映画マニア、管理人です。
ついに海外俳優との期待できる日中製作映画が公開されそうです。
小説『陰陽師』などで有名なベストセラー作家・夢枕獏が17年の歳月をかけて連載した小説『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』。
その小説を原作とした日中合同制作映画『空海 -KU-KAI- 美しき王妃の謎』が2月24日に公開されます。
総制作費が150億円という壮大なスケールで描かれた本作は、巨匠チェン・カイコー監督がメガホンを取り、主人公の空海を染谷将太さんが演じることでも話題となっています。
何やらスケールが大きすぎて目がチカチカしそうですが、原作小説がファンの間でも傑作としても有名で、映画の事前評価もSNSでとても高く、多くの観客動員数が期待できそうです。
そこで、今回は映画『空海 -KU-KAI−』についてご紹介します。
Contents
映画『空海 -KU-KAI−』あらすじとネタバレ
映画『空海 -KU-KAI−』は、1200以上前に遣唐使として唐に渡った僧侶・空海が主人公です。
空海という名前はほとんどの方が知っていると思いますが、平安時代初期に遣唐使として中国に渡り、真言密教を持ち帰って真言宗を開いた僧侶です。
映画は空海が唐に渡り、世界最大の都・長安で権力者が次々と奇妙な死を遂げるという、王朝を震撼させる怪事件に巻き込まれるところからストーリーが始まります。
空海は、ひょんなことから知り合った白楽天(はくらくてん)という詩人と共に、事件について探り始めます。
ちなみにこの白楽天は実在の人物で、のちに白居易(はくきょい)という名で詩人として大成します。
「長恨歌」が有名ですね。高校の漢文で見た記憶がうっすらとあります。
空海と白楽天は事件について調べるうちに、50年前に唐に渡った阿倍仲麻呂という日本人の存在にたどり着きます。
阿倍仲麻呂が唐の玄宗皇帝に仕えた時代には、のちに傾国の美女とも呼ばれ、国中を狂わせた絶世の美女・楊貴妃がいました。
楊貴妃の命を案じていたという阿倍仲麻呂は、何を知っていたのか?
空海と白楽天がたどり着いた衝撃の真実とは?
ここからはネタバレとなりますのでご注意下さい。
ネタバレは?
楊貴妃は最初、玄宗皇帝の息子の妃でした。
それを玄宗皇帝が無理やり奪ったんですね。
玄宗皇帝は楊貴妃に傾倒するあまり、どこに行くにも楊貴妃を連れ回し、やがて国政をないがしろにしていきます。
そして起きる反乱により、玄宗皇帝は楊貴妃を処刑しなければならなくなりました。
今回空海らが巻き込まれる事件は、この一連の楊貴妃にまつわる事件が発端となっているのです。
空海は、阿倍仲麻呂から詩人の李白に渡された手紙を手に入れ、事件の真相を知るところとなります。
楊貴妃は処刑されたのではなく、「尸解(しかい)の法」という呪術によって仮死状態にされ、墓に入れられた後に掘り出されたということ。
その呪法が現在の唐を悩ます事件の原因だったのです。
空海は、楊貴妃と関わりの深い地で白楽天ともに宴を催し、事件の真相に一気に迫るというのが物語の結末となります。
原作は非常に複雑なストーリー構成となっており、映画ではどのように描かれるのか非常に楽しみです。
夢枕獏さんの17年に及ぶ連載は、自身でも「傑作」と評するほどの出来栄えとなっているんですよね。
原作では空海の相棒として出ていた橘逸勢という人物がばっさり存在をなくされていますし、原作とは違うストーリー展開も考えられますので、要チェックです。
映画『空海 -KU-KAI-』キャストや主題歌は?
