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『スクールズアウト』映画のネタバレやあらすじ!新感覚スクールミステリーが面白い!

最古で最大のファンタスティック映画の祭典!

1968年に創設された『FIAPF』(国際映画製作者連盟)公認『シッチェス映画祭』

スペイン・バルセロナ近郊の海辺のリゾート地『シッチェス』で、毎年10月に開催されている映画祭。

SF・ホラー・サスペンスなどのジャンルに特化した『世界三大ファンタスティック映画祭』の1つです。

シッチェス映画祭で上映された作品の中から、厳選した作品を日本で上映。

シッチェス映画祭公認『シッチェス映画祭ファンタスティックセレクション』

2012年・2013年・2014年・2015年と開催されましたが、その後休止。

そして、2018年、復活を求める声が集まって、3年振りに開催!

令和元年の2019年も、恐怖のどん底へ叩き落とす強力な作品で、第6回目の開催です!

『シッチェス映画祭ファンタスティックセレクション2019』上映作品

『スクールズ・アウト』(L’Heure de la sortie)

フランス発の学園ミステリー・ホラーです!

2019年6月『フランス映画祭2019 横浜』上映作品。

監督は『セザール賞』にノミネートされた、サイコスリラー『欲しがる女』の『セバスチャン・マルニエ』

『スクールズ アウト』映画のネタバレやあらすじ!新感覚スクールミステリーが面白い!

紹介していきたいと思います。

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Contents

『スクールズ・アウト』ネタバレ・あらすじ

名門中等学校。

教師が授業中に、生徒たちの目の前で、教室の窓から飛び降りる異様な事件が発生した。

突然の出来事に、生徒たちは驚き騒いでいたが、一部の生徒たちは冷たい目で教師の姿を眺めていた。

代わりの教師として、新たに赴任したピエール。

担任となったクラスの生徒は、成績優秀で全てにおいて秀でていた。

不思議な威圧感を与える生徒たちに、一瞬ひるむピエール。

他のクラスよりも進んでいる教育課程を把握し、時には高校の問題を出して授業を進める。

生徒たちの威圧感は、ピエールを追い詰め始める。

ピエールは、何かがあるような感じがする。

それから、生徒たちを観察するようになる。

その中で、6人の生徒が、事態に奇妙な程に無関心な事に気付く。

クラスのトップ6人は、いつも行動を共にしていた。

何かの訓練の様な事をしていたり、

1人をいじめているのかと思うと、そうでは無いようだった。

ピエールは、余りにも奇妙な生徒たちの行動に、段々と追い詰められていく。

自殺した教師の原因となったのは、生徒たちなのではないかと思い始める。

彼らの冷淡で気まぐれな振る舞いに翻弄され、やがて6人が何か危険な事を企んでいる事を確認する。

そして、6人が庭に隠しているDVDを見つける。

部屋でDVDを観てみると、そこには恐ろしい映像が収められていた・・・

監督・脚本セバスチャン・マルニエ(Sébastien Marnier)
出身フランス・レ・リラ
生年月日1979年9月22日
経歴応用美術と映画を学び、2011年『Mimi』(ミミ)
2013年『Qu4tre』(キャトル)『Une vie de patits fours』3冊の小説を上梓。
その後、漫画出版社『デルクール』から、グラフィック・ノベル出版。
2016年『Salaire net et monde de brutes』
フランス『アルテ局』で、アニメシリーズとして放送。
アニメの脚本も、共同執筆する。
2002年『Le grand avoir』2003年『Le beau Jacques』ショートフィルムを監督。
2016年、初の長編映画『欲しがる女』監督。
主演『マリナ・フォイス』『セザール賞』主演女優賞、ノミネート。

主な監督作品
2016年『欲しがる女』兼脚本
2018年『スクールズ・アウト』兼脚本


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『スクールズ・アウト』キャスト

ピエール『ローラン・ラフィット』

名前ローラン・ラフィット(Laurent Lafitte)
出身フランス・パリ
生年月日1973年8月22日
経歴『セザール賞』助演男優賞(ノミネート)『エル ELLE』
『セザール賞』助演男優賞(ノミネート)『天国でまた会おう』

主な出演作品
2010年『君のいないサマーデイズ』
2012年『アンタッチャブルズ』
2013年『ムード・インディゴ うたかたの日々』『ラブ・パンチ』『麗しき日々』
2015年『ミモザの島に消えた母』
2016年『エル ELLE』
2017年『天国でまた会おう』
2018年『スクールズ・アウト』 


キャサリン『エマニュエル・ベルコ』

名前エマニュエル・ベルコ(Emmanuelle Bercot)
出身フランス・パリ
生年月日1967年11月6日
経歴『第68回 カンヌ国際映画祭』女優賞
『セザール賞』女優賞(ノミネート)
『モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由』
監督・脚本家としても活動。
『セザール賞』脚本賞(ノミネート)『Polisse』
『セザール賞』監督賞・脚本賞・作品賞(ノミネート)『太陽のめざめ』
主な監督作品
1999年『少女』兼脚本(ショートフィルム)
2001年『なぜ彼女は愛しすぎたのか』兼脚本
2005年『Backstage』兼脚本
2010年『ザ・レイプ 欲望の報酬』兼脚本(テレビ映画)
2012年『プレイヤー』
2013年『ミス・ブルターニュの恋』兼脚本
2015年『太陽のめざめ』兼脚本
2016年『150ミリグラム ある女医の告発』兼脚本

