヌと離婚が成立し、ひとりで2人の子どもを育てることに。
ミリアムが離婚を決意した理由とは…⁉︎🤔『 #ジュリアン 』は来年1/25公開! pic.twitter.com/9UrYbSehaO
— 映画『ジュリアン』1/25(金)公開! (@julien_cinema) 2018年11月22日
最初は舞台で活動をはじめ、『人間嫌い』、『Plaidoyer pour un boxeur』など、様々な作品に出演しました。
また、その後、舞台『ダニーと紺碧の海』、『チャーリング・クロス街の84番地』といった作品で名を馳せるようになっていきます。
1991年に映画『La thune』で映画デビューを果たします。
2002年には映画『Papillons de nuit』にて主役に抜擢されます。
また、2012年にアカデミー賞にノミネートした映画『すべてを失う前に』でミリアムを演じ、その後本作でもミリアムを演じることとなります。
他にも作品としては、映画『アサシンズ』、『女はみんな生きている』、『ナルコ』、『Akoibon』、『青の寝室』などの様々な作品に出演しています。
マチュー・アマルリック、カンヌの「ある視点」部門出品作「ブルー・ルームLa Chambre Bleue」の予告編✓ シムノン原作でにおい立つ官能スリラーの予感。レア・ドリュッケール共演。http://t.co/ld48mnM65t pic.twitter.com/4incw4ZSp5
— Toshio Shimizu (@cwmoss7) 2014年4月19日
フランスを代表する俳優さんと言っても過言ではありません。
ドゥニ・メノーシェ/アントワーヌ・ベッソン役
父親のアントワーヌ・ベッソン役を演じるのはドゥニ・メノーシェさんです。
すべてを失う前に
最初から最後まで緊迫感があって、淡々としてるんだけど恐ろしい、見入る短編映画だった。DVから逃げる家族のお話なんだけど、状況の説明は一切ない。もうね、見た人はわかるけどあのシーンで背中が一気にゾワアアアってなる。 pic.twitter.com/TpK8oMhetw— なーさん (@Episkey_73) 2015年7月19日
2003年にテレビドラマ『トレジャーハンター』にて俳優デビューを果たします。
その後、多くの映画監督に目を付けられ、映画『ハンニバル・ライジング』、『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』などに出演します。
その後、クエンティン・タランティーノ監督の映画『イングロリアス・バスターズ』に出演し、世間の注目を集めるようになります。
『イングロリアス・バスターズ』
『デス・プルーフ』同様“タランティーノ作品なのに敬遠してた映画”のひとつだったんですけどそりゃもう激しく後悔しておりますとも!( ゚д゚)クワッ
violenceとlanguageを皮肉たっぷりに絡めた純然たるタランティーノ劇場!
「こいつは俺の最高傑作だぜ」
仰る通り! pic.twitter.com/cCFRUs7ZzI— soze (@soze07862079) 2018年6月25日
また、2012年にアカデミー賞にノミネートした映画『すべてを失う前に』で、本作と同じくアントワーヌ役を演じています。
他にも、映画『黄色い星の子供たち』、『スカイラブ』、『危険なプロット』など、様々な作品に出演しており、2018年に公開の新作『Entebb』、『Mary Magdalene』への出演も決まっていました。
フランスの映画界の最前線で活躍する俳優さんですね。
『ジュリアン』キャストの子役の経歴は?
『ジュリアン』のキャストの子役と言えば、ジュリアン・ベッソン役のトーマス・ジオリアさんです。
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— 映画『ジュリアン』1/25(金)公開! (@julien_cinema) 2018年12月9日
トーマス・ジオリアさんは2003年にフランスで生まれました。
小さなころから地元の小さな劇場で演劇を観賞することを好んでいました。
その後、その演劇に影響されたのか、演技・演劇を学び始め、俳優を目指し始めます。
2017年に本作の監督・グザヴィエ・ルグラン監督に出会い、ジュリアン役に大抜擢されます。
これが長編映画への初めての出演であり、初めての主演となりました。
映画『ジュリアン』がヴェネチア国際映画祭で監督賞をとったことで、天才子役として有名になり、表情の演技も高く評価されています。
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👩🏼👦🏼💦💨💨💨#映画ジュリアン pic.twitter.com/HxvSzzSBQn— 映画『ジュリアン』1/25(金)公開! (@julien_cinema) 2018年12月29日
2019年の映画『Adoration』にも出演が決定しています。
『ジュリアン』の衝撃の結末とは?
『ジュリアン』は衝撃の結末を迎えることとなります。
ジュリアンの嘘を見破り、怒り心頭した父親のアントワーヌがジュリアンたちの住む家に、銃で扉をぶっ壊し、乗り込んでくるというストーリーになっています。
そこがラストシーンなのかは不明ですが、父親の狂気が爆発し、何とも言えないラストシーンになっているそうです。
ラストシーンは、観客がただ傍観することしかできず突き放されたような最後、怖すぎて震えた、などの感想がありました。
銃で乗り込んできた父親が母親のミリアムを愛しながらも殺してしまうという最後なのではないか、と予想します。
愛は時に醜く恐ろしい怪物へと変貌するということを伝えたかったのではないかと思います。
まとめ
ここまで映画『ジュリアン』について、あらすじ・ネタバレ、キャスト、キャストの子役の経歴、衝撃の結末という観点から紹介してきました。
父と母の間で振り回され、悩むジュリアンの姿を通して考えさせられる作品です。
本作は2019年1月25日から全国で順次公開です。
公開はもうすぐなので楽しみに待ちましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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