それではここで映画『空海 -KU-KAI-』のキャストをご紹介します。
空海:染谷将太
主人公・空海を染谷将太さんが演じます。
染谷さんは1992年生まれで現在25歳です。
まだ25歳なのにはびっくりしました。
7歳から子役として活動を始め、以後多くの作品に出演しています。
近年では映画『寄生獣』『バクマン。』『3月のライオン』などで独特の存在感を発揮し好評を博しました。
2015年には女優の菊地凛子さんと結婚されています。
強烈な個性のキャラクターを演じることが多い印象ですね。
今回の空海も代表作となることは間違いないと思います。
白楽天:ホアン・シュアン
空海と共に事件を探る詩人・白楽天をホアン・シュアンさんが演じます。
ホアン・シュアンさんは1985年生まれで現在32歳です。
マイケル・ジャクソンに憧れて舞踊系の高校に進学しました。
日本でも放送されたドラマ『女医明妃伝』で皇帝を演じて人気となっており、中国では好感度ナンバーワン俳優にも選ばれています。
端正な顔立ちで唐時代の衣装がとても似合っていますね。
楊貴妃:チャン・ロンロン
傾国の美女・楊貴妃をチャン・ロンロンさんが演じます。
1987年生まれで現在24歳。子役時代から活躍を始めています。
台湾とフランスのハーフだということで、映画の予告で思わず目が釘付けになるほどの美しさを披露していますね。
阿倍仲麻呂:阿部寛
事件の鍵を握る日本人遣唐使・阿倍仲麻呂を阿部寛さんが演じます。
楊貴妃とも親交があったという役で、事件にどう関わっているのか注目の人物です。
予告では、どっしりとした重厚感で物語を支えていますね。
阿部さんの中国語での演技が楽しみです。
そのほか、松坂慶子さん、火野正平さん、ティアン・ユーさん、チャン・ルーイー、シン・バイチンさんなど、日中の実力派俳優が名前を連ねています。
また、日本語版の吹き替えには高橋一生さん、吉田羊さん、東出昌大さん、イッセー尾形さん、六角精児さんなど注目の俳優さんが勢ぞろい。
そうそうたる面々です。
むしろここまでの大きな規模ということで陣営の気合は十分にこちらに伝わってきますね。
失敗は出来ないと思っているでしょうね。
染谷将太さんの演技評価は?
空前の規模で制作された映画『空海 -KU-KAI-』ですが、主人公を演じる染谷将太さんの演技評価が気になるところですね。
SNSでの評価を見てみましょう。
いやぁ、染谷将太この当時から演技上手いなぁ(笑) pic.twitter.com/ZFXSMs7QZN
— 裏庭 (@uraniwa1010) January 9, 2018
とりあえず映画観まくってるんだけど、佐藤健と染谷将太はサイコーだわ。
あと、神木隆之介も。演技スゴく上手いよね、この御三方。
— シズ (@susie_shizu) January 4, 2018
実写の「寄生獣」前編をさっきWOWOWで見た。
学校での戦闘やグロテスク描写とかいいところもある、特に染谷将太の演技、ヒミズの時も良かったけど今回もいい。
でも、母を倒すときに、母の意識が残ってて助けてくれるとかやめてほしい。あそこは無情な現実があるからいいんじゃないの?— イエス・ゼノスト(Xenoring) (@Xenoring) December 9, 2017
昨日中国で上映が始まった日中合作映画「空海」ーー中国語では「妖猫伝」の評論が新京報電子版に載っていました。空海を演じた染谷将太の演技を、中国人若手俳優と比べて絶賛していました。早く観たいけど、日本公開は2月なんですよね
— CHIKO (@amigoamigamundo) December 23, 2017
子役の頃から演技が抜けて上手かったというコメントが目立ちました。
なんというか、個性が強烈なキャラクターが多いんですが、それが自然としっくりきているんですよね。
https://twitter.com/shigu6/status/948053564714127360
妖猫传面白かった
中国語一切わからないけど
最後の方でちょっと泣けた
染谷将太の空海もいい味でてた( ´∀`) pic.twitter.com/8trzVBk5QJ
— もんちゃんwithラムさん (@houseingcal) January 2, 2018
先に中国で映画を見たという方のコメントも見つけました。
染谷将太さんの演技、評価されていますね。
これは期待できます。
主題歌はRADWIMPSの『Mountain Top』
ニューシングル「Mountain Top / Shape Of Miracle」2/21発売!
2/24公開映画『空海―KU-KAI―』の主題歌「Mountain Top」と、映画の登場人物・楊貴妃をイメージして特別に書き下ろした「Shape Of Miracle」の2曲を収録。CDと7インチ・アナログ盤の2形態でお届けします。https://t.co/XIKLuXw4bx— RADWIMPS (@RADWIMPS) December 15, 2017
映画『空海 -KU-KAI–』の主題歌は、RADWIMPSが担当することが発表されています。
RADWIMPSといえば映画『君の名は』の主題歌でも有名ですが、今作の主題歌『Mountain Top』は初の海外作品書き下ろしだそうで、全編英語の歌詞のミディアムナンバーとなっているそうです。
映画主題歌といえばもうRADと言われるくらいになってきましたね。
楊貴妃をイメージして作った「Shape Of Miracle」も収録されたシングルは2月21日発売です。
こちらも見逃せませんね。
まとめ
今回は『空海 -KU-KAI–』についてご紹介しました。
空前のスケールで描かれる日中合作映画、今から公開が待ち遠しいですね。
日中の実力派俳優が一堂に揃うわけですから、見ない手はありません。
染谷将太さんの中国語も必聴ですよ。
公開は2月24日です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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