主な出演作品
1998年『ニコラ』
1999年『今日から始まる』
2001年『なぜ彼女は愛しすぎたのか』
2004年『À tout de suite』
2005年『17歳の夏』
2011年『パリ警視庁:未成年保護部隊』
2013年『ターニング・タイド 希望の海』
2015年『モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由』
2018年『バハールの涙』『スクールズ・アウト』 


アポリーヌ『ルアナ・バイラミ』

名前ルアナ・バイラミ(Luàna Bajrami)
出身アルバニア
生年月日2001年3月14日
経歴2011年、テレビ映画『Le choix d’Adèle』で女優デビュー。

主な出演作品
2018年『スクールズ・アウト』
2019年『Portrait de la jeune fille en feu』『Fête de famille』


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『スクールズ・アウト』新感覚スクールミステリーが面白い!

『スクールズ・アウト』は、フランスのベストセラー小説を映画化した作品です。

マルニエ監督が原作を読んだのは、2002年。

『原作の様々なジャンルが混在しているところに惹かれた』

『学園ものだと思って読み進めるうちに、サスペンス調になり、ホラーの要素も出てくるところに、
スティーブン・キングの小説のような面白さを感じた』とコメント。

ポケットマネーで、原作の権利を入手します。

しかし、当時は映画製作の実績が無かった為に、映画化に目途が立たず、一旦権利を返す事になります。

前作『欲しがる女』でプロデューサー『キャロリーヌ・ボンマルシャン』と出会った事で、15年越しに映画化の夢が叶います。

マルニエ監督は『なぜ15年もの間、この作品の映画化への思いを持ち続けられたのか』を考えながら、脚本を執筆していたそうです。

テーマは『思春期の子どもたちが世界に対して持っている恐れ』といった普遍的なものであるとしながらも、

『15年経ったことで状況が変わった世界を反映させて、設定を書き加えている。』

『すべてのエピソードが原作どおりというわけではない』とコメント。

生徒たちが『パティ・スミス』の曲を合唱するシーンは、映画オリジナルです。

『普段なかなか自分の感情を表現できない子どもたちが、音楽という芸術を通じて抑圧された感情を解放できることを伝えたかった』

『教会であえて政治的メッセージのあるロック調の曲を子供たちが合唱するという意外性を取り入れた』と演出意図を明かしました。

生徒たちが、テロ対策の訓練をする様子も描かれています。

『キャスティングを行ったのがちょうど2年前、当時パリではテロ事件が起きたばかりでした。』

オーディションの面接の際『世界をどう見ているか』と子供たちに質問。

最初に出てきたのが『テロに対する恐怖でした』

現実的な要素を描いている事に付いても言及しました。

本作の類似作品として、プロデューサーのボンマルシャンは、

『思春期の子どもの恐れを描いた作品としては、過去にもジョン・カーペンター監督『光る眼』

ミヒャエル・ハネケ監督『白いリボン』といった作品がある』


マルニエ監督も『世界の終わりや世紀末感を描いた作品』として、

ラース・フォン・トリアー監督『メランコリア』

ジェフ・ニコルズ監督『テイク・シェルター』も意識したとコメント。


ボンマルシャンは、本作の提案を受けた際に、丁度『ジャンル映画』に興味を持っていました。

『たとえジャンル映画であっても一つの要素に縛られることなく、映画を製作する際には常に甘辛要素を取り入れることを重視している』とコメント。

生徒がゾンビのように、カメラに向かってゆっくり歩いて来るシーンがあります。

マルニエ監督は、ゾンビ映画のほかに、日本の幽霊も参考にしたと言います。

影響を受けた作品として、黒沢清監督『回路』『クリーピー 偽りの隣人』といったタイトルを挙げました。


『例えば本作の冒頭のシーンでは真正面から人物を捉えるのではなく、黒沢映画のようにカメラを低い位置に設置して撮っている』

『何が起きるかはわからないけれども、何かが起こりそうだという雰囲気が画面の中に漂っていて、それがノイズ音などでも表現されているところ』が、本作と黒沢清作品との共通点でもあると自ら分析。

教師ピエール役に『ロラン・ラフィット』を起用した経緯に関して。

ポール・バーホーベン監督『エル ELLE』で、

ロランが見せた不安を掻き立てるような演技に興味を持った事、ロラン自身も『ジャンル映画』に、関心を持っていた事などを挙げました。

『知名度のある俳優が出演することによって資金調達がしやすくなる』といった現実的な側面がある事もコメントしました。

撮影前の3か月程、若手俳優向けに『コレオグラフィー』と言われる身体の動きのトレーニングを中心としたワークショップを行ったそうです。

『彼らが演技ではなく自然に恐怖を覚えるのは、ホラー映画以上に、それが現実に起きている出来事であるから。』

『その為に、映画の中に過去の自然災害や事件、事故の映像をアーカイブ的に取り入れた』とコメント。

新感覚スクールミステリー作品です!

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まとめ

映画『スクールズ・アウト』を、まとめてみました。

『2019年10月』『東京:ヒューマントラストシネマ渋谷』『名古屋:シネマスコーレ』『大阪:シネ・リーブル梅田』全国公開です!

深まる謎!子供たちの思惑とは?

生徒たちに翻弄される教師が見たものは・・・

『ルアナ・バイラミ』の演技が楽しみですね!

『ルアナ・バイラミ』の今後の出演作品も注目です!

読んでいただき、ありがとうございました。

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